J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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Jリーグファミリーの資格47

2014-01-19 01:57:38 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介レポです。
 Jクラブの付加価値シリーズ8チーム目で、お待たせしました、重鎮の登場です。企業チームじゃねえかという固定観念の方もおられるかもしれませんが、当ブログではクラブ経営と公的貢献のバランスを上手く取られ、なおかつ日本のメジャークラブとして君臨する優れたクラブだと思っています。あと、いろいろと意見もあるでしょうが、2ステージ制騒動で唯一反対の実行行動を取られたサポーターは素晴らしいと思っています。よく一部のサポーターの行動で悪く言う人がいますが、一部と全体を一緒に考えてはいけないと思います。当ブログでの評価ポイントでじっくり分析しています。あくまで個人的な論調ですが、参考にご覧下さい。
    
【Jクラブの付加価値】
<ハード面>
1)サッカー専用スタジアム
 ご存知、「埼スタ」こと埼玉スタジアム。専用スタジアムでは、収容人数は63,700人で、アクセスは最寄の浦和美園駅から歩いて  分とは環境面は良いです。実は工事中の時に埼スタを観た事があります。
2)専用練習場
 大原サッカー場で、ほぼ毎日練習に多くのファン・サポーターが見学に訪れ、クラブハウス2階には「サポーターズカフェ」があり、1階前面の「観戦スタンド(197 席)」がファン・サポーターで利用可能。
3)アカデミー
 ユース、ジュニアユース、ジュニアのアカデミーが組織されているようです。2013年よりジュニアが新設され活動を開始。4種で実績を残している埼玉県下の小学生を対象にセレクションを実施。 セレクション応募者数は全国でも有数。ちなみにネクストの寄持選手がレッズユース出身。
4)後援会等支援組織(チェック機能)
 さいたま市長が会長を務める「レッドダイアモンズ後援会」という組織があります。運営委員ブログを観ると、活動内容がよくわかります。この後援会の下に「スチュワード」というボランティア組織があります。やはり、ボランティアはクラブとは一線を介し、後援会の下部というのが理想的な形態なのでしょう。J1浦和には、団体別に登録するオフィシャルサポーターズクラブがあり、それに対して個人単位で入会できるファンクラブ的な組織と言えます。つまり、オフィシャルファンクラブをクラブ管理ではなく、独立させているという事。クラブ直轄で活動や運営が今一つよりは、こういう別組織がベストなのかもしれません。
 また、後援会ではありませんが、こちらのクラブでは「iDEA For REDS! メール」として、公式HPに専用バナーを設け、クラブ運営の仕組み、構造などを生み出すアイデアの置き場として広く開放されています。「意見があれば公式アドレスに、名前、連絡先を書いて」ではなく、提案内容とアドレスのみという相手側に立ったやり方で好感が持てます。ファン・サポーターを尊重している事がよくわかります。
     
5)選手会活動 
 こちらの選手会は、過去にハイチ地震被災者への救援金寄付や、悪性リンパ腫の重病患者治療に向けた骨髄バンクへのドナー登録啓発活動などを実施されています。また、Jリーグ初となるクラブ公認のOB選手会として、「浦和レッズOB会」を2011年に発足。地域貢献や引退する選手のサポートなどを目的とし、2012年には障害者サッカー教室、浦和レッズパートナー交流フットサル大会等のイベントへ参加協力。昨年は地元商工会議所とフレンドリーマッチを実施されています。

<ソフト面>
1)情報公開(役員名簿や出資社などの経営面)
 会社概要ページに、30社の株主名簿(出資比率も)、役員名簿もキチンと情報報開示されています。企業チームですが、役員にさいたま市長、県副知事とチェック体制ができていると思います。こういう情報公開ができる、できないが公共財として資格があるかどうかではないかと個人的に思います。   
2)スタジアムイベント
 J1浦和に興味がある人、サポーター、そうしたチームに関わる人を「浦和人」と称し、「集え!浦和人」企画として、昨年7月から毎月、ホーム埼玉スタジアムでのイベントを実施。シーチケサンクスデーや「レッズサマーフェスタ」等を開催されています。
 公式HPに「ホームゲームイベント情報」ブログがあり、そこを見るとスタグルなり、ホーム試合ごとのイベント情報が賑やかに掲載されています。
3)広報誌
 後援会の会員向けに会報誌「RD EXPRESS」が年3回発行されています。

