月食

昨夜は皆既月食が見られる日ですが、残念ながら雲で見えませんでした。今回の月食はいろいろ偶然が重なった月食でした。

●「ブルームーン」である：　月が青く見えることではありません。満月は普通、月に一回だけですが、「月の満ち欠けの周期」と「地球の自転」にわずかな時間の差があるため、数年に１回、同じ月に２回満月が見られることがあります・・・１日と３１日という具合に

この２回目に見られる月のことを「ブルームーン」と呼びます。今日の月は３１日で１月に２回目の満月（フルムーン）なのです。

ブルームーンを見ると幸せになるという言い伝えがあるそうです。

●「スーパームーン」という人もいる：　スーパームーンとは月が大きく見える（接近している）ことですが、定義が明確ではありません。一般的には今日の月はスーパームーンとは言えませんが、広義にとらえるとスーパームーンといえるそうです。

●「ブラッドムーン」：　血の色の月！ぶっそうですが、皆既月食になると、光の関係で月が赤く見えるそうです。

ということで、今日の月は「スーパー」「ブルー」「ブラッド」ムーンという極めてめずらしい月です。５０年ぶり。

スーパーは怪しいとして、ブルー＆ブラッドムーンは次に見られるのは２０年後です。

★ところで、「月食」「日食」があるなら、「地球食」というのがあってもおかしくないはず。要するに太陽ー月ー地球が一直線に並んで、月の影が地球に映るというもの（下図）。

これを観測できるのは、月の上か、もしくは月と地球の間の宇宙空間ということになります。

 

右の写真が地球に月の影が写っている写真です（赤矢印）。写真のように薄い影が地球を通り過ぎるだけで、「食」というほどの変化はないとのこと・・・ということで、「地球食」という言葉はありません。

★太陽と月と地球の大きさ

地球をピンポン玉大とすると、月は１.１３ｍ離れたところにある１ｃｍ直径のビー玉大。

地球をピンポン玉大とすると、太陽は４５０ｍも離れたところにある４ｍ直径の大きな球。

この３っが一直線上に並ぶとは、すごいことです。