kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

耐乳酸のため

2023-03-05 | 陸上競技
土曜日、この日は1日練習となっていました。正確にいうと学校の練習が午前中で午後からはハードル練習会、そして夜は舎監(笑)なかなかのハード日程です。陸上競技との関わり方を考えている今の状況でこのスケジュールで何かをやるというのは本当に難しいのではないかなと思っています。体力的にも。

とはいえ、もうしばらくはきちんとやると決めています。退くのがいつになるかとは別に。私くらいの指導者であればたくさんいるでしょうから。私がやらなくても県の陸上競技のレベルが下がることはないでしょうし、維持すること向上する事をどれだけの人が求めているのかも分かりません。別に自分を飾る気持ちはないので。思っていることは記録しておきます。偉そうにblogを書き続けていますが。

この日は男女別メニューで実施。今週はほぼこの形でやらせてもらっています。練習が始まる時に選手が用紙を出してきました。目標設定に対してこちらが厳し目のコメントをしていたので、それに応じての提出です。こちらが求めたわけではないですが。これがそのうちパワハラと言われ出すのかもしれませんね。そうであれば一瞬で辞任します(笑)

「目標設定」をする。自分が目標とする大会に出るために必要な情報を集める。ここまでは大半の選手はできます。言われた事をやるだけですから。しかし、「達成のために何が必要か」を考える必要があります。達成するために自分自身の課題を明確にして何が足りないかを考える。絵に描いた餅。書いただけで満たされているようでは戦う資格はないでしょうから。

それに対してコメントを書いている間に練習は進んでいました。本当は最初の段階を見ておきたかったのですが。鉄は熱いうちに打て。その気になっている時にアクションを起こしておかなければ変化は生まれにくくなります。数年前までは「力がある選手」が自然に集まっていました。そこまで手を加えなくても結果につながっていたのかもしれません。しかし、この数年の状態を見ると「戦えていない」のです。そこを理解させるために何度か厳しい話もしました。ある程度の「手応え」を感じ始めてはいるのでここでもう一度やっておかなければいけないなと。

補強→ドリル→スプリント練習をやっています。ここは任されていた日程の中には全て入れるようにしていました。女子の指導の中で「ルーティン」のようにしておいた方がいいと思うことがいくつかあります。すぐに習得するのは難しいので「大切なこと」は何度もやる。一回でやるのではなく何日にか分けてひたすらやる。感覚的なものです。細かい部分も含めて指摘しながらやりました。

この冬、バトン練習をもっと入れたかったのですが3回の中でどうするかを考えたところ1週間に1回が限度でした。シーズンが近づいてきているのもあるので男女別にして土曜日にバトン練習を入れる。とにかく慣れが必要です。細かいところも含めて何度も何度もやります。勘が鋭い選手であればそこまでやらないのかもしれませんが。走力が上がっているのは確かなので今度はバトンの技術でさらにタイムを短縮したいと思っています。

10バトン、25並走、合流走。ここで渡す感覚と出のタイミングの確認をします。バトンジョグやバトン流しをする学校も多いと思います。しかし、そのスピードレベルでバトンが渡ったとしてもトップスピードでバトンが渡るかどうかは別問題です。だから常に最大スピードでやります。こちらも見ながらスピードが上がっている選手と上がっていない選手の差が分かります。今後のメンバー選考に生かされる部分ですね。

出のタイミング、声の掛け方、距離感、バトンをもらうための場所など。細かい部分です。私は性格的にこの辺りを細かく言います。失敗しないために何をするかだと思っています。流れるとか渡らないというのは絶対に見過ごせません。そこには明確な理由があるのです。上手くいかなった理由をしっかりと理解する。次に繋げていくためですね。元々しつこい性格ですからこの辺りは譲れません。走力が上がったとしてもバトンが渡らなければ意味がないですから。何度も何度もやることで出来ることも増えていきます。まだ全く足りません。

