J OKAYAMA ~岡山サッカーの桃源郷へ

岡山サッカーファミリー(ファジアーノ岡山等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」・・・情報ライブラリ的ブログ。

東京ヴェルディを参考に10

2015-01-31 00:08:57 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ヴェルディさんは昨シーズンも成績面(J3降格圏の一歩手前)でも経営面でも大変苦戦されていました。ただ、当ブログではヴェルディさんを昔から評価しています。Jリーグバブル時代の栄光が忘れられないとか、そういうものではなく、実は地域密着で地域貢献活動を行っている立派なクラブだと認識しているからです。格好だけで選手を街に出したがらない、親企業のない企業チーム化しているクラブがあるとすれば、そんなところよりよっぽど付加価値が高いかなと。ヴェルディさんは一昔前とは全く違う経営構造であり、昔の負の遺産、競争が激しい首都圏という不利な環境でなければ、きっとJリーグ百年構想の優等生になるのではないかとも思っています。そんな中で、いい事例がありました。まずは育成支援クラブ設立について。去年の秋の情報ですが、以下抜粋して紹介。
   
【東京ヴェルディ育成支援クラブ設立】
 J2東京Vは、未来の日本サッカー界を支える人材を育てることを目的とした、育成サポートクラブ「東京ヴェルディ育成支援クラブ」を設立。昨年11月より募集開始。
・設立趣旨(抜粋):
  「東京ヴェルディ育成支援クラブ」は首都・東京に本拠地を置く東京ヴェルディから、将来Jリーグや日本代表、さらには世界で活躍する選手を育てるために設立された協賛型の育成サポートクラブ。中期的には、東京オリンピック代表に、首都東京のクラブとして一人でも多くの選手を輩出することを目標。集めた会費は、クラブの伝統ある育成組織を維持・強化していくために、アカデミー部門を中心とした育成支援活動及びスクール事業を中心とした普及支援活動に活用」
・支援内容:
 ①アカデミー部門の合宿・遠征・練習試合等の費用補助
 ②アカデミー部門の環境整備費用補助
 ③その他普及活動費用補助
・会 費:
 ・個人:1口3,000円(税抜) / 法人:1口10,000円(税抜)
 ※複数口でのお申込も可能です。
・特 典:
 東京ヴェルディ育成支援クラブ設立記念会への参加権(育成選手との撮影会(集合写真)あり)
 個人:1口につき1名参加、法人:1口につき3名参加
 ※特典は予定です。変更になる場合がございますので予めご了承ください。
・申込期間:
 第一次募集期間:2014年11月1日~2015年1月31日まで
J2東京V公式HP該当ページ:http://www.verdy.co.jp/ikuseiclub/
J2東京V公式PeaTiXアカウント:http://verdyikuseiclub.peatix.com/

 こういう事例は、セレッソさんの「ハナサカクラブ」から始まり、すっかりJクラブ中に広がっていきましたね。いい取り組みだと思います。ヴェルディさんといえば、昨シーズンのJリーグアウォーズで「最優秀育成クラブ」を受賞しています。やはり、育成については誇りがあるのでしょう。ぜひ、育成クラブから見事復活され、J2いやJ1にもう一度戻ってきて、昔のような雄姿を見せて欲しいですね。次はホームタウン協定です。
    
【東京都板橋区とのホームタウン協定】
 東京ヴェルディおよび日テレ・ベレーザは、東京都板橋区とのホームタウン活動における協定を締結。
・連携協定締結日: 2015年1月29日(木)
 板橋区役所にて行われた「連携協定締結式」にて締結、発表いたしました。
・連携協定締結チーム
 東京ヴェルディ(明治安田生命Jリーグ)、日テレ・ベレーザ(プレナスなでしこリーグ)
・連携協定締結理由
 板橋区が「いたばし未来創造プラン」で展開されている成長戦略「感動を呼ぶスポーツによるホームタウンの創出」の一環において、両クラブがホームタウン東京都のスポーツ普及と振興、地域の活性化や青少年の健全育成に取り組んでいる点に着目し、事業協力を提案。共同事業を行うにあたり、連携をより明確にするため、包括的な協定を締結。
・共同事業内容
 ①「板橋区サンクスマッチ」の開催
   2015年4月1日(水)/2015明治安田生命J2リーグ北九州戦
 ②「いっしょにスポーツたのしみ隊!ヴェルレンジャー」の小学校派遣
   ※東京ヴェルディのサッカースクールコーチによるスポーツ振興活動
J2東京V公式HP該当ページ:アドレス

 板橋区から申し入れがあったというのはいいですね。日頃の地域貢献活動が評価された訳ですね。他のクラブの中には、営業の費用対効果を考えてホームタウンの区域を狭めようという残念なところもあるのかもしれませんが、今のJクラブの流れはホームタウンエリアの広域化です。ヴェルディさんでは、小学校訪問スクールを「いっしょにスポーツたのしみ隊!ヴェルレンジャー」という事業名に統一され、活発に活動されています。当ブログでは、学校訪問は選手が行くべきという考え方ですが、ヴェルディさんではトップ選手やベレーザ選手も飛び入りで顔を出すようですね。素晴らしいです。
 公式HPの「地域活動」ページを見ると、ホームタウン活動をきちんと報告されています。情報開示に重きを置いていないところ、情報開示はファン・サポーターへの義務として、きっちり報告しているところと、くっきりと分かれますね。当ブログでも、募金活動など他の分野も含めてきちんと報告できているところが、正しい「Jリーグクラブ」だと思っています。
 ヴェルディさんは、他にも多摩市稲城市ともホームタウン協定を締結されていますね。この調子でもっともっと地域に根差した素晴らしいクラブになって欲しいと思います。
J2東京V関連⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141019
   〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140729
   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140305
   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140108
   〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120514
   〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070831
   〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070318

   〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070213
   〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070205


バスケットボールリーグについて25

2015-01-30 00:01:01 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 昨日、あの元Jリーグチェアマンの川淵氏が、バスケ界のタスクフォースのチェアマンに就任したというニュースが流れました。何となく、Jリーグ開幕の’93年頃を思い出すニュースです。写真を見ると、さすがにあれから年数が経っているので、川淵氏の表情にも年輪を感じますが、気持ちは益々血気盛んな事でしょう。いろいろと報道が流れていますが、まとめて要約して紹介します。
   
 以下、会見要旨を抜粋。 
 国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を受けた日本バスケットボール協会の改革を主導する特別チーム(タスクフォース)の初会合が28日開催。今夏のリオデジャネイロ五輪予選までに資格を回復するため、6月初旬をめどに改革案をまとめる方針を確認。チェアマンには日本サッカー協会最高顧問の川淵氏が就任。補佐役として、FIBAのインゴ・ワイス財務部長が実質のNO・2を務めるとか。他のメンバー(計10名)は以下のとおり。
・日本協会の梅野会長代行
・元日本女子代表選手で早大女子ヘッドコーチの萩原氏
・日本オリンピック委員会(JOC)の青木副会長
・日体協の岡崎専務理事
・電通の中村執行役員
・NBL東芝の林部長
・弁護士
・文科省の久保局長(オブザーバー)

 6月上旬までに改革案をまとめ、日本の16年リオデジャネイロ五輪予選出場に道を開く算段。議題は以下のとおり。
①男子リーグの統合
②日本協会のガバナンス(組織統治)強化
③日本代表の強化体制確立

