かるさんのgooブログ <北国たより>

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 節電努力への限界 

2014-08-03 15:16:00 | インポート

 このところ北の国の夏にしては、異常なほどの高気温が続いています。

 夏場の涼しさを求めて来道された観光客も「本州とおんなじだあ~~」とがっかりされていることでしょう。

ですが、近畿以西の集中豪雨の被害を思うとき、この暑さを恨むことはできません。Img_2060

 こちらの家庭では、ほとんど「エアコン」を備えていません。備えている家庭では、この暑さを乗り切るために、ついつい「エアコンスイッチ」に手が伸びることでしょうが・・・・・・

 先月末の31日、北海道電力の社長が記者会見をして「この10月から電気料金を再値上げしたい」と発表しました。

その発表内容によれば「一般家庭向けの平均17.03%」「企業向け平均22.61%」という大きな数字です。Img_2072

 実現の際には、いくらか「減数」されるのでしょうが、それにしても昨年の9月に値上げを実施したばかりなのです(ほか電力会社はまだ再値上げを発表していない)

  北電はこんかいの値上げ案で「1184億円」の増収を見込んでいます。 昨年の値上げ時の増収500億円を合わせた1700億円が道民の負担となるのです。

 一方で北電は、昨年度の値上げの際に「経営合理化で13年度460億円、14年度590億円の費用減を目論む」と明言しているのですが、その約束はどこかへ消し飛んでいます。Img_2109  

このたびの記者会見時でも、追加的合理化案として「役員、社員の報酬減額は?」と問われても『やれないことはないが、確約はできないっ!』などととぼけた発言をしています(役員報酬減額などは、通産省などからも強く言われているようです)

 

いま、この北の地の「家庭、企業、公営、官」とも、電力料金アップの陰に怯えきっているところなのです。

Img_2067

 「原発依存」にドップリと浸かった「北海道電力」は、大震災対策も、原発の再審査も他人事で有がた迷惑なことで、「電気料金値上げが不満なら早く原発再稼働させろッ!!」と・・・・

まさに世間を恫喝しているような態度を表現しているのです。

Img_2073

 「福島原発事故」以降に要する(要している)、あらゆる費用の総額を思う時、その費用が「自然エネルギー利用の構築」へと向けられたならば。。。。

後世の人々に少しでも顔向けができるだろうにと・・・・先の短い年よりは思ってしまうのです。

 

コメント (6)
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