高岳・中岳・烏帽子岳の視察に行ってきました・・・九州横断のクールダウン兼ねて?
今回の災害で阿蘇の登山路はあちこちでダメージを受けました。通行禁止・登山禁止になったところが幾つもあるようです。インターネットやみなさんの情報でいくつかはわかりましたが、情報が少ないです。私も毎年行っていた「阿蘇五岳縦走」がもうできないのかと心配していますが、その情報がありません。そこで、自分の足で現場に行って確かめることにしました・・・・以下、この目で確かめた状況です
●馬鹿尾根(O) : 登山OKです。浮石はほとんどありません。いつもように1時間2分で登れました。
●日ノ尾峠~高岳東峰(X) : 馬鹿尾根を登って、東峰を見に行きました。日ノ尾峠への降り口にはロープが張られ進入禁止!(写真①・クリックすると大きくなります)やはり、途中でルートの崩壊があったようです。
●鷲ヶ峰~天狗の舞台(X) : 天狗の舞台の後ろ側が崩壊。鷲ヶ峰からのロッククライミングは無理です。
日ノ尾峠~根子岳西峰(X) : 東峰から見た限り、山腹の崩落が多数で、おそらくルートは崩壊していると思います。根子岳は東峰も崩落で行けません。(東方ルートで登ったという情報はありますが・・不確か)
日ノ尾峠からのルートはすべてダメのようです。写真②はAが災害前、赤丸を登っていました。Bが今日です。明らかにルートはほぼ全壊でしょう。登山は不可。
●高岳・中岳(O) : 通行可。問題ありません。
●ガレ場(O) : 問題なく下りれます。ガレ場に入る手前で崩落がありましたが、迂回路ができていました。
●烏帽子岳(O) : 山腹の崩落がありますが、コースは大丈夫でした。写真③はAが災害前、Bが今日。山の下部の崩壊がはげしいですが、上のコースの部分は大丈夫でした。
●杵島岳(O) : セイヤさんが登山済み
以上です。従来の「阿蘇五岳」はもうできないようですが、これだけ通行可であれば、新たな「阿蘇5岳」ができそうです。もう二度と阿蘇五岳はできないと思っていましたのでうれしいです。以下、新コース考えました。
★「新・阿蘇5座縦走」 : 阿蘇駅スタート(荷物をロッカーに入れて行ける)→馬鹿尾根→高岳→中岳→ガレ場→砂千里→皿山→ロープーウェイ火口駅(ここで休憩して火口見学)→杵島岳→烏帽子岳→草千里(休憩)→坊中線→阿蘇駅 Total time 9時間。 根子岳の代わりに皿山を入れてみました。
(9月3日からJR立野~宮地間は開通します)
★阿蘇の登山ルートの状況は下記にまとめています。ご覧ください。また実際登られて新たな情報があれば教えて下さい。
http://ultramarathon1205.blog.ocn.ne.jp/ueno_atsuhiro/20120815.html
★根子岳の回りの道(箱石峠を通る道)の写真: 崩壊のすごさをご覧ください・・・・来年は根子岳1周できるでしょうか?
トレランではないですが、先日阿蘇山上(ロープウェイ駅)から往生岳東側山麓を阿蘇谷に下りました。
問題なく通行可能です。
通行可、了解。