短い距離を走ってから今度は耐乳酸のための練習。乳酸をたくさん出してその中で動き続けるという練習。短短と短長で分かれてやるのも良いと思いますが、今回は全員でやることに。マルチスプリンターを育てないといけないと思っています。ショートスプリンターが400が走れれば余裕が生まれます。後半の持続の強化になる。逆にロングスプリンターは最大スピードを上げていかなければいけません。短短であれ短長であれ必要なことはやっておかないといけない。

単独走になると力の差が分からなくなります。差をつけてスタートして追いつかなくても「差があったから」と自己弁護してしまう。「走力がないから負けた」という自覚が必要です。リレー形式。3人1組、1人が150。1本走ったらリセットしてまた同時スタート。アンカーが走り終わってから3分休憩で再スタート。10年以上前に真剣にマイルをやっていた時に考えていたものです。中国合宿でもやったことがあります。本人たちが全力で走ってくれれば乳酸はかなり溜まります。

この日は3セット実施しました。2セット目までは跳躍も一緒にやりました。跳躍にここまで走るのが必要かどうか。分かりません。が、誰がいつ走ることになるかもしれないという気持ちは持たないといけないと思います。メンバーを決める時に短距離だから当たり前のように出れるというわけではない。跳躍選手が速ければ4継には出しますし、ショートスプリンターが走れればマイルに投入します。「勝つために」何をするかだと思います。

3年生になったらリレーに出れる。専門種目に出れる。それは本当に勝負することではないと思います。時としてシビアな判断が必要です。そのためにもこういう練習をしながら客観的に判断できる指標を作っていく必要があります。「負けたら勝ち上がれない」というのを常に意識しておかなければいけないと思いますね。

かなり走りました。本当に追い込めたかどうかは分かりませんが。それでもこの手の練習を入れていきたいと考えています。県レベルで勝つというのが目標ではない。両リレーでインターハイ、個人種目でもインターハイ。まずはここだと思います。負けないために何をするか。

記録しておきます。
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水槽の話

2023-03-05 | 陸上競技
エビ生活。なかなか上手くいきません。以前更新した時には「稚エビが生まれた」ことを書いていました。かなり順調だったのですがまた⭐︎になってしまいました。水質も安定しているのに。水草も順調。何が悪いのか。日々水槽を見ながら考えています。

修学旅行の前から少しずつ⭐︎なっていました。結局、8匹くらいが残ったでしょうか。数が多すぎたのかもしれないなと思いながらもそれだけが原因ではない気がしています。難しいなと改めて思いますね。

色々考えてまた新しく購入。どうすれば上手く育てられるかを研究しなければいけません。ヤフオクで落札していますが以前と比べるとかなり安価になりました。半額以下かなと。これくらいの値段で良いエビが手に入るというのは本当にありがたいなと思っています。出品者の方も親切な方が多くこちらの要望にも丁寧に応えてくれます。全員がそうだとは思いませんが、事前に評価を見ながら判断をするようにしています。

水槽の掃除がきちんとできていませんが。こんな感じになっています。

壁面に少しずつ苔が生えていくのですが下の方の掃除が難しくて。それでも小まめにやっておかないといけないなと感じながら。





数週間ぶりに餌を与えました。朝のやりすぎは良くないというのがあるので。普段は水槽内に生息している微生物や苔を食べているのだと思います。ほとんど餌をあげなくても育ちますが、大きく成長させるためには必要です。


餌をあげると水質が悪くなるリスクがある。餌をあげないとエビ達が大きく成長できないかもしれない。この葛藤。夜も寝れません(笑)

また安定してきていますが油断は全くできません。エビ御殿を建てるという大きな目標を持っていますがなかなか達成できない部分があります。地道な活動を続けていけたらと思います。

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あれこれ

2023-03-04 | 陸上競技
3月に入り一気に暖かくなりつつあります。まだ寒暖差が激しいですが。

3月2日に進路実現について話をしました。それにより生徒はかなり進路について考えるようになりました。進路選択についての質問が朝から矢継ぎ早に出てくるという感じでした。いや、これはかなり面白い。サンポウなどの企業に興味が湧いてきました(笑)話をする事で生徒達がその気になるならこれは面白い仕事だと思いますね。専門学校などが自分の学校をアピールするために行う進路選択の話とは違いますからね。これだけをやって生活ができないものか。

