いやー壮絶なマラソンでした！！こんな炎天下（気温３５度、体感温度は３８度はありました）になろうとは思いもしませんでした。
みなさん、ベテランのウルトラランナーですから、ダメな時は自分からリタイヤを言うだろうと思っていましたので、初めは心配していなかったのですが、あんなに気温が上がると、心配になりました。
あとでみんなに聞きましたが、「リタイヤを口にするのも、勇気がいる。なかなか口にはできない」とのこと。やはり止めたかったのかもしれませんね。
それでは３日間を振り返ってみましょう・・・・・・・
●１区 ： 午後３時１０分にスタート。Ｋ島さんが急きょ参加。驚いたことにタスキを持ってこられました。自分だけタスキがないのは寂しいとのことで持って来られました。タスキはてれっと１０周年の時、福岡チームが創ったもので福岡の人達の寄せ書きが書いてありました・・・・・ということで３つのタスキを運ぶことになりました。
天気はくもり。日差しはなく炎天下ではありませんでしたが、とにかく蒸します。玉のような汗がドンドン出ますので、給水をマメに。Ｔ畑さんのエイドは助かりました。夜中は雨にも遭い、汗は流れ、ドボンもして、Ｔシャツはゴールまで濡れっぱなし。
スタート直後トラブルが・・・・・左膝に痛みが・・・強く踏み込むとズキンときますので、痛みが出ないようにゆっくり走りました。ゴールまでもつか心配しました。
ランは案の定、Ｋ島さんの独走。一緒にいたのは休憩の時ぐらい。休みたくても、先におられるので連絡つかず、休めません。おかげで予定より早く着きましたが・・・
久七トンネル（９０ｋｍ）までは上りが多く往生しましたが、トンネルを過ぎると、ゴールまで下り、渓流も横を流れ、最高のコースです。
ゴールの人吉駅が見え、駅前にみんなが手を振って待っているのを見た時は大感激でした・・・・やってよかった
さっそく２区のⅠ上さん、ＧＯさんにタスキを渡します。「汗くさいので洗う」と言ったのですが、「すぐ汗臭くなるからいいですよ」とのこと。結局福岡までそのままでした。
●２区 ： 球磨川沿いだから涼しいだろうと思っていましたが、そうでもなかったようで、しかも気温はドンドンあがり３５度！最悪なのは八代に出てからです。国道３号線は日陰がありません。炎天下２０ｋｍ。
リタイヤしやしないか心配しましたが、さすがてれっと、このくらいの暑さではビクともしません。顔を真っ赤にした二人がゴールの小川駅に着いた時は感激しました。
●３区 ： 福岡組（Ｎ野さんとなごやんさん）とＨ本さん担当。なごやんさんには汗くさいタスキを掛けていただいて申し訳なかったです。こんどはファブリーズ持ってきます。
さくら休憩（２８ｋｍ）に私も行きましたが、みなさん元気な足取り。大丈夫と思いましたが、朝になり次第に疲れがでてきたようでした。いつでも車に乗れるように準備はしていたのですが、さすが皆ハギラーです。こういう時の進み方は習得されているようで、ちゃんとゴールまで自分の脚でこられました。
８時３５分にＨ本さんゴール、４５分遅れて福岡組ゴール。福岡組のゴールにはとくに感動しました。お疲れさまでした。ありがとうございました。
●４区 ： 結局、時間差スタートとなりましたが、これがかえって良かったようです。Ｔ代さんはゆっくり走れましたし、Ｍ村さんは追いかけることで、やりがいができたようです。
しかし、この区が最高に暑かった。朝から夕方までアスファルトの上を走ります。しかも気温３５度、照り返しもあり体感気温は４０度近い。
ひょっとして二人ともギブアップしないかと心配しましたが、Ｍ村さんは「風がすずしい」と余裕のコメント。キロ６分で順調に走られます。結局予想より１時間も早く、６０ｋｍを７時間４３分で走られました。この炎天下で・・・・さすが
一方Ｔ代さんは残り１５ｋｍあたりで暑さにギブアップ。レース続行不可と判断し止めてもらいました。タスキは私とⅠ上さんで運ぼうということになり、車をゴールの「天神ゆの華」において私とⅠ上さんとで逆走。
私はＴ代さんのタスキを、Ⅰ上さんはＫ島さんのタスキを掛けて走りました。途中でＭ村さんと会い、３人一緒に福岡市内を走りました。
午後４時５８分、予定の２分前にゴール。どうにか１０名のウルトラランナーの力で３本のタスキを、鹿児島から福岡まで３２０ｋｍ運ぶことができました。
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半分冗談で考えたこの駅伝・・・・みんながタスキを渡すのに、こんなに熱くなるとは考えていませんでした。タスキの威力はすごいですね。ここで終わらせてはいけない、次の人を待たせてはいけないと、みなさん一生懸命走られていました。
今まで人が走るのを見たり応援したりしたことがほとんどありませんでしたが、今回みなさんが走るのを見て、ゴールに立ち会って・・・・・・感動の連続でした。
とても苦しい、楽しい、感動の３日間でした。みなさんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。関係者にお礼申し上げます。とくに福岡からの参加、とよとよさん、なごやんさんには感謝いたします（来年も待ってます！）。
途中で参加応援していただいた方々、ありがとうございました。サプライズの応援は力が出ますし、やる気が出ます。
そして、一番お世話になったのが、移動エイドをしていただいた田畑さんと奥田先生夫妻。長い時間エイドサポートしていただいて大変助かりました。我々の身勝手な行動につきあっていただき、申し訳なくおもっております・・・・またお願いします
＊チームの争いですが、途中でメンバーが変わったので訳がわからなくなりましたが、Ｍ村選手は水割りチームなので、今回は私達、「水割りチーム」の優勝！ということにしましょう。
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