http://www.ultramaranic.sakura.ne.jp/xa15nisihara.html
初めて開催される大会。西原村陸上協議会のKさんが数年前から計画されていた。やっと開催にこぎつけたとのこと。先日の瀬の本高原マラソンにも、プラカードを作って選手にレースの宣伝をされていた。
コースは阿蘇西原村の河原小学校をスタートして、山へ向かってただひたすらに上り、冠ヶ岳山頂まで行く。ここから後ろの尾根道に入り、地蔵峠まで走る。
最後は地蔵峠から西へ下って小学校まで帰る・・・という33kmの山岳コース。13kmで1000m近く上るので結構きつい。
私は尾根道は何回も走ったことはあるが、冠ヶ岳までの上り道と地蔵峠からの下り道は走ったことがないので、どんな道かわからない。当然、何時間かかるのかまったく計算できない。
また、トレイルの大会に出るのは4年前の「金峰三山」、6年前の「九州脊梁」以来。山は個人で走ってはいるが、タイムを気にして急いで走ったことはここ4年ない。トレランに出ている人達とどれくらい差ができるのか気になる。
コースを調べると、ラン友がこのコースを試走して4時間半かかったというブログを見て、自分もおそらく4時間半ぐらいかかるだろうと考えていた。
参加ランナーの年齢は20歳台から70歳までと幅ひろい。平均50歳弱。60歳台は10名。そのうち6名はてれっとクラブ。
名簿に走歴が書いてあった。初めて見たが、これはいいアイディア。走歴15年以上が約半数、5年未満も約半数、ということでベテラン&ビギナーの戦い。結果が興味深い。
当日朝は雨だったが、スタート時は雨はやんだ。しかし、コースは濡れて滑りやすいと思われます。要注意。さらに山頂は雲の中です。山頂付近は強風、雨、低温が予想されます。
●午前9時60名でスタート。スタートしてすぐ車道を行くと思ったら、川横の歩道を走行。1kmから山中へ。先頭集団約10名はすぐに見えなくなった。そのうしろを走ったが、坂が急すぎて、スピードが出ない。マイペースで行くことに。
すぐに、後続にドンドン抜かれるだろうと思っていたが、結局ゴールまで、数人にしか抜かれなかった。みなさんゆっくり走っているようだ。
8kmから草原に出た。晴れていれば、最高峰の冠ヶ岳が目の前に見えるのだろうが、ガスがかかってどっちが冠ヶ岳かわからないし、あとどのくらい上りがあるのかわからないので、ペース配分ができない。
道しるべはマメに置いてあり、迷うことはなかったが、山頂近くでどっちに行っていいのかわからない所があった。晴れていればすぐわかるのだろうが、ガスっているとわからない。ここで間違った人はいると思う。
ガスの中、突然山頂に出た。山頂が時間的に半分の所だろうと考えていた。1時間41分。倍にすると3時間20分。予定より1時間以上も早い。これはありえない。距離がおかしい。2kmほど短いのでは?
ここから地蔵峠までは走り慣れた道。バンバン飛ばした。結局冠ヶ岳から地蔵峠まで32分。案内には90分と書かれてあるが・・・
地蔵峠から西へ下りるが、この道があることすら知らなかった。道はガレ場。石だらけで危なくて走れない。しばらくすると普通の林道になり走りやすかった。このころから雲がはれて日差しが出た。
途中、崩落で道が大量の木々でふさがれていて、それを乗り越えて行くという楽しいハプニングもあり、気持ちよく下山。途中で現在16番目と知らされた。スタートした時の順位とほぼ変わらない。順調なのか、みなさんゆっくり走っているのかわからない。
23kmでてれっとのエイド。なんと私が一番目だった。私の予想では池元、上野巧、GOさんらが先に行くだろうと考えていたので、驚きとともにうれしかった。
下りで池元君に抜かれたが、結局、地蔵峠から1時間半、てれっと2番目でゴール。3時間43分、15位だった。予想は4時間半だったので、大誤算。コースが予想するほどきつくなかったのか、自分の脚力があったのかわからない。
その後、てれっと60歳台(上野巧、塚本、GO、児島、釘さん)は全員ゴールしたが、なんとみなさんサブ4でした。すごい。女性も伊藤さんは4時間10分女性3位。
周りから「てれっとはみんなすごいですね」と言われていた。
4年ぶりの山岳マラソンでしたが、予想以上に走れて大満足。この記録だと九州脊梁山脈トレランも5時間以内(エキスパート部門)で走れるのでは・・・来年参加してみようかな(九州脊梁は年齢制限69歳)