かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

街が痩せ細って行きます

2012-06-14 20:34:38 | 日記

 

少子高齢化が言われてから、もうずいぶんと年数が経ちます。

統計を操ることに得意なこの国の政治家、官僚は出てきた数字を

るだけで、いち早くこの国の「少子高齢化傾向」は掴んでいたは 

ずですが・・・

でも、けっきょく長い時間ほとんど真面目に取り上げられず、

対策がおざなりにされてきたのです。

その結果が今日の人口減少に現れてきています。

 

話しが飛びます。

「小樽の街」は、北の国でも観光客に人気がある都市です。

戦前までは北海道の「商港」として賑わい、樺太などとの交易が盛んでした。

また「ニシン漁」の本場で、本

州から渡ってきて、網元として一代で財を築いた人もたくさんいまし

た。

戦後の昭和30年代から、商業の中心が道都札幌に移ってしまい、ま

た突然ニシンの漁獲が激減し、街の衰退がはじまりました。

そんな環境の小樽市ですが・・・

この69日現在、人口がとうとう13万人を割ることになってしまいました。

昭和39年の約20万人をピークにして、48年間で約77千人(約3

7%)もの減少となりました。

この昨今の人口数は、大正11年の11万8千人余りの数字とほぼ同

じものになるのだそうです。

当局は人口減少の理由を

 産業の衰退で若い世代が札幌へ流れた

 晩婚化の影響で、出生数が減少している

などと述べています。

 

いまさらながら、小樽の街だけの話しでなく、無為無策のために全国

的に市町村が痩せ細って行くこの傾向を、指をくわえて眺める以外

手段の無い、この国の前途を憂えるばかりです。

コメント (2)
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