この日の練習は途中から見たような気がします。すぐに書かないので忘れてしまうという情けない話になっています。いや、最初からグランドにいたような気もしてきました。ダメですね(笑)メニューを見直してみるとやっぱり見ていない気がします。あー、職員会議があった気がします。書きながら思い出す(笑)ここに関しても色々と考えることがあります。うーん。

雨が降ったり止んだりだったのでメニューをどうするかという検討が必要でした。男子は翌日と切り替えられていました。場所的なこともあるので女子はそのままやり切ってしまおうと。最初に自分達がどこを目指すのかを考えるように話しました。例えば「強くなりたい」といってもそれがどこまでのレベルなのかです。今よりも0.01秒でも速くなったらそれは「強くなった」と言えます。進学校であればその「0.01秒」が大きかったりします。私は「日本一を目指す」だけが陸上競技ではないと思っています。運動を最優先する選手もいて良いし、勉強を最優先にしながら少しでも速くなりたいと思う選手がいても良い。どちらかが正しくてどちらかが間違っているということはない。どちらも正解なんだと思っています。環境が違いますからね。

が、今目の前にいる選手達は「競技で成功したい」と思って学校を選んだ部分があると思っています。満足する結果は出せないまま1年間、2年間が過ぎてしまいました。残りの高校生活をどうするのか。やはり求められるのは「結果」だと思います。頑張ったね、で終わるのではなく「結果」を残すために取り組んでもらいたい。

そうであれば「結果」を出すために何をしないといけないかだと思います。進路実現の時に話をした事をここに入れ込みました。「逆算思考」の話です。ゴールを決める。それに対してどのような段階を経ていかなければいけないのか。インターハイで決勝に残る。これが最大目標であれば「インターハイ決勝」に残るための記録を知っておかなければいけません。その前に「インターハイに進む」ためには中国大会で「6位以内」に入らなければ行けません。その中国大会に出るためには「県総体で6位」に入らないといけません。最後の「ゴール」が決まったらそこまでに何が必要かを考えるのです。

途中途中の「通過点」でどれくらいの記録が必要なのかが分からなければ努力は実らないと思います。その記録に対して今の自分の力がどうなのか。課題は何なのか。足りないものは何か。ここまで考えてやっていかなければ「絵に描いた餅」でしかない。達成するべき目標であれば今自分が何をするべきかを考えなければいけないと思います。そこを自分でまとめてくる。それが必要だと話をしました。

そこから会議にいって、専門の所でグランドに出たと思います。ハードルが一歩ハードルをやっていました。ここは任せてショートスプリントのスタート練習に付き添うことに。ハードルだけを見ていたら良くないなと思うので。前回スタート練習をした時に良くなってきていたのでそこを念押ししておきたかったのもあります。1歩目の動きに加えて2歩目が微妙だったのでその辺りの指摘をしながらという所ですね。

ハードルは二歩ハードルまでやってそこから7歩ハードルへ。この子達はこの練習をするのは初めてだと思います。スピードが出ます。そのスピードの中でハードルを越えていく。場所の問題もあるので。16歩でハードルインターバルを走らせようと考えている選手は15.5mを7歩、18歩で走らせようと考えている選手は15.5mで8歩、17歩の選手とショートハードルの選手は15mで7歩。最初は土の上でやろうと思っていましたがタータンになったのでもう少し伸ばした方が良かったかなという気もします。ひょっとして少し伸ばしたかもしれません。その場で対応しているので記憶が曖昧。