 テーマごとに作業部会を設置。川淵氏は「一つの夢のあるリーグに移行していくかがすべて」と述べ、①を優先する方針。NBLとbjリーグが並立する男子リーグの一本化を主眼に、他のテーマについても議論し、会合は計5回の予定で、次回は3月上旬。現在、企業チーム中心のNBLと、プロリーグのbjリーグが併存しているが、川淵氏の新リーグの性格についての私見は以下の通り。
①5,000人規模のホームアリーナ
②練習場の確保
③選手の最低年俸1,000万円
④行政の支援

 これらの条件を満たすクラブを選び、「決まったら、そこに選手を(移籍させて)補強する」との事。川淵氏は、男子2リーグを協会傘下のトップリーグとしていかに統一するかを、最大の問題として指摘。ポイントに地域密着を掲げ、「選手のため協会や関係者がどう努力するか。日本バスケット界のことを真剣に考えたら、解決できないわけがないと信じている」とコメント。
 川淵氏は、新リーグをプロリーグとし、2016年10月スタートを目標にすると表明。さらに、企業名入りのチーム名については「地域に根ざしていれば、絶対ダメということではない」と柔軟な姿勢をみせたとか。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20150127-1426856.html
時事通信該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150128-00000147-jij-spo
毎日新聞該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150128-00000065-mai-spo

 今朝の日経新聞の記事には、川淵氏が一番の課題として挙げているのが、リーグへの出資者の存在。リーグが資金不足になるたびに、出資者を募ってきていたそうで、その部分をどするのかという点です。当ブログでも以前の記事で触れています。いくら理想が高くて正しくても、「お金」の問題が足かせになる可能性があります。
 それにしても、いい流れになってきましたね。バスケ界で自分達で正常化できないから第三者委員会を作るという事ですが、まさか、あの川淵元チェアマンが、バスケ界のチェアマンになって、采配を振るうとは思っていませんでした。それだけ、この問題は根が深いのかもしれません。
 タスクフォースの顔ぶれも、五輪委員会や日体協も名前が入っていたので、予想以上のブレーンが揃いましたね。ぜひ、これを先進事例として、他のスポーツで問題が生じた時にも、同じようにタスクフォースを活用してはどうでしょうか。閉ざされた空間で、自分達で解決を図っても難しい問題は、他のスポーツ界にもいくらでもあると思います。
 例えば、村井チェアマンが「チャレンジ」と称する今シーズンからの、2015明治安田生命Jリーグの改革、数年して計画が頭打ちになって逆効果という結果になったら、ぜひタスクフォースを結成して欲しいです。個人的にはその中には選手代表と、ファン・サポーター代表を加えて欲しいと思います。
 ‘16年のリニューアルだそうですが、世界に誇れてアジアの代表となりうるべく活躍ができ、日本全国にわたる「地域の宝」となることを強く祈念しております。
バスケットボールリーグ関連:27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /


日本代表のこと・・・270

2015-01-29 00:04:30 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 今朝のスポーツ新聞の見出しに「アギーレ監督 新疑惑」があってビックリしました。ブラジルW杯が終わってから、いろいろな面で賑やかな事が続いているし、かといって一向にいい方向に進んでいるようには思えません。以下、マスコミ報道をまとめた形で紹介。
   
 アギーレ監督に新たな疑惑が浮上。スペイン1部リーグのサラゴサ監督だった2011年5月にクラブのマネーロンダリング(資金洗浄)に関与している可能性があることが27日判明。イグレシアス会長が、アギーレ監督や複数選手の口座にボーナス名目で総額96万5,000ユーロ (約1億1,100万円)を入金し、その後、帳簿に残らない形で再びサラゴサに戻し、資金洗浄に使われた可能性があるとか。事実なら悪質な犯罪行為に該当し、八百長問題以上の波紋を呼ぶとしています。

 また、サラゴサ監督時代の'11年に2回。アギーレ監督の口座にクラブからボーナス名目で計8万5,000ユーロ(約980万円)が振り込まれ、その後2日にわたって同額が引き出されたとされています。引き出された後の金の動きは明確ではなく、関係各所の銀行口座を調査したスペイン検察当局は、八百長の対戦相手のレバンテ側に渡った可能性があるとして「八百長疑惑がある」とバレンシアの裁判所に告発しています。
 スペインリーグ関係者は「その金は、マネーロンダリングされた疑惑がある。検察はその可能性も視野に入れているはず」とコメント。口座から引き出された金は再びサラゴサ側に戻ったが、帳簿に記載せずクラブが裏金を作ったとの疑惑。サラゴサは約2週間後に、倒産に値する「債務の法的整理を目的とした倒産法の適応申請」を実施。債務は1億1,000万ユーロ(約127億円)だったとか。

 スペイン各紙は裁判所が、検察当局の告発を受理したと報じているが、日本協会の調べでは、まだ受理はされてないという。曖昧な状況だが、同監督が休暇中の2月に出頭命令を受ける可能性はあるとしています。今後の捜査は資金洗浄の疑惑に転換される可能性もあり、もし、その過程でアギーレ監督が報酬を受けたとしたら、脱税疑惑にまで発展することも考えられるそうです。八百長疑惑に加え、マネーロンダリング疑惑に、脱税疑惑と報じています。
 ちなみに「マネーロンダリング」とは、犯罪行為で得た不正資金や賄賂を口座から口座へ転々とさせ、資金の出どころや受益者を隠す行為。麻薬取引、武器密売、人身売買などにも絡み国際社会で問題視されている行為。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20150128-1427160.html

 個人的にふと思ったのは。八百長疑惑から別の疑惑にずれてきたという事で、あくまでポジティブに捉えたものですが、八百長では証拠が掴めそうにないので、方向を変えたという、見方もあるのかなと。普通で行くと、ダブル、トリプル疑惑で受理間近という空気ですが、ひょっとしたら、何も証拠らしきものが提出されず、自然消滅するのではないかという事。そうであって欲しいですが、今の疑惑状態は早く白黒をつけて欲しいですね。
 ただ、アジアカップを戦った選手には、アギーレ監督の采配が概ね好評という報道もあったようです。「監督としての手腕に疑いの余地は全くない。戦術、気持ちの持っていき方、勝負にこだわるところなどうまさを感じた。選手にかける言葉、戦術は凄い」という選手の声があります。

 カペッロ監督説に続いて、スコラリ監督説が出てきましたね。日刊ゲンダイの記事ですが、南米サッカー事情に詳しい某マスコミ関係者で「実は、昨年末から水面下で次期監督選びが進んでおり、W杯優勝経験を持つ大物指揮官に白羽の矢を立てたようだ」という情報です。それは誰かといえば、前ブラジル代表のスコラリ監督です。ブラジルW杯の準決勝で敗退し、監督を辞任していますが、'97年に短期間ながらも磐田さんで指揮を執った経験もあり、日本サッカーへの理解度も高く、適任者と言われています。記事では、アギーレ監督の告発状が受理されると解任され、フェリペ体制に移行する可能性が出てきたとしています。
 確かに適任ですね。当ブログではアギーレ監督の潔白が証明されるのが本意ですが、この疑惑状態が長引き過ぎるのはよくありません。最悪の事態になればスコラリ監督でいいじゃないですか。個人的にはフェリペ監督(磐田時代の登録名)の方が通りますが。


カリスマの存在174

2015-01-28 00:02:03 | カリスマの存在

 事例紹介コラムです。
 毎年、この時期に某黄色いチームのサポカン(スタートミーティング)が行われており、きちんと公開される議事録を読んでいます。監督ほかクラブの体制が大きく変わった今年、内容が濃かったですね。J1柏のサポカン歴は長く、J1優勝するまでは「イエローハウス」という事で毎月のようにサポーターと対話をしていました。優勝した2011年から開催回数も減りましたが、あの毎月のようにイエローハウスをやっていた時代があるから、去年までの黄金時代があったと思います。今回、三度の監督の内部昇格という事で、議事録を読んでもお互いの緊張感が伝わってきました。質問する方も答える方もベテラン中のベテランという感じでした。以下、抜粋して紹介。

