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今を精一杯生きたい

橘湾岸マラニック100km

2010年10月11日 08時29分41秒 | インポート

いやー超超ハードなコースでした。マラソンではありません。マラニックでもありません。どこまで貴方は耐えられるか・・・筋肉耐久レースです。

1214_2 3週間前に「玄海100kmウルトラマラソン」に参加して、「阿蘇カルデラスーパーマラソンよりきつい」と書きましたが、「橘湾岸スーパーマラニック273島原ステージ100km」は玄海よりもさらにさらにハードなレースでした。

前日にK村さんが「練習し過ぎて足が腫れた」ということで、急きょ不参加。無理して行こうかと言っていましたが、「行かなくて正解!」。5名でフェリーに乗って島原へ。ひさしぶりのフェリー・・・遠足気分で楽しい

Pa090008 21時20分小浜町公民館に到着。スタートまで時間があるので、サービスのうどんを食べ、着替えたりしながら福岡組と談笑。他にもウルトラ仲間が大勢参加しているので、みなさんにごあいさつ。

スタート前のあいさつで「57kmまでは面白くないコースです。それ以降が楽しいコースなので、前半でリタイヤしないでください」とのこと。前半でリタイヤする人が多いらしい。

「楽しい?」・・・初めての人はこの「楽しい」という意味を誤解しているだろう。確かにエイドの食事も変化があって楽しい、自然の猛威を眼の前に見られ楽しい、温泉地獄・武家屋敷を見れて楽しい・・・・しかし、長距離急坂地獄が待っているのです。「筋肉の限界に耐える」という楽しさなのです。

Pa100115_2 23時アーリースタート組スタート。Ⅰ本、Ⅰ上、K山さんを含め50名ほどがスタート。K山さんは初100km挑戦。こんなハードな大会を初に選ばなくてもと思うが・・・・総参加数 かんなし90名

0時、私とM原さん含め20名ほどがスタート(これが正規時間なのだが人気がない。いっそ23時を正規タイムにしては)。やや肌寒いくらいの気温で半袖で充分。今回はエイドが多く、自販機もあちこちにありそうなのでバッグは担がず、身軽でスタート。

Pa100098 海岸沿いの道なのでアップダウンは少ないと思っていたが、とんでもなかった。海岸道特有のアップダウンの連続。さらに夜中で歩道がないところが多く、車道と歩道の境目、車道の縁は要注意。

30kmあたりで1時スタートの選手に抜かれる。速い!サブ10のスピード(しかし、過去の記録をみると1位でも11時間前後)。

57kmの中間エイドまではただ暗い中を走るというだけで、いつものマラニックと変わりなし。

中間エイド(島原城森岳公民館)に7時間15分で到着。前回より15分早い。ここで島原名物「具雑煮」「寒ざらし」をいただきました。Pa100113

この大会の名物はエイド食です。ボランティアも方のいろいろな手料理をいただけます。次は何が食べられるのかと楽しみがあります。今回は中華粥、具雑煮、寒ざらし、杏仁豆腐、ざる豆腐、ぜんざい、にんじん寒天?、そうめんなどをいただきました(食べているときは疲れが癒されます)。

コースは後半から一変します。普賢岳・平成新山のふもとまで6km山登り、終われば平地まで4km急激な下りの連続。着くやすぐに今度は雲仙温泉まで14kmの山登り、終われば16kmの山中下り。平坦な道はまったくありません。

Pa100124 上りはとにかく急で走り続けられません。それどころか、だんだん脚が重くなり、先に進まなくなってきます。下りはとても急で、選手によっては膝に致命的な損傷を起こすでしょう。それほど危険な坂です。下りは全速力で数キロ走り続けると、筋肉に大きな損傷を起こします。数人坂の途中で座りこんでいました。

ただし、景色は最高!平成新山を数百メートル手前でみるのは圧巻。水無し川の全貌を見るのも壮絶。下りも有明海・天草が一望でき最高のロケーションです。

雲仙温泉までの14km上り。3kmまでは走れましたが、それ以降は走れませんし、しだいに脚がつっぱってきて、早歩きもできなくなってきました。道は木々に囲まれており景色も見えません。行けども行けども坂、坂、坂・・・・しだいにきつさが怒りに変わってきます。

なんとか2時間20分で14kmの坂を克服。頂上の「仁田峠入り口」が見えた時は大きなため息がでました。

次は温泉地獄めぐりです。チェックポイントは地獄の一番奥上にあります。初参加の選手達はCPがわからず探しまわっていましたが、私は一直線にその場所へ直行。ここだけ選手であることを忘れ一般観光客になり、写真パチパチ。

本コースには地獄だけではなく、武家屋敷通り走行・湧水コースも用意されています。観光を兼ねたコースはほかの大会にはありません。この点は最高ですが・・

これが終わればあとはゴールまで16km山を下るだけですが、この下りもかなり脚に効けます。多くの選手が下り歩いていました。

Pa100137 おかげで最後の角を曲がって海岸沿いの251号線に出たときは、もう脚が動きません。テクテク走って14時間30分でゴール。前回より36分早く着けました。M原さんは1時間前にゴール。その後Ⅰ会長、K山さんもゴール。

K山さんは初100km完踏。おめでとうございます!!流石です。萩往還140kmよりきつかったとのコメント。しかし本人はなんとなく不満足。100km走り続けたかったそうです・・・この大会ではそれは無理です。

Ⅰ上さんは雲仙温泉までクリアーしたので、そのままゴールに行くと思われたのですが・・・・悔しいです、もう少しだっただけに。次またがんばりましょう。

帰り、車の中で「来年どうします。またみんなで行きましょうか」との問いかけに、全員「・・・・・・・・」。聞く時期が早すぎたようです。1か月経つとおそらく「楽しかった。また行こう」と言うでしょう。

1日経つときつかったことが消えてきます。楽しい大会でした。かなり筋肉が強くなったように思います。来月の大会が楽しみです。

同行のみなさん、お疲れさまでした。

http://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa10tatibana.html

コメント (4)
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