J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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サポーターと運営サイドの関係16

2020-04-13 00:01:06 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 プロスポーツの興行について、新型コロナウィルスの蔓延が広がる度に、今季は成立するの?ノー(無効)シーズンになるかもしれないと不安が高まっていっています。すでに販売済みの当日券チケットの払い戻しが進んでいますが、シーチケ(年間パス)はどうなの?という声が徐々に聞こえてくるようになりました。J2であればホーム戦年間21節分が有効ですがまだ1節しか行われていない。大丈夫なの?と思いながら、Jリーグは延期を続けて、あくまでどこかのタイミングで年間試合を消化する姿勢。確かに「打ち切り」宣言が出ない限り、試合はどこかで開催される予定なので、払い戻しもおかしくなる。
 また、先日Jリーグから、試合再開時には席を1席ずつ空けて座らせるという方針が出ました。どのみち今季は満員は狙えないという事ですね。そんな中で浦和さんに一つの動きが出ました。
       
【シーズンチケットを払い戻す可能性を公式HPで言及…新型コロナの影響で】
「浦和は11日、新型コロナウイルスの影響による試合延期により、すでに販売しているシーズンチケットを払い戻した上で、別途優先販売を実施する方策を検討していることを公式ホームページで発表した。これまでは延期になった試合でも、そのままシーズンチケットが使用できる方向で調整してきた。しかし延期の長期化、事態の深刻化を受け、リーグ再開後も感染拡大防止の観点から、シーズンチケットの座席に案内できるのかわからない状況となっていることを明かした。詳細については、再開日程が確定し、チケットの販売スケジュールが見えた段階で決定するとした。」
引用:スポーツ報知

【2020シーズンチケットホルダーのみなさまへ シーズンチケットの取り扱いについて】
「これまで、2020シーズンチケットにつきましては、延期になった試合にはそのままご観戦いただける方向で調整をしておりましたが、試合延期の長期化・事態の深刻化に伴い、リーグ再開後も感染拡大防止の観点から、お手持ちのシーズンチケットのお座席にてご案内できるかがわからない状況となってまいりました。
 通常のご案内ができない試合は、シーズンチケットを払い戻しのうえで別途優先販売を実施するなどの方策を検討しております。詳細につきましては、リーグ再開日程が確定し、チケットの販売スケジュールが見えた段階で、あらためてご連絡させていただきます。」
引用:J1浦和公式HP

 浦和さんは販売済のシーチケを払い戻し、別途優先販売の実施を考えているという事ですが、思い切った事をされますね。従来の指定席に座れないかもしれないという事ですが、再開日程が確定した段階で連絡する事になっています。すごい曖昧な表現ですが、見方によっては一度すべて払い戻しをさせていただきたいというクラブの意向も垣間見えます。揉める可能性があるシーチケの取り扱いについて、早めに動いておこうという事かもしれません。

【年間席払い戻しの各国事情…シャルケは放棄要請報道】
「海外リーグでもコロナ禍のシーズンチケット問題は浮上している。ドイツでは、かつてDF内田篤人(現鹿島)が所属したシャルケが、財政面の問題からシーズンチケット保有者に、払い戻しの権利を放棄するように要望しているとの報道も。
 日本では、政府の要請を踏まえてイベントを自粛した主催者に観客が入場料等の払い戻しを求めなかった場合、放棄した金額を寄付金控除(所得控除又は税額控除)の対象とするという案も財務省から出ている。Jリーグのシーズンチケットが対象となるかどうかは不透明だが、各クラブの関係者は注目している。」
引用:スポーツ報知

【年間シート払い戻し検討…シーズン再開不透明で収入に打撃も】
「浦和の場合、シーズンチケットでの観客割合は、1試合でスタジアム全体の約3割に当たる2万人。関係者は「チケット収入の根幹を占める」と語る。Jリーグ全体を対象とした2019年の観客調査(対象1万7066人)によると、チケット入手方法はシーズンチケットが最多の46・4%。浦和以外でも同様の対応策は検討されており、各クラブが経営面で大打撃を被ることは確実だ。
 現在Jリーグでは、再開時の感染防止策として、座席の間隔を空けてスタジアム収容率を50%とすることを検討中。しかしクラブによっては、スタジアムの5割以上をシーズンチケット購入者が占める試合もある。その場合、すべての購入者を収容できない可能性が浮上する。
 今後さらに中断が長引けば、試合数の削減が避けられなくなり、購入者から払い戻しを求める声が高まる可能性もある。一方でシーズンチケットがなくなれば、毎年のように同じ席で観戦してきたサポーターがチケットを入手できなくなるケースも想定される。6月初旬を目指すJリーグ再開への道筋もいまだ見えない中、クラブ、サポーター双方が、大きな痛みを負いかねない状況になってきた。」
引用:スポーツ報知

 シャルケが払い戻しの権利を放棄するようにファン・サポーターに要望しているというのはすごい話です。日本の話は払い戻しをしなかった部分は募金収入と同じ扱いになる可能性があるという事ですね。金額も入場券よりも高価なので、大きいと思います。
 ここで当ブログからの提案です。もし、ノー(無効)シーズンになり、打ち切りになった場合、シーチケ購入者にクラブの財政を救うために、払い戻しでできれば行わないで欲しいと嘆願し、払い戻しにならなかった購入者は、個人スポンサーと同じような扱いにして、公式HP等に氏名を掲載される権利を付与してはいかがでしょうか?
 単にお金は返金しなくていいよで終わってしまうのではなく、感謝を込めてせめて個人スポンサーと同じように一覧表に載させて欲しいと言えば、購入者もクラブに対して好印象を抱くのではないでしょうか。一見どこでもやりそうな方策ですが、商業主義に走っているところがあれば、しれっとスルーしちゃいそうなので、この場で言わせてもらいました。返金を主張するか、返金不要と言ってもらえるか、すべては顧客本位の姿勢に立てるかどうかでしょう。長い間、勝ち負けしか興味が湧かず、クラブ・チームに対して馴染みが薄いファン・サポーターにしてしまっていたら、当然払い戻しが殺到し、なぜこんな状態になってしまったんだと頭を抱えるケースもあるかも。その辺りにもクラブの価値観が問われる事でしょう。川崎さんとかはほとんど払い戻し不要になってしまうんだろな。

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#がんばろう日本 #LetsGoJapan

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