ある程度やってからこの日も最後に250mを1本。タータンが2レーン分しかないので3人ずつとしました。じゃんけんでグループ分けをしていました。タイムがわからないので計ってもらうことにしましたが、暗くなっていたので微妙でしたが。とにかくこういう場面で競争をさせるのは大切だと思っています。言い方は悪いですが「順位づけ」です。少しずつ力を把握していく。お互いの力関係が分かってきてそれをどう活かすか。今は負けているけど次は差を詰めると思って走るのか。自分の力を認めずに「今日は調子が悪いから」と逃げ道を作るのか。それは人それぞれだと思います。

この日少し話した事を思い出しました。卒業生が「キツイ練習が嫌だった」「何度も辞めようと思った」と話していたことに対して私の考えを伝えました。この日の進路選択の話でも話したのですが、私の人生の大半は「陸上競技」でした。陸上競技が好きで好きでたまらない。どうすれば少しでも速くなれるかをいつも考えていたので「練習が嫌だ」と思ったことがありません。特殊なのかもしれませんが。しかし、「キツイ練習が嫌だった」という話を聞いた時に「これでは勝てないだろうな」と感じました。何もしないで速く走れるならそれに越したことはない。が、実際問題そんなことは無理です。本当に強くなりたいと思うなら「キツイから嫌だ」と思うことはない。雨が降ったら「今日練習できない」と怒るくらいでないと。

今の選手がどのような気持ちで練習に取り組んでいるか。そこも問いました。「練習が嫌だ」と思うようなら結果は出せないからやってもやらなくても同じだと。冷たいかもしれません。少しでも記録を伸ばそうと思えば正しい練習が必要。そしてしんどくても我慢して取り組む姿勢が必要。簡単な話だと思っています。

その話がどれだけ伝わるのかわかりません。伝わらないならそれはそれで仕方ないかなと。ちょっと俯瞰して見るようにしています。

まとまりのない話になっている気がしますが。記録だけしておきたいと思います。
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進路指導をする

2023-03-03 | 陸上競技
前も書きましたが。色々な流れの中で進路指導をすることになりました。言葉は悪いですが「理不尽」に対してどう行動するか。それぞれの立場があるのだと思います。が、蔑ろにされることに対しては納得できない部分があります。敵を増やすのかもしれませんが、それに対して流すのではなく「意味のある時間」にすることで対抗したいと思っています。

3時間、こちらでコントロールできる時間がありました。40分授業の3時間分。もう少し欲しいなと思いますが。私自身は「やる」と決めたことに対して絶対にやり切るつもりです。個人的な感情は度外視して「生徒にプラスになるなら」という感じです。そのためにパワーポイントのスライドは107枚作りました。結果的に45分くらいの内容です。107枚というスライドの枚数はかなり多いというのはわかっています。が、実際にこのスライド数を多いと思って話を聞いていたかどうかは別ですが。

「進路実現に向けて」という内容で話をしました。途中、リモコンが効かなくなって止まったりしてしまったのでストレスでしたが。かなり時間をかけてやってきたのでそれなりに生徒には伝わったかなと思っています。「計画」するという部分。「逆算思考」について。私自身は生徒がどういう進路選択をするかというのは本人次第だと思っています。こちらが誘導して進路を変えるというのはしたくありませんし、するべきではないと思っています。だからこそ考えさせる時間を確保したいなと。何かしらの「キッカケ」を与えることで考え始めてくれたらそれで良いかなと。

私がプレゼンをしてそこからワークシートを使って将来について考えて記入する。さらに「進学」「就職」に関してのワークシートを書く。その時点であとは各クラスに分かれてやってもらうことにしました。

私が担任しているクラス。3時間目の各自での活動の時にこれまでと違う様子が見られました。手前味噌かもしれませんが。指定校に関する資料を見たり、過去の求人票を見ていました。当たり前と言われたらそれまでです。が、これまでそんな様子は見られなかった生徒たちが真剣に将来について考え始めたのではないかなと勝手に感じていました。直接話を聞きにくる生徒もかなりいて「あー意味があったな」と感じていました。

