昨晩は「日野皓正」のディナーショウに行ってきた。KKRホテルでここ数年毎年やっているとのこと。100名ほどの観客でお店はいっぱい。ほとんど年輩の人ばかり。同席の人の話を聞いていると、みんな日野皓正やジャズについて詳しい、驚いた。
私は45年前からのファンである・・・当時、ジャズは楽器より歌が好きだったので、深夜ラジオでジャズの曲をよく聞いていた。現在歌えるジャズは当時覚えたものばかり。
楽器の曲はトランペットやサックスの曲が多かったが、あまり吹奏楽器に興味はなかったので聞かなかったが、当時のジャズ喫茶では、いつも洋曲が流れており、平凡パンチを読みながらマイルスデビス、スタンゲッツなどの曲を聞き流していた。
たまに日本人のレコードも流れていた。その中に日野皓正があった。その時たまたま聞いた曲が好きになりファンになった。
・・・ところで、彼はもう71歳である。さぞかし、腰は曲がり、ゆっくり歩いて登場し、おだやかなテンポのジャズを演奏するのではと思っていたら・・・まぁ、元気がいいこと。ジーパンにサングラス。見かけは70歳には見えない。
挨拶もなく、いきなり3曲ほど演奏が始まった・・・またびっくり、音は力強いし、超高音は出るし、マシンガンのような連打(連吹)・・・(ただし、自分が演奏する時間は短かったような気がするが・・・)
曲もアドリブジャズのみでなく、美空ひばりの「河の流れのように」、チャップリンの「Smile」などわかりやすいのもあった。
おしゃべりの声は大きい、ラップを演奏のみならず、歌ったり、なんと踊ったりする・・・70歳がラップを踊る!それが、またカッコいい。
ラップにのせて谷川俊太郎の詩を朗読。
聴きに来ていた熊大生に演奏させたりと、
とにかく、ワンマン進行・・・おそらくメンバーからうるさいジジイと思われているだろう。この人は超長生きするか、ころっといくか、どっちかでしょうね。
しかし、いい曲を聴けたし、元気ももらいました。楽しい2時間半でした。
明日からまた、彼に負けないように、私も走り続けましょう・・・