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Jリーグの話題216

2023-05-27 00:33:17 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日23日(火)にJリーグ実行委員会が開催されたようですね。スポーツニュースを観ていたら、それに伴う各クラブの声明が出ていました。仙台さん、新潟さんと続いたので、おいおいと思って後で北部のクラブの公式HPをチェックしましたが、その2クラブだけしか見当たらなかったです。札幌さんや岩手さん、秋田さん、山雅さんなど雪国クラブの動向が気になります。
 リスペクトさせていただきますが、まずは仙台さん。社長の交代など経営面でいろいろあったクラブで、ファン・サポーターとも距離が近いため、ダイレクトな反応が出る傾向があります。
   
【Jリーグの「シーズン移行」について】
「5月23日(火)のJリーグ実行委員会では、事前のアンケートをもとに、シーズン移行のメリットや懸念事項等を整理するための必要な項目の確認がなされました。懸念を上回るメリットがあるかなど総合的で深い議論は、情報収集と検討を行いながらになります。 
 Jリーグからは、 現段階においてシーズン移行そのものについての賛否を問う議論、移行を前提とした検討は行われていない。『選手、スタッフ』『ファン、サポーター』『ステークホルダー』『クラブ経営』様々な視点からの最適を検証するための検討や意見交換を行っていく。 ことを示されております。 
 当クラブとしては、秋春制によって起こり得るあらゆる課題をJリーグに伝えております。 対応策や代替案が示されていく中で、積極的に検討に関わってまいります。以上が現状となります。 
 先日、ベガルタ仙台・市民後援会が主催するサポーターズカンファレンスでも、本件に関して多くのご意見をいただきました。今後、上記のようなJリーグの取り組みと連携し議論を深めてまいりたいと思います。株式会社ベガルタ仙台 」

 

Jリーグの「シーズン移行」について

ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

 実行委員会の報告ですが、委員会報告を公式HPに出すのも異例かな。「選手、スタッフ」「ファン、サポーター」「ステークホルダー」「クラブ経営」様々な視点からの最適を検証するための検討や意見交換を行っていくとあります。気になるのは雪国クラブのステークホルダーとファン・サポーター。まずはスポンサー企業の反応が気になります。ACLで優勝できるチームになってくれなのか、雪が積もったスタジアムに客が来るのか、来れるのかという反応。ファン・サポーターも同様の反応か。
 ここで言えるのは選手・スタッフ以外の3つの存在がほぼ同じではないかと思われる事。すなわち、クラブも秋春制は反対という立場。寒い北国では夏にやりたい、熱い南国では冬にやりたいという本音。仙台さんが強いのはサポカンなどで、ファン・サポーターとしっかり話ができているという事。どういう展開になるのか。
 
【Jリーグのシーズン移行に関する報道対応について

5月24日(水)、当クラブ代表取締役社長 中野幸夫が、Jリーグのシーズン移行について、報道関係の皆さまにお話しをいたしました。報道対応の内容について、以下の通りお知らせいたします。」
「資料を見ながら説明をいたします。この資料は、5月17日に選手や監督、コーチへの説明に使用したものです。Jリーグからアンケート調査が来たときの質問事項に沿って、選手たちに質問項目を示し、それに対してこれから議論が始まるという説明をしました。」

「(秋春制について)全60クラブにJリーグが質問として投げかけて、それぞれのクラブがそれぞれの立場で答えて、それを集計しています。昨日、その集計状況の資料をいただきました。当然、その質問には、新潟の立場としての回答を出しています。そういうものをベースに、これから議論していくという申し合わせがありました。本格的な議論はこれから始まるということです。」
「昨日(のJリーグ実行委員会で)はいろいろと意見交換がありました。

【質疑応答】 
---昨日の実行委員会で、初めてアンケートの結果を踏まえた本格議論となったのか? 
 2月に頭出しがあり、4月の実行委員会で進め方の確認がありました。その間に、アンケートが実施され、その集計が行われ、昨日の実行委員会で、これから議論を進めていくという確認がされました。個人的には、いろいろな観点で課題があると思っています。60クラブがありますので、地域差や規模感から、それぞれの立場で意見があると思います。
 私たちもいずれはACLに出たいと思っていますし、Jリーグで優勝したいと思っています。そのような観点も含めて、どうあるべきかということを申し上げたいです。ただし、6月7月に試合がないのはいかがなものか。あるいは12月から2月までの過ごし方はどうするのかについては、新潟にいる立場で話をさせてもらいたいと思っています。
 降雪の少ない地域の立場もあるでしょうから、一方的ではなく、全体で集まって、最適なカレンダーが議論されていきます。しかし、違うのは違うという部分があります。チーム数は、降雪地域の方が少ないと思いますが、試合ができるかできないかではなく、サポーターの皆さんの目線や、地域の応援してくださる方々の目線でどうなのかということも、よくお伺いしながらこの議論に加わっていきたいと思います。」
「---どのような意見を提出したのか?
 これから議論をしていくことですが、シーズンを移行させたときに12月の第4週まで試合があり、2月の頭から試合をするようなスケジュール感です。当然、私たちにとって練習ができない時期となります。それから、試合ができるのかできないのかを検証しなければなりません。そういう観点もきちんと議論したいと思っています。新潟ならではの回答になるかもしれませんが、変えられるもの変えられないものがありますので、そこは明確に私たちの立場で、試合はするのかしないのか、できるのかできないのかの検証をさせてください、ということを書かせていただきました。
---降雪地域のデメリットが解消しない限りは反対姿勢?
 賛成反対をこの段階で申し上げるべきでないと思いながらも、やはり、できるのかという疑問点や、変えられるもの、変えられないものがあります。『やれますか、やれませんか』という質問をいただきましたが、『できないものは、できない』という主張は明記しました。最終的にするかしないかは、議論の中で決まると思います。」
「---練習環境や試合の集客など、雪国クラブの不利な部分について、リーグから対応策など出ているのか?
 これから議論が始まるところです。この議論は今に始まったことではなく、2010年にこういった議論がありました。その後に何度か議題に出ましたが、2017年に次の2点で抑えました。ひとつは降雪地域の練習環境や試合環境が整うまで凍結しましょうということ。もうひとつは、ACLのシーズンが変更されたら再開させましょうということ。ACLのシーズン移行という、ひとつのピンが外れたのが今回の議論の起点になっています。」
「---いくつかある課題の中で、特に大きなネックになるところは?
 12月と2月に試合があるかどうか、というのが非常に大きな問題です。試合があれば、降雪の問題になります。寒い中での楽しみ方もあると思う反面、雪の量によっては、試合会場に来れるのかが予測ができないので、非常に難しい問題です。いま、集客や練習、どれが大きな問題かとご質問をいただきましたが、そもそも試合ができるかどうかが一番のネックだと思っています。」
「シーズンが移行するとなれば、12月半ば以降は、雪が降るのか降らないのかは分かりませんが、恐らく新潟から外へ出て練習するようなことになると思います。当然、1月はキャンプトレーニングとなりますので、ウィンターブレークと言っても、正月明けからキャンプに入って2月の試合に向けて練習をするでしょう。

