来年の「萩往還マラニック250km」の申込書と、今年の全選手の詳細な記録が送られてきました。
今年は完踏率が47.5%と50%を割るひどい記録・・この原因は気候です。
右表はスタートからゴールまでの生存選手の%です。スタート時は100%。当然のごとく、各ポイントごとに減っていきます。最終ゴールが47.5%。このグラフでは減少率がよくわかりませんので、各ポイント間の減少%をくらべてみました。
下表は各ポイント間の生存選手の減少率(%)です。これをみると、「川尻岬~日置エイド」が最も減少率が大きいことがわかります(10.8%)。この区間は千畳敷を通過します。山頂はものすごい強風雨でした。それに、ここは丁度125kmで半分の距離です。「もう、ここでよかろう」「半分来たから、よしとしよう」と気がゆるむ所でもあります・・・これらがリタイアが多い理由では?
減少率ベスト3は千畳敷から仙崎復路までに集中。やはり、160km~170kmあたりが一番きつくなるところでしょう・・・鬼門です
私はいつも「宗頭に着くまで」ではなく、「宗頭をスタートできるまで」が勝負と思っています。宗頭をスタートできたときはホっとします。これまで宗頭をスタートして一度もリタイアしたことはありません。
ところが、今年の記録を見ると、虎ヶ崎からゴールまでの減少が多い・・・これは3日目の午後が炎天下になったためでしょうか
毎回、天候は変わります。天気予報はまったくあてになりません。気温が2度まで下がったり、暴風雨になったり、炎天下になったりします。私は毎回、全天候に対処できる用意はしています。ビギナーのリタイアを見ていると、脚力のなさではなくて、天候に対する用意の悪さを感じます。
雨は夏は気持ちいいですが、長時間濡れていると・・・・夏でも風邪をひきます、熱がでることがあります、腹痛が起こることも、下痢することもあります・・・とにかく雨は要注意、私も痛い目に遭いました。
暑さも当然、要注意です。よく、「自分は暑さには強いから」と言う人がいますが、夏のマラニックは「暑さ我慢大会」ではありません、「いかに暑さを避けられるか」を工夫することです。私は日傘、濡らしたタオルで熱中症を回避しています。よく街で炎天下に帽子をかぶらず走っている人を見ますが、信じられません・・・仲間には帽子は絶対かぶらないという人もいますが・・・・SKさん
今度の長崎マラニックでは天気予報が晴れでも、雨具は持っていくつもりです。