一時的なことなのかもしれません。それでも目に見えて変化があったと思っています。こういう姿を見ると「働きがいがあるな」と感じます。表面的な話ではなくて「意味のある話」をする。それができるかどうかです。45分程度の内容に対して10倍以上の時間をかけて考えました。与えられた時間をどのように使って生徒に必要な情報を伝えるのか。

これまでも同じような情報を与えられています。しかし、目に見えて行動の変化はなかった。それが準備して話をすることで明らかに行動や考え方が変わった。自分の進路について考える時間を作れるようになったのだと思います。

「やりたいこと」はこういうことだったんだなと強く感じました。大きなことではなくて。生徒にプラスになる活動というのがどういうものか。「意味がある」と感じられた時間でした。明らかな変化がある。もちろん、全ての生徒に対してそこまでの影響力があるとは思いません。120人近くの人数に対して全員がこちらを向いてくれているとは思わないからです。

セミナーなんかは「何かを学びたい」と思って参加する人しかいません。求めていてそれに対して必要な情報や方法を学ぶ機会です。「進路実現に向けて」という内容であっても「実感が湧かない」生徒は「別に関係ないし」と思っていると思います。スタート地点が間違いなく違うからです。「前のめり」になって参加している人と「行けと言われたから」参加している人では全く違うのです。私にもっと力があれば「どのような生徒であっても前のめりにする」ことができるのかなと思います。まー力がない証拠でしょう。

クラスの生徒の様子を見ていて「変化」を感じました。教科指導もかなりやってきたつもりです。ひとによっては「最優先は教科指導」という人もいると思います。正解だと思いますが、それだけで「進路実現」はしません。様々な角度から自分自身について考えていく必要があると思っています。

今回のことで、「意味のある関わり方」について考えさせられた。これは教員でなくてもできることなのかなと思っています。様々な経験を踏まえて話をすることで、子どもたちの進路について意味のある時間を作ることができる。そうであれば、教員という仕事にこだわらなくても良いのではないか。もっというと陸上競技ではなくてもいいのではないか。これまで自分の生き方の中心は陸上競技でした。これだけは確かです。が、もう本当に競技指導を辞めてもいいんじゃないかとという気持ちがあります。そこだけが全てではない。「やりたいな」と思っていることがあって、それが実現できないのであれば陸上競技から距離を置くことも意味があるのかなと。

この近日中に真剣に考えたいと思っています。陸上競技に関わるなら日本一を目指したい。それが自分の中で大きな意味を持っているから。しかし、そこを求めないのであればもう陸上競技をやる意味はないかなと思っています。日本一とは言わなくても「何が何でも強くなりたい」と思う選手に自分自身が「応えたい」と思えるかどうかはどうかなと。

考えたいと思います。年度末です。自分が自分らしく生きれるかどうか。そこが最優先なのかなと。真面目に。
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練習再開

2023-03-01 | 陸上競技
火曜日。考査終了。変則的な日程で表彰式、卒業式の予行が実施されました。なかなかです。色々と思うことがあります。効率的に動くこと、根回しをすること。色々なことができれば世の中はうまく回るのではないかなと思っています。そこに対して何も疑問を持たないという人間にはなりたくありません。まー本当にもうどうでも良いかなという気にもなっています。

予定がかなり前後しながら練習開始。お願いして今週の練習に関しては完全に男女別で実施させてもらうことにしていました。先週の土曜日の練習をやってある程度の手応えを感じました。あくまである程度ではありますが。感覚的にバトン練習とスピード持続を入れながらやっておきたいなと。そこを踏まえて日曜日に提案させてもらいメニューを作ることに。水曜日が卒業式で練習ができないという流れもあって火曜日にある程度やっておきたい。テスト明けなので体力的な心配もあるので様子を見ながら。

こちらからは何も話をせずにです。もうワンランク上げないと中国で勝負することはできません。県内で勝つという目標レベルであれば問題はないですが、もっと先を見据えてやらないといけないので。上半身下半身をやってから、DMと縄跳び。あとは通常通りの流れで。テスト期間中に関しては私はノータッチ。男女同じメニューでやっていました。別メニューでも良いと言われていましたが、時間的なこともあるので全体が一緒にする方が良いだろうなと。

