土曜日、NHKですごいトレランレースの放送があった。
ナント、日本アルプスを1週間で縦断するというレース。新しくできたかとと思いきや、今年で6回目。2年ごとに開催しているとのこと。知らなかった。
選手のゴールの瞬間は萩往還250kmのゴールを思い出し、途中でリタイヤする選手の疲労困憊した姿を見ると、自分もリタイヤした時の気持ちがよみがえり、観終わったときは目は涙であふれていた。
レースの概要:
●趣旨:「日本海を午前0時にスタートして、北・中央・南アルプスを越え、太平洋までの415kmの道程を交通機関をいっさい使わず、自分の足のみで1週間以内の完踏をめざす」
●大会名:日本アルプス縦断トレラン、TJAR=Trans Japan Alps Race
●開催日:8月12日~8月18日
●スタート:富山県の富山湾の早月川河口、深夜0時
●ゴール:静岡県の駿河湾大浜海岸 深夜0時まで 415km
●時間:4ヶ所でCP、時間内に通過しないと失格
●コース:日本アルプスの山頂を縦走する。剣岳、槍ケ岳、駒ケ岳を本当に登頂する。
●参加費:2万円(萩より安い)
●宿泊:指定されたところで、テントで寝る。ナント!テントは持って走る!宿・山小屋は使用してはならない。
●荷物預かり:1ヶ所のみ。ここに荷物を置いたり預けたりしていいい。
●サポート:選手間の水のやり取り禁止、荷物の預かり、サポート禁止。
●食事;お店、食堂で食べていい。それ以外は食料は持って走る。途中のエイドはない。
●参加資格:①フルを3時間20分以内または100kmマラソン10時間30分以内
②2000m以上の山でテントで寝た経験があること
③20時間以上のトレイル大会で関門時間の55%で走れること などなど
書類選考して決めるとのこと
●参加者:今年=最高年齢50歳、完踏者の最高年齢47歳、九州の参加者なし。参加者はいろいろなトレラン競技で上位入賞者ばかりとのこと。
●過去の記録:2002年(1人完踏/4名参加)、2004年(6/9)、2006年(2/6)、2008年(15/20)、2010年(15/23)
参加資格がきびしい。フル3時間20分以内!トレランする人でこの記録の人は少ないでしょう。私はかろうじて100km10時間30分以内で合格だが・・・・スパルタスロン並の参加資格、トレランにフル3時間20分は関係ないでしょう(せめて3時間24分以内にしてもらいたい?)。
2000m以上の山でテントで寝るとか、そんな経験したことない。第一、九州に2000m以上の山はない!!・・・ということは九州にいるだけでは、参加資格は取れないということ!とにかく、すごいレースを考えますね。10年前からしていたというからすごい。
なぜ、NHKでこんな放送をするのでしょうか?だんだんとハードになっていくトレラン。100kmはもう当たり前、夜間トレランも当たり前になってきました。萩往還250kmのトレラン版みたいなものです。それを助長するようなことはNHKはするべきではないと思いますが・・・放送するなら、もう少し一般ランナーに現実味のある、「萩往還250km」とか「橘湾岸273km」とかを放送すればいいのに・・・・・一緒か?
11月3日の「阿蘇外輪山1周トレラン」が小さくみえます。阿蘇外輪山も115km、コースにコンビニなし、という結構ハードなトレランです。今回TVを観て、彼らがバッグに入れている物が何かがよくわかりましたし、ますますやる気がでてきました。あと3週間、脚を鍛えましょう。