かるさんのgooブログ <北国たより>

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「自己責任」という言葉は死んだのか? 

2011-02-02 21:23:00 | インポート
四大文明の発祥地エジプトが騒乱のまっただ中にあります。

かの国の政治体制、国民の日々の生活への不満などなどは知るよしもありません。
なにせ一度も訪れたことがないのですから・・・

古代エジプトは、紀元前3000年~前30年クレオパトラの自殺でローマ帝国に支配されるまでのことを指すとのことです。
3000年の間に花開いたエジプト文明は、その後の世界文明の発展に大きな影響を与えています。

なによりも近年発掘される、数々の遺跡や発掘物は、その巨大さや美的感覚のみごとさで現代の私たちを驚かせ堪能させてくれます。

そのエジプトへの日本人観光客の数は、年間約6~7万人ぐらいでしょうか(記入者推測)
このたびの「エジプト騒乱」で日本人観光客の帰国が困難になり、およそ500人が数日空港に足止めされたようです。

きょう2日、その人たちの一部が、政府の派遣のチャーター機で帰国しました。
さぞやホッとしたことでしょう。

それはともかく、ニュースなどで見たカイロ空港などで帰国を待つ観光客の言動に疑問を持った一人です。
たしかに日本政府の救出手配が、他国のそれより遅れたことは事実なのでしょう。
ですが、現地空港内で救出に躍起になっている外交官(らしき人)へ、激しい言動で食って掛かる「残され観光客」にはあきれるばかりでした。

チュニジアから波及した「エジプト騒乱」は、日本人観光客にとっては青天の霹靂だったのでしょう。
世界各国を観光する日本人は、ますます多くなると思いますが、世界情勢はそんなに甘くはありません。

風光明媚な国、歴史的価値を持つ国などの多くに、国情の混乱や自然災害がついて回ります。
平和ボケしているこの国ですら、天変地異・災害は日常化しています。

少なくとも観光で他国を旅する日本人は、そこのところをじゅうぶん頭に入れて『自己責任』という言葉を噛みしてもらいたいものです。

他国への観光旅行者だけでなく、昨今なにごとにおいてもこの『自己責任』という言葉が死語になりつつあるのは、嘆かわしいと思ったりするのです。

ツタンカーメンさんもそう言ってるかもしれません。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
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