 恐らく12月10日から2月一杯は県外で練習する状況で、我々は対応することを考えると思います。それもシーズンが移行して、日程がどうなるかによって対応を考えます。雪に対してなかなか一筋縄にいかないと思います。」

 

Jリーグのシーズン移行に関する報道対応について

5月24日(水)、当クラブ代表取締役社長 中野幸夫が、Jリーグのシーズン移行について、報道関係の皆さまにお話しをいたしました。報道対応の内容について、以下の通りお知...

アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE

 


 いろいろ重要なポイントがありますね。順番に見ていきましょう。
 まずは「個人的には、いろいろな観点で課題があると思っています」「6月7月に試合がないのはいかがなものか。あるいは12月から2月までの過ごし方はどうするのかについては、新潟にいる立場で話をさせてもらいたい」という部分。単純に中野社長はクラブとして反対の立場と表明されているのかな。
 次に「私たちにとって練習ができない時期となります。それから、試合ができるのかできないのかを検証しなければなりません」という観点。試合云々の前に練習ができないのは「フェア」なのかという点。W杯等一時的な年ではなく、これからずっと毎年継続される事象になる事はどうなのか。じゃあ例えば、その練習費用をJリーグが負担するという話になっても、それで「フェア」が保証されるのかと思えます。

 そして、「
ひとつは降雪地域の練習環境や試合環境が整うまで凍結しましょうということ。もうひとつは、ACLのシーズンが変更されたら再開させましょう」ということ。ACLのシーズン移行という、ひとつのピンが外れたのが今回の議論の起点になっている点。今回、凍結されていたこの議論が再開されたのは、ACLのシーズン移行がきっかけだった事がわかります。
 12月と2月に試合があるかどうか、というのが非常に大きな問題で、そもそも試合ができるかどうかが一番のネックとあります。真冬のスタジアムの写真を何度か観ましたが、一面1mくらい積もっている光景を目にして、これは試合どころじゃねえだろと思いました。あと、どこかのサポーターさんの声で、まるでスキー場に行くかのような道でスタジアムに行く事になる状況を聞きました。すごいな、みんなスキー・スノボウェアを着て観戦になるのかと思ってしまいました。札幌さんはクラブのコメントは無かったですが、西選手の動きがありました。
     
【コンサ西大伍が“秋春制”移行の懸念点を語る「完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある」 
「北海道コンサドーレ札幌のDF西大伍が5月4日、自身の公式YouTubeチャンネルで『Jリーグ秋春制移行はデメリットだけじゃない!雪国クラブが生きる道とは?』を公開した。」
「“雪国”における冬の降雪量が多い点が、秋春制移行への大きな障壁になるという意見があるなかで、北海道出身で現在は故郷のクラブに所属している西が、思いを語った。
『完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある』という35歳の元日本代表DFは、まず日本の学校制度とのズレを懸念。3月に卒業してからシーズンインまで間が空く点を指摘しつつ、『今でも完全にピッタリというわけではない。学校側とのコミュニケーションを上手く取ることで対応はできると思う』と見立てた。 
 Jリーグのスタッフと選手の再就職活動での時期のズレについては、『同じJのサッカーチームに入れれば良いが、それ以外のことをやる人も出てくるだろう。それは難しくなる』と危惧する。
 さらに、雪が降ると屋外での練習ができなくなるため、冬季屋内練習場の配備が必要になる点にも言及。『作る際の費用を、Jリーグ側が、どれだけ負担してくれるのか』という面や、屋内練習場での足への負担が大きいとされる人工芝で発生する怪我の問題もある。」

 

コンサ西大伍が“秋春制”移行の懸念点を語る「完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある」 | サッカーダイジェストWeb

 


 西選手はややポジティブでしたが、クリアしないといけない問題はあるとあります。前から言われている学校関係の教育面と選手の再就職面ですね。屋内練習場の整備とあります。当然屋根があるので天然芝ではなく、人工芝なので足の負担が増える。政田のように天然芝という練習環境である他クラブに対して「フェア」なのかという事か。
 という感じでした。この前の記事で、田嶋会長の顔を立てて、一所懸命に協議はするが、結論は凍結で決まっているかのような報道がありましたが、これらの話を聞くとやっぱそうなのかなと思ってみたり。あと、北部地方の各試合会場で、サポーターダンマクが掲げられていたようです。リスペクトさせていただきました。

秋春制関連⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419
  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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