久しぶりに累積高度比較
今週は「天草マラソン」。4月の「さが桜マラソン」以来、7ヶ月ぶりのフルマラソン。2月の恐怖の関門地獄マラソンに明るい兆しがみえるといいのだが・・・
●天草マラソン、第47回:
ところで、「天草マラソン」は今回で第10回となっているが、前身の「天草マラソン」から数えると第47回にもなる。「天草パールラインマラソン」でも43回だから、結構古い。
・1969年: 第1回は1969年。私が中学生のとき、すごい。
・2002年: 私の初参加。「第34回大会」から参加している。今年で12回目の参加。当時はコースが今とは違い、本渡から南に走っていた。当然、公認コースではなかったので、距離が非常にあいまい。毎年のように折り返しや途中のコースが少し変わっていた。
私はその当時フルは4時間20分ぐらいで走っていたが、「天草マラソン」ではいつもタイムがよく、4時間5分くらいで走れる・・・今思うと、距離が短ったようだ。
しかし、そのいいタイムのおかげで、もう少しがんばれば、サブ4できるかもと思うようになり、がんばれた・・・公認でないのなら、距離を短くして選手に希望を持たせるのも可か?
・2006年: この年から五和町オレンジマラソン(ハーフ)と一緒にして、コースが現在のようになった。大会も新規一転で「第1回天草マラソン」となった。
・2007年: この年から開催日が1月から11月に変更された。それまで1月第2日曜日開催で、正月早々の大会だった。
●エントリーがゆっくり:
ところで、天草マラソンは定員4000名(フル2千、ハーフ2千)だが、3ヶ月間のエントリー中に締切になったことがない。今年もフル1965名でここ4年2000名前後で一定している(ハーフは少しずつ増えてるが)・・・なぜか?
・歴史がある大会で、常連さんが多く、年配者の参加が多い(若い人が敬遠?)。
右のグラフは参加者の年齢構成。大阪マラソンと比べると、明らかに高齢者の割合が多い。
・交通の便が悪いから(最近、朝・帰りの渋滞は半端ではありません)。
・大会に派手さがない(派手さは要りません)。
・応援が少ない(都会のマラソンと違います。自然を楽しむ大会です)
・だから、若い人に受けない(それでいい)。
・累積高度が多いから。偶然かもしれないが、左の表をみると、受付がゆっくりしている、出水、天草、岡の里の3つは累積高度が多い。要するに、きついコースは若者は嫌う・・か?
天草マラソンはこのまま、マラソン狂乱に飲まれずに、いてもらいたいものだが・・・
★11月15日(日):「天草マラソン大会ツアー」
昨年は5時15分に熊本出発しても駐車場はほぼ満車でした。今年は出発を早めます。
●ツアー参加者: MTB、上野、インストラクター
●集合場所:4時30分、熊本駅前駐車場
同乗される方どうぞ・・
いろいろ行事の多い秋です。確認します。
★11月12日(木):「はしご酒大会」
●メンバー:上野、ベルト、OBS、中山、吉松、MTB
●集合場所:19時30分、サンロード新市街
●受付:19時30分から、 スタート:20時
●前売り券(2500円)は6枚購入しています。買わないでください。
★11月21日(土):「橘湾岸ツアー」
●ツアー参加者: 上野、MTB、正木、木村(嘉)、出端 5名
●集合場所: 17時45分 熊本駅前駐車場
フェリー19:10に乗船します。帰りは17時(関門時間)までには小浜を出発します。
夕べ、久しぶりにジャズの生演奏を聴きに「酔ing」に行った。30名ほど入るくらいの小さな店。かぶりつきで演奏者の目前に座った。
演奏は「ETxHiroxJunスペシャルライブ」。ドラムは熊本出身の40歳台。オルガンは20歳台の若者、ギターは30歳台。それぞれの年齢だが、みな経歴をみるとすごい。それだけにテクニックはすばらしい。ピアノの演奏をずっと見ていたが、キーを叩くというよりも、キーの上で指を滑らせているという感じだった。
知った曲もあったが、フリージャズのような、わけのわからん前衛的な演奏もあった。どれも生で聞くとすばらしい。
