昨年の全国のマラソン大会の記録が発表されました(ランナーズの対象大会のみ)。いろいろ調べるとおもしろいことがわかります。いくつか紹介。
右のグラフは40歳から62歳までの100位のタイムです。縦が年齢、横がフルのタイム。
●昨年より完走者が最も増えた大会は : ナント!熊本城マラソン。2400名も増えたそうで・・・いいことかどうか?
●昨年より完走者の割合(人数ではない)が最も増えた大会は : 横浜国際女子、理由は前回は82名しか完走していません(138名参加)。今回は182名完走(305名参加)、とうことで、増加率200%以上。
2位が防府。防府は参加者を増やし過ぎたからです。スタートが大変ですから減らしてください。
●女性の割合が最も多い大会は : ヨロン、ナント!3分の1が女性?なんで?普通女性の割合は15%ほどです。
●参加資格きびしさベスト4 : 福岡国際(2:40)、大阪国際女子・横浜国際女子(3:15)、別大(3:30)。
別大は4番目、現在これに参加できて光栄です。しかし、いつまで3時間半が切れるか・・・走り続けるしかない!
●制限時間4時間以下のきびしい大会は : 上の4大会の他に、琵琶湖(2:30)、延岡(3:30)、大田原(4:00)、防府(4:00)。
今度の延岡と防府マラソンに参加予定です。あえて関門のきびしい大会に挑戦し続けます。今のところ、まだ関門にひっかかったことはありません。
●最も関門がゆるい大会 : いぶすき(8時間)。そのため、完走者の平均タイムがもっとも遅い大会が、いぶすきです。その次に遅いのが、おきなわ、NAHA、ヨロンと沖縄勢が続きます。
●参加者が多い県(人口比率) : みなさんも感じていると思いますが、沖縄です。沖縄県の大会はどれも、沖縄県人の占める割合が多い。おきなわマラソンは90%でした。すごいマラソン人口です。なぜ??
熊本は4位です。さすが健康マラソン発祥の地です。
●最も完走者が多い年齢 : 40歳、7769人。
●完走者が100名いない年齢は何歳以上 : 男性は77歳(81名)、女性は68歳(71名)。要するにこの年齢以上になると、完走すればランクインします。
ということは、あと15年頑張れば、永久ランキング!
●完走者が多い大会 : 当然、参加者が多い大会でしょう。東京(34000人)、大阪(27000人)、NAHA(19000人)、神戸(17000人)、いぶすき(16000人)。
●昨年と比べて最も参加者が増えた年齢層は : 50歳台(10%増し)、2位が40歳台で7.2%、3位が60歳台で7.1%。40歳台とほとんど変わりません。60歳台に早い人が多い理由がわかります・・・私の周りには速い60歳台の人がいっぱいいます、困ったもんだ。
●サブ3の最高年齢 : 69歳(奈良)2時間59分、2位と18分差、ダントツ。本誌にその方が載っていましたが、すばらしい脚をされていました。練習量が半端ではありません。脱帽!
●大会完走者の最高年齢 : 88歳、熊本の阿南さん、確か89歳でまた完走されていました。それも5時間41分というすごい記録。この記録は75歳でも100位に入ります。
高齢で42km走られる方はまだおられますが、大会で制限時間以内にゴールできる方はそういません。阿南さんは大会前に合宿をして練習されているそうです、すごい!
●100位の記録がサブ3の年齢は何歳まで : 50歳まで100位はサブ3です。50歳の方はサブ3しないとランクインしません。55歳でも100位は3時間15分です。
●100位の記録が3時間30分以上になるのは何歳から : 62歳からです。100位は3時間33分。61歳の100位は3時間28分です。1歳違うだけで5分も違います。この辺の年齢は3時間30分が鬼門です。
●ここ10年で最も完走者が増えた大会 : 別大、123人→2805人。20倍にも増えています。別大は増やし過ぎです。参加者2000名が妥当。
●ここ10年でサブ3の人は何人増えたか : 3326人→6720人、ほぼ倍。1県160人いることになるが、自分の周りには5名ぐらいしかいない。