生観戦レポです。
昨日、シャルムスタジアム(神原スポーツ公園)で開催されたなでしこリーグ2部、吉備国際大学シャルム岡山高梁のホームゲーム、バニーズ群馬FCホワイトスター戦の観戦に行ってきました。この試合はなでしこリーグ1部昇格向けた大一番で、バニーズさんは1巡目の前回で1-2で負けている相手。リベンジを果たしたい相手でもありました。
久しぶりの高梁でのホーム観戦。調べてみると前回行ったのは13年前の2012年でした。今回は仕事関係者の接待観戦ということで気合が入り、遠方という事もあり、3時間前に到着。席取りも多分激しいだろうなぁと思って行きましたが、余裕の一番乗りでした(笑)。ゲート付近にいた加戸選手から「早い〜」と言われてしまう。ファジの試合のつもりで来ましたが、ちょっと早過ぎたか。
11時半開場という事で、いくらか待機列があった中で入場すると、屋根付き席に何とか座れました。周りはコアのおじさんサポーターばかりでした。スタジアムは、前に来た時は今の人工芝グラウンドが試合会場でしたが、その後整備されたそうです。陸上トラックを取り払った作りの立派なスタジアムで、アウェー席はなくメイン席のみ。スタジアムの真横に平松政治球場という野球場があって、ここで野球部が練習するんだなと思いました。
この日の相手は2位のバニーズさん。1位2位対決になりました。相手の野田朱美監督はプロジェクトXでリスペクトした、元日本代表戦士で日本女子サッカー界のレジェンドの野田監督(あの岩渕選手の師匠だとか)。お姿を観れて大変光栄でした。
キックオフ。サポーター席は賑やかでした。さすがホームスタジアム。倉敷や笠岡とは雰囲気が全然違う。サポーター応援の声も音も大きい。立ち上がりは押されていました。足元も向こうの方が上手く見えました。ベンチが目の前なので、太田監督のコーチングがよく聞こえました。崩されて失点。「ようわからんジャッジが続いているぞ」と後から聞こえる。ずっと相手のボール保持が続いていました。
続いてCKから頭で入れられる。厳しいという声が横から聞こえました。相手はポゼッション、こっちは放り込むカウンターのスタイルか。給水タイムの後は少し攻められるようになってきました。よく見ると加戸選手が担架要員席に座っていました。確かによく観えるでしょう。向こうの11番ワイアット・アヤノ選手が足元が上手かったです。前半終了。
後半スタート。
すいません、後半は余りメモが残っていなかったです。それくらい試合に見入っていたのかな。横の人が「向こうのチームの愛称って、バニーズとホワイトスターとどっちなの?」と変化球のような疑問を口にされていました。後半はだいぶ攻めれていましたが、得点には至らず、0-2の完敗になりました。西村選手はアカデミー出身でした。これで個人的に少し馴染みが出たかな。岡山県出身で倉敷市立北中からシャルムU15、高梁日新高からシャルムに入団しています。すごい、11番は地元で生え抜き選手だ。ホームグロウン満点じゃないですか。
また、林心音選手がなでしこリーグ初出場となったようです。よく見ると背番号44がお手製で貼り付けたユニフォーム。ああいう景色もなかなか観られない。秘密兵器登場だとざわついていました。まだ18歳とは思えない堂々としたプレーで、大物になる雰囲気がありましたよ。この日早朝の「KICK! OFF OKAYAMA・KAGAWA」でシャルムが取り上げられていました。
【KICK! OFF OKAYAMA・KAGAWA】
この試合まで13試合9勝3分わずか1敗。その快進撃の最大の要因はフィニッシュのシュート。攻撃的なサッカー。誰がゴールとってもおかしくない状況。攻撃力の進化。去年の同じ時期と比べると、得点の数は3倍以上に、1試合で2点から3点の計算になる。
太田真二監督「昨年4月半ばから5月まで0得点だった。そこからシュート練習を徹底してやったので6月に勝ち出して点数が入り出した。あの教訓が選手たちになるので、攻撃に対して特にシュートを決めることに貪欲になっている。」
その攻撃陣の注目は全34得点中9得点をマークしている西村選手。シャルムのアカデミー出身。裏への抜け出しと左足のシュートを持ち味にチームの得点王ランキングでトップを走っている。
西村選手「自分の得意な形に無理矢理でも持っていってシュートを打つことを心がけかけている。」
チームのキャプテンでゴールキーパーの佐喜眞選手は攻撃力の強化が主力の強化にもつながっていると。
惜しかったですね。結局今季はバニーズさんには2連敗。唯一負けたチームになりました。順位表を見てみると、勝ち点30で並びましたが、得失点差が大きく辛くも首位を死守できました。試合後は表彰コーナーでした。敢闘賞は青山、林選手。シャルムMVPは工藤選手でした。また観戦に来たいですね。
#がんばろう石川 #がんばろう能登