【概要】
・日時: 2015年1月17日(土) 18:30~20:40
・会場: 柏の葉カンファレンスセンター
・来場者数: 約350人
・登壇者: ㈱日立柏レイソル 萩原社長、寺坂GM、渡辺ダイレクター
 
【監督、ダイレクターの交代について】
寺坂GM: 
 吉田監督に替えた理由は、今までよりも、より良いチーム、より強いチームを作るために今回の体制を、我々が持つ基盤を基にしてこの体制にしたということ。後退的な、いわゆる経営状態とかクラブの持つ経済状況を気にして、やむを得ず育成型のクラブを目指すという訳ではない。より強くするためのイノベーションのつもり。我々が指標として持って、こういうクラブ作りをしようという、その指標の目標値に今到達したというところは思っている。
 アカデミーからトップのチームまでシームレスな形で同じサッカーをやっていく。アカデミーの選手をたくさんトップチームに使ってそれで勝っていこうと単に考えているわけではなくて。アカデミーの選手だけで勝てるのか、吉田達磨で大丈夫なのかというご意見があったようですが、アカデミーの選手一点張りでなんて考え方はしていないし、吉田監督も、勝つためのバランスを考えた上での選手の編成というのを望んでいるので、とにかく数の問題ではない。
 育てるというのは非常に難しくて自分たちが思っている選手を自分たちが任意でしっかり育てていくというのはなかなか難しいことだと思うし、当然そういう意味でトップチームの選手を揃えるためにアカデミーの選手を育てあげる中で、充足できないものというのは当然ヘッドハンティングで持ってこなければいけない。数を、アカデミー出身者をトップチームに揃えたからといって、アカデミーを主体にしたトップチームをやっていくという言い方には、当たらないと思う。

    
質問者A:
 昨日あたりから練習見学で、バックスタンドの檻みたいなところに入れられて、選手の練習は遠くからは見えるが、ほとんど目では見えないという状況になっている。去年まで真横で見られるというのがファンにとっては素晴らしい環境だったが、いきなり、練習ゾーンから締め出されているので、どういう経緯でこうなったのか。
寺坂GM:
 1つは監督の要望。現時点では、暫定的な形だと聞いている。不特定多数の来場者に門を開いているので、分からないという状況もあって、少し神経質になっている部分もあると思うが、クラブとしては現状は監督の意思を尊重したいと思う。現状ではとりあえず暫定という形で聞いているので、現場の意思を今は尊重して欲しい。
質問者B:
 監督交代で内部から昇格という形は、どうしても2009年のことがあって不安な部分がある。他の監督候補もいて、比べた結果、吉田監督がベストだという決定だったのか、それとも吉田新監督ありきの話だったのか。
寺坂GM:
 吉田監督ありきで決定した。 ネルシーニョ前監督からもレイソルの将来をどう考えているのかという話が数年前からあり、逆に自分からはネルシーニョに育成の話を色々して、5年間経った。そういう中で、まずは吉田達磨という人物が脈々とうちのアカデミーという組織を守ってきた旗頭と判断した。吉田達磨をレイソルの監督にするという前提は実は3、4年前から考えていた。
質問者C:
 運営会社としては、収支を拡大して、観客動員を増やしていくという面でどういう考えがあるのか。スタジアムに来てくださいという姿勢が会社から、チームから感じられない実態だと思うが、レイソルとして企業努力が足りないんじゃないかという風に常々感じているが。どういう考えか。
萩原社長:
 今このスタジアムをこれから拡大しようということは今のところ考えていない。このスタジアムが満杯になって、もうどうしようもないというくらいになって、はじめて将来的に拡大という話が出来ると思う。まずは今のスタジアムでもっと観客動員を拡大していくというのが我々のスタンスだと思っている。集客努力が足りないのではないかという点は、不十分だろうという事だと思うので、そこは我々もよく検討していきたい。
 また、スタジアム自体の施設部分で細かく出来るところからファン・サポーターより観やすくなるようにしたいと思っており、やれるところからしっかりやっていきたい。

 質疑応答で、まずは練習場の問題。去年までは間に何も隔てるもののなく、選手と近い位置で見学できたのに、チーム体制が変わって見学エリアの変更がありました。横の桜並木から、スタンド下のネットで遮られた空間に追いやられて不満が出ていたようです。フロントの説明では、暫定的なことのようなので、心配はないようですね。他のクラブでは、ネットで四方を囲われた練習場や試合会場が多いようですが、こちらの環境を見ると間には無いもないのが理想的な環境という事がよくわかりました。

    
 他に一番気になる「内部昇格による新監督就任」の話題がありました。今シーズンはトップチーム27名中15名がアカデミー出身の選手という状態になり、育成型にどんどん特化していくという返答だと思っていましたが、予想に反して「アカデミー出身者をトップチームに揃えたからといって、アカデミーを主体にしたトップチームをやっていく訳ではない」という回答でした。当ブログでも、よそのチームのように「アカデミー閥」の弊害が生じるために、アカデミー組と移籍組のバランスだと思います。そういう面では良かったのではないでしょうか。
 あと、3、4年前から吉田体制を考えていたという事ですが、結果が出ればいいが、出なかった場合はどうするのか、その部分はなかったですね。例えば前半で降格圏の順位に落ちてしまったら、後半は荒療治をする覚悟があるのか。それができなかったから2009年の2度目のJ2降格の憂き目を観る事になるではないでしょうか。

 他に「他のクラブに比べて情報の発信の遅いために、ファンやサポーターを逃してしまうという風に感じている。情報発信についてどういう風に考えているのか」という質問もあったようですね。でも柏はSNSなどよくやっていると思います。広報ブログも一昔前は「毎日更新」していたし、ツイッタ―やフェイスブックもちゃんとやっている。限られた人しか情報を受け取れないLINEくらいしかやっていないところもある中で、情報化が進んでいる方だと思います。広報ブログのスキルも全然高いと思います。

 興味がある人は、クラブ公式HPの議事録をお読みください。サポーターカンファレンスをきちんとやっているところ、やっていないところといろいろありますが、柏は歴史があります。ファン・サポーターとフロントがしっかり対峙して、実りある対話をして、一緒に肩を組みながら前進していっていると思います。いろいろ観ていると、サポカンはサポーターから開催を促すものではなく、本来はチームの管理人であるフロントから事業監査的に自主的に行うものだと認識しています。サポカンは当ブログでの評価基準「Jクラブの付加価値」のうちの一つ。各クラブのサポカンの状況はこちらの記事をご覧ください。
 柏は、募金活動は毎月公式HPで報告があるし、サポカンをやればすぐに公式に議事録を載せるし、本当に付加価値の高いクラブだと思います。当ブログでの「カリスマの存在」ですね。
J1柏公式HP該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/news/2015/013277.html


ボランティアの力203

2015-01-27 00:04:01 | 旧OSS、県サッカー協会関係

 講習会開催レポです。
 昨日、Cスタ(旧カンスタ)の1Fルームで、2年ぶりという事で第2回AED等講習会を開催しました。OSS委員会メンバー向けの研修会ではありましたが、どなたでもOKという事で、メンバー外の方も来られました。前日まではちょっと今回は参加者が少なかったかなと思っていましたが、当日参加が続いて、結果的に、前回と同じ人数になりました。ピッチではジュニア世代の地区対抗戦がおこなわれていました。
   
