プロの棋士の段位は強さを反映しているのだろうか?と疑問に思うことがあります。4段の人と7段の人では7段の人のほうが格段に強いのだろうか?と疑問に思います。
今回、調べてみてそうではないことがわかりました。将棋をされている方には当然のことかもしれませんが・・・・
棋士は4段からスタートします。昇段にはいろいろな規定があります。いろいろな大会で優勝することや勝利数というのもあります。たとえば・・・
4段で100勝すれば5段へ昇格、、、5段で120勝すれば6段へ昇格
6段で150勝すれば7段へ昇格、、、7段で190勝すれば8段へ昇格
8段で250勝すれば9段になれるそうです。しかし、8段で250勝して9段になった人はいないとのこと。
ほかに昇段の方法は、順位戦で上位になること。
順位戦とは棋士を5つに分けて、対局をして上位に上がるというもの。A級(10名)、B級1組(13名)、2組、C級1組、2組の5つ。棋士になったばかりの4段の人はC級2組。
ここで上位になればC級1組5段に昇格、、C級1組で上位になればB級2組6段へ昇格、
B級2組で上位になればB級1組7段へ昇格、、B級1組で上位になればA級へ9段へ。
当然、各組下位の人は入れ替えに下の級に落ちます。ですから、A級9段であっても、勝てないと下級に落ちます。 実際、C級2組に9段の方もおられます。
タイトル保持者でB級2組の人もいます。B級2組でタイトルを取ったのか、A級で取ってBへ落ちたのか?
ところで、段位は一度得たら一生変わりません。弱くなったから段位が減ることはありません。また、定年はなく、C級2組で下位にならなければ、いつまででも棋士でおれます。
ただし、C級2組で下位になると、フリークラスという位置になり、そこには定年がありますので、強制的にやめなければなりません。今人気の加藤一二三さんが、それに該当します。
ということで、6段、7段などの段位も実力の評価にはなりますが、今の実力を知るには、どちらかというと、A・B・C級、1・2組のどこに、いま所属しているかのほうが、実力を反映しているような気がしますが・・・・・