4)
協賛店制度
 後援会が48店の「レッドダイアモンズ後援会協賛店」を運営されています。後援会の会員である企業や店舗がサポーターやファンの交流の場となり、より地域に密着したチームに育て、チームと地域と企業やお店がともに発展しようと創設。会員は協賛店で会員だけの特別サービスを受ける携帯電話を使った新しいサービス「モバイル協賛店ナビ」も開設。
5)地域の後援会組織
 
後援会に特に支部会組織は見当たらず
6)サポーターカンファレンス 
 「Talk on Together」というサポカンを、クラブ主催で毎年実施されています。ファン・サポーターとシーズン前にのクラブの取組みやチームづくり等について語り合う目的で開催。当日の模様はFM局「REDS WAVE」で生放送され、インターネット放送「サイマル ラジオ」でも聴けるとか。オープンでいいですね。
      

<ハート面>
1)Jリーグ百年構想
 レッズといえば何と言っても「レッズランド」です
。オープンの式典で、川淵チェアマン(当時)が涙を流すくらいに、素晴らしい施設です。どれくらい素晴らしい施設かは、当ブログの訪問レポ記事をご覧下さい。また、異競技交流活動として、「プライドリームス埼玉」という活動があります。埼玉県に本拠地を置き、全国トップリーグまたはそれに準ずるレベルで活動していて本会の目的に賛同するスポーツチーム(J1浦和や大宮、プロ野球・埼玉西武など9チーム)またはスポーツ選手によるスポーツ交流イベント。   
2)東日本復興支援
 「東日本大震災等支援プロジェクト」を実施され、公式HPのトップページにバナーも貼られています。ホームゲーム会場、レッドボルテージ、レッズランド、ハートフルスクール会場で、支援金箱の設置。支援金口座の継続開設、被災地・被災者に対する取り組みとして、被災地でのサッカー教室(6回)などを実施されています。また、社会貢献活動として、「SPORTS FOR PEACE! プロジェクト」を、「国連の友アジア-パシフィック」と連携して周知活動を行っています。

3)選手による社会貢献活動
 選手による学校訪問も昔から活発です。SPORTS FOR PEACE!』プロジェクト」があります。すでに提携関係にある国連関連機関の「国連の友アジア-パシフィック」と連携し、スポーツの素晴らしさを伝えて広めていき、人権擁護を含むクラブ内教育活動を実施。FOUNAP、自治体等関係機関による各種啓発活動に積極的に選手・スタッフも含めて参画。
4)市町村デー
 特に見当たらず。

5)ファン・サポーターとの交流イベント
 毎年、シーズン開幕前のファン感として「REDS Festa」を開催されています。また、レッズランドで毎年(5回目)となる「レッズランドdeクリスマス!」が開催され、選手が参加しています。
「Jクラブ付加価値」全体:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130101
 〃 J1川崎:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130825
 〃 J1甲府:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 〃 J2鳥取:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121021
 〃 J2湘南:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120123
 〃 J1仙台:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111230
 〃 J2松本:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111030
 〃 J1柏:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111126 

 運営規模など文句なく日本一のJクラブですが、こうした観点から観ても素晴らしい内容です。売上規模から観て、商業主義と思いながら社会貢献活動も立派にされています。全国に多くのファン・サポーターを有しながら、地元埼玉にもしっかり根を張られています。
 こちらの橋本社長がJリーグ理事を退任するんだなぁと思っていたら、クラブ社長も辞められるとか。2011年の最終戦での大ブーイングから、2ステージ制騒動まで気苦労が多かったと思います。ゆっくり休んで下さい。
J1浦和関連:23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /   

コメント
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