 何人かは車での参加でしたが、この日は何か岡山総合グラウンドで大会かイベントがあったのか、ゲート前が渋滞気味。役割分担でしまくんに駐車券の渡し役で行ってもらいましたが、やや混乱していました。会場は、2年前と同じ1Fウォーミングアップ室。いつもはアウェーの選手達の控えエリアになるところでした。
 今回の講師である日本赤十字社岡山県支部の方々が到着されました。年配の男性リーダーさんと他に女性2名。聞くと、皆さんボランティアだとか。女性の方が「このスタジアムは初めて」という事でしたが、この講習会を2年前に始めたきっかけがJ1松本の松田選手の事故と言うと、その事故の事は知っておられました。
   
 メンバー以外の方々が続々と到着。FSSメンバー(森氏や槙さん)の他に、元FSS代表のTAN氏、フットサル仲間の小さん、サポーターのMさん父子。特にお父さんはよくCスタでお見かけしていましたが、この2人が実は親子だったとはとビックリでした。
 急な当日参加でTAN氏登場。久しぶりですが、元気そうです。最近同じマラソン仲間となった嶋くんと、ランニング談義をしていました。参加申し込みが無かったもつ鍋氏が連れてきましたが、いつものようなふらふらとした対応に周りのメンバーから「申込んでない人は参加不可」と茶化されると、「取材です」と言ったので、OSS委員会公式ブログのレポ記事を書いてもらう事になりました。でも、1時間で途中退出したので、レポも半分だけの内容になりそうです。
   
 研修内容は初めに「止血」について。ここを抑えたら血が止まるという風に、体のいろんなところについて解説されました。こんな部位を握っても止まるんだという風にとても参考になりました。
 今度は人形を5体置いて、数人ずつのグループに分かれて研修しました。まずは、胸骨圧迫と人工呼吸法。2年ぶりにやった訳ですが、当方も胸を押す手が左右クロスにずれていて、しっかり前に垂直に合わせるとチェックされ、やはり時々はこういう講習を受けなければいけないなと実感しました。胸骨圧迫は「強く」「速く」「絶え間なく」を意識して行います。人工呼吸は前回はガーゼを講師(消防員の方)が用意してくれましたが、今回は専門用具が登場しました。これはそっと通勤カバンに入れておく事にしよう。有料でしたが、協会で買っていただけました。
   
 続いて、AEDの機械登場。やはり何となくは覚えていましたが、細かい部分はすっかり忘れていました。やはり、時々はおさらいしないと。専務理事さんとも話をしましたが、毎年だったら参加具合が少ないが、少なくとも2年に1度はやらないといけないと思いました。
 本番に遭遇してしまうと、参加したメンバーは誰もがビビってしまうと思いますが、一番携わりやすいのは、一番体力を消耗する胸骨圧迫を誰かが行っている時に替わってあげる事ではないでしょうか。

「一次救命処理」の手順は以下のとおりです。
①意識の確認 → ②協力者を求める → ③119番とAEDの依頼 → ④呼吸をみる →⑤胸骨圧迫30回 →⑥機動確保 →
⑦人工呼吸2回 →⑧胸骨圧迫30回と人工呼吸の繰り返し →⑨AED装着 →⑩心電図解析(機械による) → ⑪電気ショック1回(機械による) →
⑫胸骨圧迫30回と人工呼吸の繰り返し →⑬救急隊の到着まで待つ
     
 最後に講師の方の締めの挨拶。続いて、専務理事さんの閉会挨拶です。その時に、OSS委員会の案内チラシを配布しました。ちゃっかりしてますねと突っ込まれましたが、今回の参加者の中で1人でもお仲間が増えたらいいですね。
 この講習会はたぶん2年後です。理想を言えば、その間に別の講習会を入れて、毎年交互にこういう講習会ができればと思います。早速、他のJクラブの講習会情報を探ってみよう。思うに、川崎さんや山雅さんなど、しっかり日頃研修会を実施しているところは素晴らしいですね。運営に携わる人にとって、こういう講習がある事はとてもプラスになりますから。どこかがやったから、うちもやらねばという発想ではいけません。あくまで自主的にスキルアップを図らないと。

 日本赤十字社岡山県支部では、毎年500円以上の活動資金の寄付を募集しています。早速銀行へ行って送金するとしよう。以上、参加された皆様お疲れ様でした。
日本赤十字社岡山県支部公式HP:http://www.okayama.jrc.or.jp/


V.ファーレン長崎について7

2015-01-26 00:02:00 | 総合型地域SC・地域振興

 事例紹介コラムです。
 久々に長崎さんの話題です。当ブログでの評価基準「Jクラブの付加価値」に、「総合型地域スポーツクラブ」という項目があります。「サッカーだけやっていればいい」「サッカーによるスポーツ興行しかやらない」という価値観もあるようですが、100年続くJクラブには絶対必須の部分だと当ブログでは断言しております。特に最近J2に昇格してくるクラブさんは、この部分ができているところが多いと思います。サッカーだけやって上がってきたクラブ、地域にスポーツ文化を浸透させながら上がってきたクラブ、地元県民・市民として馴染みが強く、草の根レベルでいつまでも支援したいと思われるのはどちらでしょうか。
 そんな中で、長崎さんがサッカーも含めた様々なスポーツを楽しむイベントを、自前の総合型地域スポーツクラブとして開催されました。内容を観ましたが、素晴らしいの一言です。長崎市民は幸せですね。以下、抜粋して紹介。
 
【V.V.NAGASAKI地域総合型スポーツクラブ 第1回「たらスポ」~たらみスポーツフェスティバル】
 一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブが発足した「V.V.NAGASAKI地域総合型スポーツクラブ」が、第1回「たらスポ」~たらみスポーツフェスティバルを開催。同イベントは、「V.V.NAGASAKI地域総合型スポーツクラブ」で活動するバレーボール、トライアスロン、ソフトボール、サッカーの指導者、選手などともに、楽しくスポーツを行なうもの。また、多良見町名産の「みかん詰め放題」も実施。
名称: 第1回「たらスポ」~たらみスポーツフェスティバル
主催: V.V.NAGASAKI地域総合型スポーツクラブ
日時: 2015年1月18日(日) 13:00~16:30
場所: 多良見町体育館、喜々津中央公園
スケジュール:
 13:00 開会式 / 13:15 トライアスロン教室 / 13:55 バレーボール教室 / 14:50 ソフトボール教室 / 15:30 サッカー教室
 16:00 集合写真・みかん詰め放題イベント / 16:20 閉会式
J2長崎公式HP該当ページ:http://www.v-varen.com/news/18774.html
           
 去年3月に創設されたスポーツクラブの会長はJ2長崎の内田社長です。公式HPを観てみました。「草の根からのスポーツ文化!」というスローガンが素晴らしいですね。プロフィールページには運営委員(役員)名簿があり、地域の代表とJ2長崎の役員さん?がいっぱい名前が並んでいました。クラブそのものが大きくかかわる姿勢、情報開示の姿勢といい、すばらしいですね。現在所属しているスポーツチームは以下のとおり。
・ソフトボール:          多良見ブラックス
・男女9人制バレーボール:  V・ファーレン長崎たらみ
・トライアスロン:         V・ファーレン長崎トライアスロンチーム
・サッカー:            V・ファーレン長崎U15、U12、V・ファーレン長崎 スクール
・バスケットボール(加盟調整中):  ストレッチ
    