前日の「金峰三山山岳マラソン」の筋肉痛を和らげに行ったつもりだったが、演奏は11時まであり、じっと座っていたので、余計こわった。しかし、気持ちはほぐれたかな。
●ここで、思わぬハプニング・・・・・
お客さんに、「金峰三山山岳マラソン」に参加したという若者がいた。話を聞いていると「4時間54分でゴールした」と言っている。「えっ」と思い、声を掛けた。
「私も昨日参加したけど、ゴールタイムは4時間54分でしたよ、一緒ですね・・・・・・ひょっとして、オレンジのTシャツの選手をゴール前で抜かなかったですか?」
「ハイ、抜きました」
「それ、俺だよ」
周りの人もびっくり。「追い越すとき、抜いていいですか?と聞かれたので、紳士的な人だなと思った」「いや、ゴール前で抜くのは失礼と思ったけど、スピード落としたくなかったので。。」
しばらくその話で会話、最後に写真も撮らせていただきました。
イヤー奇遇、遭遇。しかし、抜かれた人の悪口とか言ってないでよかった(抜かれて私はなんともおもってはいませんが)。
写真の後ろの人です。
http://ultramaranic.sakura.ne.jp/xa15sanzan.html
4年ぶりに参加。4年前は事情があってCコース(16km)に参加したので、Aコースは5年ぶり、8回目の参加。
●コースが違う!?: 35kmで急な坂を上って、小萩山の登山口に出るが、その坂の周辺の模様が5年前と違っていた。なんと、周囲の木が伐採されてながめがよくなっていた。景色が違うので、道を間違えたのではないかと一瞬立ち止まった。周囲には選手も係員も誰もいないし、なんの標識もない。確かめようがない。
戻ろうかとも思ったが、もう記録更新もあきらめていたので、そのまま進行。登山口に係員がいたのでホッとした。ここには何か目印がほしい。トレランコースで道に迷ったでは話にならない。
●つった!: 二ノ岳を下りて、舗装道に出るが、そこはものすごい急な下り坂です。いつもそこはゆっくり歩いていたのですが、下にクラブ員が応援していたので、走ってしまった。坂を下りかけた瞬間、左ふくらはぎの筋肉がキュッと収縮した。「あっ、しまった」。すぐに座り込んでストレッチ。なんとか収縮を解除できた。しかし、そのあとがいけない。ちょっと足首に力を入れるとつりそうになる。ここから先は下りで一番時間を稼ぐ所・・・ここまでいいタイムできていたが、記録をねらうのはあきらめた。
それよりも、最後まで走れるか心配になってきた。以後は左脚1本で走り通した。今までこんなことはなかたのだが・・・いろいろ出てきますね・・
●記録: 金峰山山頂までは前回と同じタイムだったので、前回と同じタイムでゴールかと思ったが、11kmのくだりの連続は、やはりふくらはぎにこたえた。スピードを殺しても、スピードを殺さなくてもふくらはぎにこたえる。下りで多くの選手に抜かれた。結局10分遅くなった。しかし、5時間は切れた、5時間以内に押さえられたということで、今回は良しとしましょう。
●紳士: ゴール手前の芝生に入ったとき後ろから別のランナーが私に寄ってきた。「抜いてもよろしいですか?」と聞いてきた。もうびっくり!!今まで何百回もゴール手前で抜かれている。「抜いてもよろしいでしょか」とか言われたことは1回もない!
抜くのに許しを請うとは、どんな性格の人だろうとおもった。いやーランナーの鏡ですね。私もゴール手前でたまに知った選手を抜くことはありますが、そんなことは言ったことがない。
言ってみたいが、なんか嫌味に聞こえそうで、言えないですね。離れて追い越すのがいい・・・
「橘湾岸スーパーマラニック273」の資料が送られてきた。いろいろと昨年と変わっているようす。
●「はじめに」の言葉の新設: 「当大会はウルトラマラソンではなくウルトラマラニックです」という文字が筆頭に。昨年はなかった言葉。今回は参加者が多いので、おそらく暴走ランナーも多いことでしょう。前もって警告か?