動きの部分に関してはもう一度丁寧に見ました。少しのことかもしれませんが、そこを逃さず指摘するように。私のスタイルとしては「出来ていないところを徹底的に直す」というのがあります。出来ているところはスルーして課題を克服する。結局、その部分が脚を引っ張ってしまうからです。足運びなども含めて。最近は膝締めの部分もですが、ハードルを使って股関節周辺の強化もできるようにしています。限られた時間なので優先事項を決めながらですが。

スプリント系の動きの確認も。一歩目だけではなく二歩目の出が甘い。ここも常に見ておきたい。私は現場で何かをする方が合っていると思っています。組織運営というよりも目の前の選手の動きをどうするか。別に求められていないのかもしれないですが、速く走るために何をするかを徹底的にやりたい。好かれるかどうかではなく。

走るメニューも。T走→B走→DM走→スプリント。テスト明けというのも考慮して30-40-50で。トータルで12本。もう少し走りたいのですがこちらも我慢。やっていくうちに動きが良くなっていきます。こういうのを見ると面白いですね。細かいことは別にやって走りの中で感覚を身につける。基礎基本は大切。でも走らないと身につかないこともある。それを頭に入れながらどうするかだと思います。常に見ながら指示を出す方が私のスタンスにあっているかなと。

その辺りも踏まえて本当に「新しいスタイル」を作っていかないといけないなと思っています。陸上競技の指導をこれからも続けるのであれば、ですが。そこまでのエネルギーを使えるほど私に何かが残っているか。毎日がギリギリのところです。

股関節補強をやってから最後にバトン走。シーズンのメンバー選考も兼ねているので組み合わせを決めていました。が、この日は別メンバーで組んでいました。理由は「リレー練習に入っていないメンバーを考慮して」とのことでした。優しいなと思います。が、全体を呼んで少し話をしました。こちらの意図を伝えるためです。

あくまで「私は」という前提で。4継である程度勝負する事を考える。これからの時期に変則的にバトン練習をして、走力差があるのに並走するのはほぼ意味がないと思います。リレーのバトンをメインに考えるのであれば「走る可能性がある」選手に対してどうするかです。シビアかもしれませんが、現時点でリレーを走る可能性がない選手とエースが並走してバトンパスをするのは「実践的」ではないと思います。「スピード練習」としてだけではなく「どうやって戦うか」を考えないといけない。

みんなで頑張ろうというだけではなく「結果を出すために」というのが必要だと思います。見方によっては「差別化している」と思われるかもしれません。楽しくみんなで走るというサークルならそれでも良いと思います。が、本当に選手が求めているのが何か。今の学校では「勝ち上がるため」というのが優先だと思います。そうであればそれに合った練習もある。

冷たいかもしれませんがその事を伝えました。私が考えている2-3走は指名。1走か4走を走らせたいと思っている選手もそれに合わせてバトンをさせています。この3人は確定。あと1枠をどうするか。1走か4走です。それを踏まえてバトン練習を組んでいます。残り数名がその候補。だからそれを見越して練習をさせる。批判も出るのかもしれません。平等ではないと。まーそれならそれで速攻で指導することから退こうと思っています。「思い出作り」「みんなで楽しく」といあのであれば、今の学校ではないと思います。戦うためのチームにならないといけない。メンバーから外れた者が不貞腐れるようなチームでは戦えるはずがありません。

その辺りのことも理解してもらいたい。勝って両リレーでインターハイを勝ち取らないといけない。そういう意識でできるかどうかですね。見ていて悲壮感はないかなと思っています。強くなるためにどうするかだけです。

まとまりませんが。そんな事を考えながら、伝えながらやっていました。もう時代に合っていないスタンスなのかもしれないですね。仲良く楽しく。そこを求めるのが部活動。競技をするのがクラブチーム。そういう流れが出てくると思います。その中で自分がどうするか。

考えさせられます。
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