 また、「21自治体異種競技展開」というものがありました。長崎県の21の自治体へ、各種競技を展開していくというものですが、現在の動きが図になってありました。これもまた素晴らしい。まさにスポーツ天国の実現。去年、長崎国体があった影響もあったのかな。
多良見町(ベースタウン):ソフトボール、バレーボール、サッカー、バドミントン、グランドゴルフ、カヌー /
長崎市:バスケ、ラグビー / 諫早市:トライアスロン、ハンドボール / 五島市:柔道 / 島原地区:レスリング / 佐世保市:野球、女子サッカー

 昔、Jリーグ百年構想の優等生クラブとして、湘南さんを何度も紹介した事がありましたが、長崎さんも活発な活動で素晴らしいと思います。いつか、Vチャレンジリーグや、bjかその後の新リーグのチャレンジリーグに参戦できるくらいに進化したらいいですね。また、各Jクラブの総合型地域スポーツクラブ事情を調べてお届けしたいと思っています。
V.V.NAGASAKI総合型地域スポーツクラブ公式HP:http://dp15056305.lolipop.jp/
      
 長崎さんといえば、他に専用スタジアム構想があります。昨年10月という古い内容ですが、長崎県民がフットボール専用スタジアム建設に向けた署名が6万5千人を突破したという記事があったので、一緒に紹介させていただきます。

 昨年に昇格したJ2長崎だが、もともとサッカー熱が高い長崎県では市民・県民の間で長崎市内中心部にフットボール専用スタジアムを求める声が上がっているとか。7月に署名活動が開始され、署名数は3カ月で早くも65,000人を突破。この運動は県サッカー協会や県ラグビー協会などと長崎商工会議所青年部有志などの経済団体で組織する「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト実行委員会が推進しており、これまで天皇杯の試合会場や市内中心部で開かれたイベントなどで街頭署名活動を実施。
 急速に署名数が伸びている理由は地元大手企業の協力と、県内のラグビー、サッカークラブが積極的に署名に加わった事にあるとか。同委員会が目標とする署名数は長崎市民の約4分の1にあたる10万人。
 建設予定地は長崎市茂里町の中部下水処理場跡地(2.8h)。2023年度末に操業停止が決定しており、跡地活用についてはまだ白紙の状態である事が同委員会が最初に手を上げたきっかけ。想定しているのは収容人数2万人規模のフットボール専用スタジアムで、全席屋根付き。試合がない日でも多くの人が訪れる場所となるように「多機能複合型」のスタジアムを目指し、企業、病院、学校などを施設内に設置する構想。JR浦上駅や長崎バスターミナルに近く、V・ファーレン長崎のホームスタジアムになれば集客の面で大きなアドバンテージとなる予想。
 
 今日、「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト実行委員会公式HPを観てみたら、全体署名数が2014年12月30日現在で、100,950人になっていました。つまり、目標署名数をすでに達成しているのです。やりましたね。専スタか、うらやましいですね。日立台という日本一ピッチと客席が近い専スタをよく知っている当ブログとしては、サッカー専用スタジアムの価値は十二分にわかっているつもりです。岡山にもいつかできて欲しいですね。
 J2長崎関連⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130426
   〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121117
   〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061128
   〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060807

   〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060215
   〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060125


日本代表のこと・・・269

2015-01-25 00:47:45 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 昨日、アギーレジャパンは負けちゃいましたねぇ。今日、YAHOOニュースのトップに「アジア杯敗退で明らかになった3つの問題点」というタイトルで、森雅史氏の日本代表コラムが載っていました。読みましたが、非常に適確で面白かったです。天下の悪法2ステージ制から始まった日本のサッカーのデフレスパイラルが始まったのではないでしょうか。以下、抜粋して紹介。
    
 UAE戦で明らかになった問題点は3つ。
 1つ目はメンバー固定の弊害。1月最初からアジアカップ本番まで先発はずっと固定されたまま。連係は高まったかもしれないが、一度も使われなかったメンバーは経験値を積んだとは言えず、7人もの選手が貴重な場を喪失。更に中2日という苦しい日程で固定した先発で良かったのか。選手の疲労を考え、先発組を入れ替えるという選択肢もあったはず。今後の采配では、もっと積極的に選手起用を行ってもいいはず。

 2つ目は縦パスが入った後の動き。守備ライン、あるいは中盤から速くて長いパスを通すトレーニングをアギーレ監督は実施。実際に試合でも何本ものパスが味方に通るようになったが、そのボールを受けても一度後ろに戻したり、止めて考えて、それから次のパスが出ているのが現状。せっかくの局面を変えるパスは有効に生かされていない。ただし、これは最初のパスが出るようになったという段階でもある。今後トレーニングを積んでいく中で、監督が整理して選手に伝えていくと予想。

 3つ目はクロス。アギーレ監督になって、得点の形としてクロスからシュートという練習が増加。いかにゴール前で相手に接触しないままクロスをゴールに入れるかというパターン練習で、左右3パターンを繰り返し練習。しかし、試合本番になるとトレーニングしているクロスの場面はほとんど無し。試合後、岡崎が「単純なクロスを上げないというのを大会を通じて貫けたのは良かったのではないか」とコメントしたが、この日途中投入された豊田に監督は「クロスが上がってくるからゴール前で待て」と指示。
 ザックジャパンの時もハーフナーを投入してもクロスが上がってこないというチームであり、その傾向は今も変わらず。監督の意志に反している事であり、選手なりに考えているのかもしれないが、監督との戦術のすり合わせがなければ、監督が手を打っても、投入された選手は何も活躍ができない状態。選手にどう納得させるかがアギーレ監督がすぐにでも取り組まなければならない課題。

 本田も大仁会長も、ザックジャパンからアギーレジャパンでの進歩を口にしているが、なぜUAEに勝てなかったのか。そこをW杯予選前に修正しなければ、今回と同じようにアジアの壁にぶつかってしまうはず。確かにクオリティーは高くなったが、クオリティーで勝とうとするのなら、もっと高くなければ足下をすくわれてしまうということを今回の敗退は物語っていると締めくくっています。
GOAL該当記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150124-00000043-goal-socc

 確かに、昨日のUAE戦は明らかに1次リーグの戦い方とは違っていました。解説の松木さんが「誰が誰をマークするかルール確認をしないといけない」というコメントをずっとしていて、このパターンはまずい、過去に何度も観た光景だと思いながら観ていました。思うに、日本選手の中には「前のアジアカップの時と同じく、結果オーライで最後は何とかなるよ」「きっと、追いついて勝てるよ」と、勝手に思い込んでいたのではないでしょうか。これは選手の固定化の弊害だと思います。これが新しい出場選手だったら、まだ危機感を持って戦っていたのでは。
 アギーレさんを悪く言うつもりはありません。それよりも、選手の若返りをしようとしたアギーレ監督に、「連覇」など変なプレッシャーをかけていたマスコミなどが今回の遠因だと思います。同じベスト8敗退でも、W杯そのままの顔ぶれよりも、新顔で敗退の方がまだ未来に向けて希望が持てましたね。

 昨日、大仁会長がUAE戦後にアギーレ監督の続投をコメントしていますが、日本協会は告発受理のスペイン報道を受け、事実かどうかを調査。現地の弁護士らを通して司法当局に確認したところ、まだ受理されていない事が判明。大仁会長は、アギーレ監督の個人弁護士に対しても当局からの連絡はないとしているとか。大仁会長は「受理されないことを願っている。現状ではアギーレ監督がやっていく」と改めて続投の方針を明示。その上で「受理されたらどう考え、どう対応するかはそのときに説明する」と、受理された場合の解任をちらつかせています。
 霜田技術委員長は「ここまでは年齢関係なく質の高い選手でやってきたが、ここからは将来性を見据えての選考が始まる。より先を見据えた編成をしないといけない」とコメントしていますが、まあ、「W杯と同じ顔触れ」という空白期間が半年くらいだったので、そこはいいか。