●受付場所の変更: 国民宿舎「望洋荘」玄関前
●控え室の変更: 1時2時スタートの選手は「小浜荘」(去年の所)65名。少なくて助かる。0時の選手は「望洋荘」(251名)。
●スタート時間の新設: 2時スタートができた。2時スタートはたった18名。過去の大会で13時間以内でゴールした人と書いてある。私の「スタート時間判定資料」をみると、12時間35分、12時間56分の二つが書いてあった。
これだと2時スタートに該当するが、幸いなことに1時スタートになっていた。助かった。2時スタートだと、30kmの関門がきびしい。
★ 22時スタート5名、23時スタート48名、0時スタート198名
1時スタート47名、2時スタート18名
●30kmの関門時間の変更: 最初の関門(30km、原城)の関門は昨年は「4:40」になっていた!そのため、1時スタートの人は3時間40分以内で行かないといけなかった。
いつものゆっくりペースで行ったら、ギリギリ通過だったという選手が数人いた・・・ところが、今年は「5:20」に緩くなった。おそらく、2時スタートができたからでしょう。
2時スタートの人は30kmを3時間20分で行かなくてはならないが、おそらくみなさん3時間以内で通過するでしょう。我々1時スタート組は4時間20分になったので、ゆっくり行けるので助かる。
●島原城へ輸送廃止: 島原城の所が使えないとのこと。ただし、ライトなど不要なものは置いていっていいそうです。エイドはあるらしい。
●地獄(87km)からの先のトレランコース廃止: 災害で通れないので、57号線を行く。これで800mほどコースが短くなる。時間にして5分弱の短縮。ラッキー。
日曜日は「楽しく安全にマラソンを走る」という講演を聞きに行った。
もともと、県糖尿病協会が主催する「ランニングで糖を制す]というのが主題のようだが、内容は一般のランナー向けだった。たまにはじっとして「ラン」を勉強するのもいい。
●最初の演者は内分泌専門のてれっとクラブのランナーDr.宮村、みなさんご存知サブ3ランナー。
マラソンは体にいいのか?・・ゆっくり体調に合わせて走れば、年齢に関係なく健康を増進する。ハードな練習はしない。科学的な証拠を紹介しての説明・・・今の私の練習方法は間違っていないようですが・・??
講演の最後にてれっとクラブの練習会の模様を紹介。1時間かかる登山を30分で走ってしまうとか、登頂すると休まずすぐ駆け下りるとか、会場に笑いが起こっていました。スライドの間、「走らんか」の曲を3回ほど流していただき、感謝感謝です。講演中にバックミュージックがあるとTVのようで話に感情が出ますね・・・・私も萩往還では音楽を入れようかな・・
宮村先生が「私は走れと言われれば何時間でも、何キロでも走れる、しかし、歩けと言われると1kmも続けられない」と言われたが・・これには同感。これはウルトラマラニック症候群の一症状です。
●2番目の演者は日赤の循環器のドクター。
今年の熊本城マラソンで2時間53分。サブ3を三回記録して、城彩苑の中にある「熊本城マラソンサブスリープレミアム芳名板」に名前が載っているそうです。てれっとでは幡手君が名前が載っています。50歳ですが・・すごい
「心電図の異常=走るな」ではない、負荷心電図で詳細に調べれば、大丈夫とのこと。まったく同感。「脚が痛い=走るな」と言うのと同じ、動かしていい場合とダメな場合がある。すべてイカンではない。
ランナーの例を挙げられるとき、「キロ4分で走るとします・・・」と言われたが、キロ4分?サブ3ランナーですよ。たとえを言うならキロ6分、7分と言ってもらいたい。速いランナーの本とかもこういうのをよく目にします。「ゆっくり走りましょう」と書いてあったが、キロ5分とのこと。私にとっては必死のスピードです・・ゆっくりではない
●3番目の演者は栄養科のランナー。
私と同じくらいの記録か?まだ若い人で「えーと」「えーと」が多かったが、カーボローディングについてなど、食事についての話は興味深かった。3日前からカーボローディング、主食を1.5倍に、おかずは増やさない、脂肪は控えめに、味付けも控えめに・・・「味を控えめに」ということを妻に言ったら、「私の味付けは正しい」と言われたが・・・?
●4番目は糖尿病でコントロールしながらフルを完走された方。
ラン中には血糖値が大きく下がるようで、それをうまくコントロールしながら走るとのこと。他のスポーツでもプロのようなアスリートでコントロールしながらやっているとのこと。知らなかった。
最後に県警からラン中の注意について10分講演。なんと、参加者全員にLEDのライトがプレゼント。うれしいが、夜間走を勧める気か?
またこの方、道路にある交通情報電光板の言葉を作っている人でした。最近のは「トントントントン、いま何トン(過剰積載禁止)」。とても面白い。
9時半から12時45分まで、休憩なしでありました。とてもためになった講演会でした。来年もあるなら行きましょう。