毎年、萩が近づくとこの写真をブログに出しておりますが、私はこの写真が大好きです。
初めてこの写真を見たとき、リタイヤしたあとでしたので、「ここまでしてゴールを目指すのか!自分はすぐあきらめた、情けない」と悔し涙を流しました。
この写真は「萩往還マラニック250km」を象徴していると思います。
毎年完踏率は6割程度、雨・炎天下になると50%を切ります。五体満足でゴールする人はいません。
体が大きく傾いている人、脚を引きずって歩いてくる人、杖にしがみついて必死の形相で向ってくる人、ふらつきながらゴールする人、腕から血を流している人、顔面キズだらけの人・・・・全員違います。
肉体の限界を越えた運動をすれば、いろいろ異常現象が起こります。
手足の異常=筋肉痛、関節の痛み、腫れ、転倒によるケガ。
内臓の異常=嘔吐、腹痛、下痢、下血、血尿、めまい、頭痛。
精神的異常=睡魔、幻覚、きつさへのガマンの限界、やる気の消失。
それを最後までガマンできるか?48時間ガマンできるか?ガマンしながら250km進むことができるか?肉体の限界耐久サバイバルゲームです。
大会前にどんなに練習をしても、完踏できるか、できないか・・・走ってみないとわかりません。コース上で予想もしないことがよく起こります。それにどう対処できるかも、本人の努力です。
それだけに、完踏したあとの達成感はすごいものがあります。初参加でリタイヤした時、「完踏するとマラソンのすべてを悟った境地になるのかな」と思っていました。
現在、境地までは至っておりませんが、私にとってはこの大会は超マラニックができる肉体を維持しているかどうかの確認になります。
あさっていよいよスタートです。もう、覚悟はできました。心を無にして、48時間走りましょう。
●てれっとから250km参加は岩本、橋本、上野、田代、池上、有働、松原、福地、吉松、浦本の10名 と 元てれっとの澤田さんです。140kmは金山、小場佐の2人と熊本走ろう会の倉岡さんです。
当然、全員完踏をめざします。
全員完踏するには、まず自分が完踏しなければなりません。自分だけがリタイヤとならないように、48時間以内に這ってでもゴールまで行く覚悟です。
●今回は九州縦断のときのように、ブログに途中経過を載せようかと思います。山の中は電波が届かないかもしれませんが、やってみます。
★U本A-1(ナンバー1)、U野A-9(A級)、U働A-20(二重丸)、Ⅰ本A-49(よく走る)、S田A-84(エー走り)、M原A-139(いっぱいサンQ)、Y松A-174(疲労なし)、H本A-189(いっぱい拍手)、T代A-208(復活を果たす)、Ⅰ上A-214(不滅の意志)、F地A-330(さっさと終わる)、K山B-18(いい走り)、OB佐B-65(無心でゴール)
皆さんの「完踏」を祈ってます!!
団結式でのみなさんの意気込みはただならぬものを感じました。
その勢いに私は酔いました(単なる飲み過ぎ)。
吉報をもって帰ります。