 つまり、疑惑の判明から告発されたアジアカップ開催前の状態と全く変わっていないのです。昨日、行くも地獄、行かぬも地獄と書きましたが、まさにそんな感じで、日本サッカーに暗雲が立ち込めてきました。以前の記事に、下部の代表チームの強化が進まず、アジアの壁を最近突破できていない。いつかはトップもアジアの壁が突破できない時代が来るかもしれないと書きましたが、一つもう来ちゃいました。W杯予選本番ではないので、まだ救いがありますが、商業主義に舵をきり、過密日程と本当に強いチームを決められなくなった2015明治安田生命Jリーグ、普段の強化ができなくなった国内リーグから選手を供給されても、レベルが下がっているためにアジアで戦えなくなりつつある代表と、日本サッカーはどうなるのでしょうか。


日本代表のこと・・・268

2015-01-24 00:08:21 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV留守録生観戦レポです。
 今日も18時半にはもちろん観れません。数時間遅れての生書き込みです。早速キックオフ。今回のUEAは今までの中東3チームとはタイプが違って、しっかりつないでくるタイプで、日本と似たようなサッカーをしてきます。確かにプレーが早いし、上手いです。日本は中2日でUAEより1日少ないです。今日も乾先発。調子も絶好調です。おいおい、突破されて川島と1対1になってしまいましたが、よく守れましたし、相手選手の拙攻に救われました。ああいうシーンは今大会初めてで、相手が悪ければ1失点でした。危ない危ない。その後も何度か攻められますが、何となく立ち上がりの勢いはUAEの方が勝っています。
 本田が何度も後ろの方まで守りで戻ります。前半7分、ディフェンスラインの裏へパス1本が通り、あー・・・ 日本痛恨の失点・・・0-1。嫌な予感がしていました。これでアギーレ監督が描いていたゼロ封6連勝は夢と消えました。10分を過ぎて、やっと日本もボールをキープできるようになってきました。いや、見方を変えれば、UAEは先制して引いて守りを固めています。カウンターに注意。
      
 UAEには、今まで10年間一緒にやっている選手が9人もいるそうです。まとまりがよさそう。UAEの選手はガタイも強く、タックルしてもびくともしません。何か4年前のアジアカップを思い出します。そういえば、森重は大丈夫なのでしょうか。アギーレジャパンでただ一人ずっと先発で出ていて、前の試合で負傷して出場が危ぶまれていたのですが。攻撃の起点10番オマルに注意です。
 現在の得点ランキングが出ました。同点1位にUAEのマフフートがいます。日本の本田が同点3点で3位です。なかなか日本は点を取って追いつけません。前半終了。何と相手に1点リードされて前半終わってしまいました。
      
 後半スタート。乾に替わって武藤投入。縦パスを入れるが、UEAがなかなか通してくれません。またしても危ないシーンがありました。今日の日本は中盤を抑える形ができていません。ここで遠藤に替わって柴崎投入。ここで遠藤超えをしてくれ! 今日は交代が早いですね。
 UAEは後半もずっと守りを固めていて、なかなか攻め込めません。今迄の対戦相手は長友のスピードに追い付けていませんでしたが、今日のUAEはしっかりブロックします。ここでワントップ岡崎に替えて豊田投入。
 CKが続きます。日本10本でUAE0本なのに0-1です。ここで、UAEの足が止まり始めたようです。「打ってもいいんじゃないかな」という松木さんのいつものセリフが何度も出ます。
 さあ、残り10分になったところで、後半36分決めました。ペナルティエリア外から柴崎がミドルを打ちました。ついに日本は追いつきました。 。日本ゴォール!!! 柴崎ゴール!★ 1-1。4年前と一緒です。それから何でも相手ゴールに迫るが、決めきれない。ここで後半終了。決まらない、がよく追いついた。
   
 ベンチ前で全員で円陣を組んで延長戦に臨みます。延長前半スタート。相変わらずUAEは守りを固めています。試合は延長戦でも決着がつかず1-1のままPK戦に突入。本田、香川がPKを失敗して、4-5で日本は敗戦しました。何と日本は連覇どころかベスト8で早々にアジアカップから撤退となりました。うーむ、同じく激戦で戦ったのに優勝できた前回大会、ベスト8で散ってしまった今大会。何が違ったのか。それは、八百長疑惑でアギーレ監督の信頼感と、動揺していないようで動揺していた選手達なのではないでしょうか。
 ここでビックリするニュースが入ってきました。UAE戦後、報道陣の取材に応じ、アギーレ監督は続投するのかとの質問に対して大仁会長が「そうです」と明言したとか。'96年大会以来の準々決勝敗退という結果を受けての進退については「私は考えていない。技術委員会が分析すると思う」と話した上で、チーム作りやさい配手腕は「十分よくやってくれて、いいチームにしてくれたと思う」と評価。八百長疑惑に関しては「(告発が)受理されたら(対応を)説明すると言った。まだ受理が確認されていないので、説明しなくていいと思う」とだけ述べています。
 うーむ、行くも地獄、行かぬも地獄か。告発受理が確認できていなかったからという事ですが、受理を確認できたら解任なのか。てっきり大会が終わって解任になるのかと思っていましたが、「アギーレ監督、続投へ」という報道はビックリしました。アギーレ監督自体では続投支持ですが、八百長疑惑が解明されていない中で続投方針とは、何とも微妙な感じです。


選手・現場の声37

2015-01-23 00:02:19 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 留守録で観ましたが、今日の夕方のニュースで無人島キャンプの様子が、全国ニュースで流れましたね。全国映像で岡山の話題が流れるというのは、かつてのギネス級ゴールの植田選手以来ではないでしょうか。さすが、元代表のレジェンド選手です。何でも明日の「あさチャン」(毎朝観てます)でも登場するとか。今後も露出度がアップしそうですね。
 先日14日に、「2015 ファジアーノ岡山 新体制・新加入選手記者会見」が開催されました。その中で、今回注目の岩政、加地、矢島選手のインタビューがありました。J's GOALで読んでいましたが、なかなか内容が面白いので、抜粋して紹介させていただきます。
    
【新加入選手会見】
加地選手:
 「J1昇格とかJ1昇格プレーオフ進出圏内という意識は全然なく、1日1日納得のいくサッカー人生を送れるように、充実した1日を送ることが目標」
岩政選手:
 「この年になると経験、経験と言われるが、今の段階で何ができるか正直、わからない。ただクラブと共に成長していきたいと思っており、これからファジアーノ岡山は次の段階に入っていくクラブだと思うので、その力になりたい。目先の勝利、J1昇格も大事だが、それ以上にクラブの将来に繋がっていくような仕事をやりたい」
矢島選手:
 「攻守に貢献したいが、特に攻撃でチームを引っ張っていけるような存在になりたい。練習から競争を勝ち抜き、ポジションを勝ち取り、それを個人の目標であるオリンピックに出場に向けて、頑張りたい」

【質疑応答】
Q:ファジアーノ岡山にとって日本代表経験のある選手は初めて。経験をどのように還元していきたいか。
加地選手:
 「試合の中でのリズムであったり、運び方、時間帯、細かい部分を教えるというか、自分もまだそういう立場ではないが、言っていってみんなに感じて欲しい」
岩政選手:
 「教えていく、見せていくというより、自分がまだ多くを学ばなければいけないという大前提で、経験をどのように生かすか。起きる前に思う事ではなく、起こった事に対しての自分のアクション、リアクション。そこで初めて経験が生きたと言えると思う。自分が(J1)鹿島や日本代表で経験した事、タイトルも含めて、それらを元に岡山で起こった出来事に対して自分が感じてみて、何を選択して行くか。選択肢は増えていると思うので、それをどのように生かせるかは、これから見てみないとわからない。経験の中で自分が出来ることをしていきたい」
Q:ファジアーノ岡山を選んだ決め手は何か。
加地選手:
 「岡山という街と人に興味があった。選手やコーチングスタッフに興味があり、そこからいろいろ自分なりに吸収して、成長できるのではないかというところがポイント」
岩政選手:
 「タイリーグメディア向けのコメントとして出したホームシックという事は関係ない。初めに声をかけてもらい、自分を必要としてくれた事が大きかった。その中で、自分が(J1)鹿島の時に対戦した事のないクラブのほうが、自分の思い入れが込められるんじゃないかと思い、J1に上がったことのないクラブの方が自分にできる事が多いのではないか、自分だからできる仕事がここにあるのではないかと感じたことが大きかった」
Q:岩政選手、背番号「35」への思い入れがあるのか。
岩政選手:
 「ブログにも書いたが、後藤選手がいなくなって3番が空き、『これはタイミングよく付けろということなのか』というイメージを持ったが、自分にとっては鹿島の『3』に意味があったので、少し違うものを見つけていきたいと思った。他の番号をという時に、浮かぶものが1桁ではなくて、タイでの経験も示したいと思い、3番と5番を足して考えた。大きい番号をつけたことがなくて違和感もあるが、35番を見たら、辞めた時にも岡山を思い出すと思うので、余り今までの経験とかぶらない数字という意味でも35番が良かった」
Q:サッカー、クラブの理念を含めてのファジアーノ岡山というチームに対しての印象は。
加地選手:
 「サッカーは堅実、地域密着型で、街全体で応援するいいチームだなと思う。一昨年、G大阪の時に対戦したが、相手としたらくせ者というか、やりにくい相手だった印象がある。会社としてもサッカーとしてもすばらしいところだと思う」
岩政選手:
 「山口県出身なので、ファジアーノ岡山がカテゴリを上がってくるところをずっとチェックしていた。どんどん伸びている印象があり、縁があるとは思ってなかったが、自分の中では昨年夏にはここに来ることを決めていたので、1年近くチェックして、このクラブ、選手を含めてクラブの将来性を感じた。このクラブを取り巻いているスタッフ、サポーター、選手たちに今、見えているよりも、もっと大きな将来があると思う。それを引き出したい」
Q:矢島選手に、J1浦和を離れる決断した理由と、リオ五輪が視野に入っているリオ五輪まで、どんな1年を過ごしたいか。
矢島選手:
 「昨年余り出場できなかった事と、環境面でいえば浦和はJリーグでもトップクラスなので、どこかで甘えがあったと思った事。(浦和時代は)練習でも周囲の選手のレベルが高いので、そこに甘えていて、去年から練習が終わった後でこれでいいのかと思っていた。そういうところで環境を変えてみるというのが、自分の中でベストの選択だと思った。こういうところで競争して1から出直して、日々の練習からアピールして、1年間通して試合に出ることに意味があると思う。新しく来たからといって特別視されるとは思わないし、キャンプや練習で、自分の納得のいく練習をして、アピールしていきたい」
Q:岡山のサポーターに、どういうプレーを見せたいか。アピールポイントは何か。
加地選手:
 「プレーとしては、守備ではピンチを素早く察知して回避できるようにしたい。攻撃ではゴールに絡められるところを見てもらいたい。自分のイメージは、面白いところ。ファン感謝イベントがあれば、積極的にファンの皆さんと仲良くさせてもらいたい」
岩政選手:
 「自分は結果を出すことに対して厳しい方だと思うので、結果に対して責任を持ってやるつもり。特に両ゴール前で仕事ができなければ自分の立ち位置はないと思う。この世界で自分が残ってきたのはそこであり、このクラブ結果というものを示せるようにしたい」
矢島選手:
 「攻撃を得意としているので、ペナルティエリア付近での引き出しの多さだったり、そういったところで点の取れる選手にどんなパスを出せるか、そういうところが得意。パスだけでなく、自分でもシュートを打って点に絡むプレーを多くしたいなと思っているので、そういうところを見て欲しい」
J's GOAL該当ページ:http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00184438.html
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1421134361


 岩政選手は発言では謙虚ですね。記者会見で「ブログ」を口にしているのはいいですね。ファジのトップ選手のブログといえば、JFLくらいの頃までは喜山選手を筆頭に何人かやっていて、当ブログでもリンクさせてもらっていましたが、J2に上がってからは全く選手ブロガーを見かけませんでした。そういう中で、堂々とブログでの情報発信を貫く岩政選手の姿勢は素晴らしいと思います。中身も濃いし。岩政選手がけん引役になって、ブロガー選手が増えませんかね。何かと規制もあるでしょうが、岩政選手くらいの存在になると、比較的自由なのかな。というか鹿島さんが自由だったのか。岡山をいつか去った時に、背番号35を見て岡山を思い出す事になるとありますが、もう少し若い番号で思い出して欲しかったし、入団時に去った時の話をするのはちょっと早いのかなと。岩政選手に先んじて3番を所望した久木田選手は、これから岩政選手と競争ですね。
 あと、1年近くファジの「クラブを取り巻いているスタッフ、サポーター、選手たち」を研究していたというのがいいですね。表向きではなく、実際の所の印象を聞いてみたいものです。
 
 あと、加地選手は「自分のイメージは、面白いところ」というように、根っからのいわゆる宴会部長のようですね。ガンバさんや他のJ1クラブのファン感のように、選手によるステージパフォーマンス(昔、選手全員でAKB48を踊ったチームもありましたね)は今までは無かったですが、加地選手の音頭取りでファン感の時に次の時に何かやって欲しいですね。先のファン感では「マンネリ性」を感じたという声も聞いたのでいいかも。
 いい機会なので、加地選手の「面白いところ」情報を探ってみました。以下のとおりです。
                      
・ガンバ時代のファン感では「すべり芸」があったとか。
・2008年には幡戸選手とM-1グランプリに出場するという話があった。
・(お笑い情報ではないですが)箕面で奥さんが「CAJIカフェ」という店を経営。(今もやっているのかな)
・ガンバ時代にスタジアム募金のディナーショーで郷ひろみのモノマネを披露したとか。

 ぜひ岡山でも所属している間に、こういうシーンを生で見せて欲しいですね。動画とか観ましたが、本当に楽しそうにやっていました。根っから好きなんですね。岡山で今まで他のクラブと比べてまだまだと思っていたのが選手とファン・サポーターの距離。加地選手のコメントにあるとおり、積極的にファンの皆さんと仲良くして欲しいですね。これが加地選手が近づきたくても全く近づけない環境になってしまったら、1年のみの腰掛け在籍になるかも。そういう事にならないよう、ぜひ頑張って距離を縮めて欲しいですね。

 話は変わり、中庄にあった「ふくちゃん」が昨年末でひっそりと閉店していましたね。当ブログでも語る会を開催したり、「ファジサポの会」やPVに参加させてもらったりと思い出が多かったです。ここ数年はご無沙汰していましたが、あのうどんがもう食べられないのかと思うと残念です。このカテゴリの2010年くらい以前の記事にいくらか載っています。


愛媛FC奮闘中6

2015-01-22 00:01:00 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先週、大きなニュースが全国的に駆け巡りました。愛媛さんの粉飾決算の発生です。過去にもこの手のニュースはありましたが、クラブライセンス導入した後としては、話題性が増しています。今回、愛媛さんのこの粉飾決算について、Jリーグ側が見解を出しています。以下、抜粋して紹介。
   
【第三者委員会を設置、さらなる原因追及へ】
 Jリーグは16日、J2愛媛が平成24年度、25年度の2年間にわたり不適切な会計処理があったと発表したことを受け、記者会見を実施。J2愛媛は昨年8月下旬に現金残高と会計帳簿が合わないことを把握した上で調査を実施。9月に当時の経理担当者が決算を黒字化させる目的で、不適切な会計処理を行っていたことが判明。J2愛媛は12月にJリーグへ報告し、リーグ側も公認会計士を現地に送り込んでその事実を確認。
 Jリーグ側は愛媛側の内部体制に問題があったことを指摘。26年度の決算に問題がなければクラブライセンスの剥奪はないものの、ライセンスの交付規則やJリーグ規約には「書類に虚偽の記載をしてはならない」という記載があるため、何らかの制裁は課される見込み。またJリーグは発生原因のさらなる調査が必要として、第三者委員会を設立。愛媛県や伊予銀行などの協力を得て、今後も原因究明への取り組みを継続。 
【平成24年度~25年度の状況:横領や着服の事実は無し】
 J2愛媛の平成24年度および25年度の2年間の決算処理において、不適切な会計処理が判明。Jリーグは昨年の12月にこの事態に関する報告を受けて、クラブライセンス事務局および、クラブライセンス評価チームというライセンスを評価している税理士法人の公認会計士を現地入りさせて、継続してJリーグとして調査を実施。現時点で会計面での調査に関する事実関係に関してほぼ全容を解明。
 事案の時系列の概要としては、昨年の夏頃から現金の残高と会計上の帳簿が合致しない事態が判明。一部の経費支払い処理がかなり遅れがちになり、当時の経理担当者が休みがちの状態化。J2愛媛としても社内の調査および外部協力者による調査を8月下旬から開始。その結果、Jリーグに決算内容に正しくない部分があった事を報告。

 具体的には決算修正額の確認作業が先日終了。16日のJ2愛媛の取締役会で報告があり、メディアに対して内容を発表。当然Jリーグ側も12月からその話を聞いていたが、正式に今回の会見を実施。決算の見込みの修正額は、平成24年度で営業利益が51万7千円、収入が約3,300万円のマイナス修正が発生。経費が100万円くらいの上振れ修正が発生し、合計で3,300万円強の赤字決算を計上。同様に平成25年度は、収入と支出合計約6千万円弱の修正が発生。最終的には2月に予定されている同社の株主総会で最終的な修正決算を承認。
【平成26年度の状況】
 平成26年度では、12月決算については約400万円の利益の報告があるが、決算数字が確定する株主総会や決算取締役会ではないために未確定。現時点においては黒字見込みの模様。概要では、24年度と25年度の2年間で不適切な会計処理を行って営業利益を黒字化を行っていたのが実態。調査の結果、横領・着服の事実はないということが判明。 
【Jリーグによる制裁を検討】
 第三者からの調査を待つ必要はあるが、現時点でのクラブでの内部調査および外部協力者による調査では、会計担当者による交通費やアルバイト代の支払いが遅延するなど事務処理がたまっている状態の様子。決算前の会議で「今年もトントン、ないしはほぼ黒字」という報告をしていた手前、実質赤字の状況が報告されることなく、不適切な会計処理を行っていたという報告をクラブから受けているとか。この報告が正しいのかを第三者の手によってもう一度検証される事をJリーグから申し入れ。
 体制面で言えば、昨年退職した事務局長に経理のノウハウ・スキルは無かったため、内部管理の体制がしっかり行われてなかった様子。第三者委員会の追加調査の結果を踏まえまして、クラブによる社内処分に並行してJリーグによる制裁を実施する方針。
【Jリーグ規約の違反】
 クラブライセンス制度には抵触せず、「Jクラブの健全経営」という項目があるJリーグ規約の23条が該当。23条の3項に「Jクラブは書類に虚偽の記載をしてはならない」ということが定められており、それに対する制裁処分も定められているそうです。
【裁定委員会】
 これから第三者委員会を組成。県と伊予銀行も全面的に協力するという事で、今後メンバーが選ばれていろいろな調査を実施。マックスで1カ月以内には仕上げてほしいとJリーグ側は希望しており、2月の後半くらいには制裁処分がどういう形になるかを判定。
【J2愛媛の株主総会】
 株主総会は2月下旬に開催の方向。規約で言えば、23条の3項違反の制裁には、けん責や制裁金、中立地の試合などが該当し、かつ制裁が2つ併科されるような事もあるとか。制裁金に関しては、153条への該当の前提で言えば、「1,000万円以下の制裁金」。それをメインに考えるのか、それ以外の種類の制裁を併科するのかを、今後の調査を踏まえた上で裁定委員会に諮問。
【赤字決算】
 24年度の前にも2年連続で赤字を計上しているため、今回の修正で結果として4期連続の赤字に転落。5億か6億円規模のクラブが何百万円か赤字になったり黒字になったりする状況で、2億円あった資本金のうち、1億8千万円の純資産があるために、1,800万円ほどしか繰越欠損がなく、他の同規模、同環境のj2クラブからすると、健全な部類に入っていた模様。
【Jリーグの見解】
 一番大きい問題は内部管理。決算を経理担当者が不適切に処理された事に関して、経営トップを含めた経営陣が全く気付かなかったり、経理担当者以外に、ある程度経理が分かる上司がいないというガバナンスの欠如は大きいと認識。それに加えて、公認会計士さんが適正判断をしている事に疑問。第三者による調査を待ちたい。
【J1クラブライセンス】
 クラブライセンスという立場で見ると、今のところは(J1とJ2の)ライセンスには、スタジアムの収容人員が1万5千人か1万人かというところしかあいので、J2ライセンスへの格下げは生じないが、可能性として降格はあり得るとか。
スポナビ該当記事:
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201501160002-spnavi
J2愛媛公式HP該当記事:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=103051

 愛媛さん、ふんばりどころですね。愛媛さんはどちらかといえば、地方クラブの中でも特に行政色が強いクラブで、民間的なチェック機能が弱かったのかもしれません。かといって、当ブログで「親企業のない企業クラブ」と称するような恰好になっても、100年残るような存在にはなれないでしょうし、この辺りも「バランス」が大事ですね。愛媛さんも、これを負の糧として成長していってもらえたらと思います。
 あと、昔からよく口に出す部分ですが、諮問組織がこういう財政的な問題が生じてから結成されますが、理想は普段から諮問組織を設置して、会計・事業のチェック機能を発揮すべきという事。一般的にはそれが後援会だったり、持株会だったりする訳ですが、そういう組織が無いところは・・・

 愛媛県のクラブといえば、最近に目にするのが「今治FC」の話題。あの岡田監督がオーナーになっているという事で、たびたびニュースに流れていますが、今回の愛媛さんの件と何か絡むのでしょうか。当ブログは昔から岡田監督に対してはネガティブです。
 数年前にもザック監督の解任論が盛り上がったタイミングで、中国のクラブ監督を辞めて帰国し、見る人から見たら「オファー待ち状態」だったような時期もありました。その辺りの一連の行動が当ブログでは好まない部分かなと。
 愛媛さんもJの仲間として、将来的に今治FCさんを寄せ付けないくらいに、愛媛県で確固たる存在感を確立して欲しいです。岡田氏が「ちょっとしんどいなぁ」と吐露するくらいに。頑張って下さい。
J2愛媛関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140703
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140319
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131110
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130522
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511

  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051112
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920