水曜日。前の記事にも書きましたが合同練習を。
しかし、唯一の2年生のNaはオープンキャンパスで不在。タイミングが合えば逆にondkに午後から行こうかと思っていたのですが時間的に厳しいので諦める。本人にどうするか?と聞くと練習はしたいというので別にやることにしました。学校でマンツーマンで(笑)
Naが来た時には他の用事で電話をしていたので筆談をしながら練習の指示を出すことに。一人でやるのでなかなか難しい。道具を出すのが大変なので。BCTをやってからハードルを使っての基礎的な股関節補強。セラバンド補強と組み合わせながらやっていきました。普段やらないこともできたら良いなと思っていたので。その場でのハードル股関節を時間をかけて実施。基礎です。
そこからハードル股関節。リズムスキップは作るのが面倒なので省略してバリエーションハードルとスピードハードル。単独でやるのでいつもより見る目はシビアになります。まーそれもありだと思いますね。そのままスイッチングとスイッチングラン。かなり走れるようになって来ているなと感じていました。当たり前ですが(笑)
休まずに走ってカーブ直線。これは遠目から見る。まずまず走れる。1年生の二人と比べるとやはり力は足りません。そんなことは私ではなく本人が一番分かっています。Naの最大の長所は「陸上競技が好き」という部分です。へこみながらも毎日毎日練習を続けてくれています。去年のベストは13秒96。お世辞にも速いとは言えないと思います。怪我が続いて練習ができない時間が続いていました。
naoやmichiと一緒にリレーを走りたい。それだけがずっとモチベーションでした。しかし、結局その想いは届かず。本当は走らせてやりたかったのですが。高校に入って一度もリレーを走っていない。最終学年の今年こそリレーを走らせてあげたいなと思っています。これは私の感覚なのでどうなのか分かりませんが。
特別に力があるから個別練習をするというつもりは全くありません。インターハイレベルの選手だから個別練習をして県総体出場を目指す選手だからやらないという感覚は全くありません。私にとってはうちで練習している選手は全員大切です。なんとか目標に近づけてあげたいと思います。だからこそこうやって苦しくても一生懸命やっている選手に対して向き合いたい。感覚的に分かってもらいにくいかもしれないですね。
話が感情的な内容になっていましたが。まー本題へ。カーブ直線を走っていて随分スピードに乗れるようになって来たなと感じました。加速段階の動きをもう一度丁寧にやっておきたいと思ったので前半マークを。この動きを見てもう一度カーブ直線。きちんと加速してスピードを上げて内傾の開放をする。そこで更にスピード感覚を身につける。
それぞれの選手の動きを見ることで「アイデア」が浮かびます。他の部分では結構「孤独感」を感じることがあるのですが走るのを見ている時間はそれを完全に忘れます。救われている感覚があります。集中して見ているので他の事を考えないというのもあると思います。そこだけを考えているので次に何をしたら良いかなというのがフッと浮かんでくる。
スピードが上がって来たところで「遅れる」と感じました。タイミングが遅れるという感じです。そこで遅れ始めたところにスティックを置いてきちんと意識できるようにしました。実際に何ができるか分かりませんが、物があるだけで少し意識をします。それだけで本人の動きが変わることがある。先日rinaに会ったのでその練習を思い出したというのもあります。これをやると遅れなくなりました。たまたまなのかもしれません。それでも目の前にいる選手にとってプラスになる練習が出来たというのは良かったなと。
その感覚を生かして前半マークからの60mを。良く走れたと思います。14秒かかる事はないと思います。最低でも13秒5は出したい。欲をいえばもうワンランク上の走りをさせてあげたい。適当にやっている選手であればそこまで思わない。苦しい時も我慢して地道に練習をしてきました。私とは違う「孤独感」を感じながら練習をしている時もあるはず。naoやmichiがいる時には若干甘えていた部分もあります。今は自分がやらなければいけないという感覚がある。だからこそサポートしていきたいなと。
強い選手が目立つ。当然です。しかし、うちを今支えてくれているのは間違いなくNaです。その想いにきちんと応えていかなければいけないと思います。そのために私の時間を使うのは惜しくない。「やりたくないな」と思いながらやっている選手であればこんな事は一切思わないと思います。明確に「区別」はしたい。この感覚がおかしいと言われたらそれまでですが。
少しずつで良いと思います。走れるようになってもらいたい。今はかなり走れるようになっています。120を走っても後ろから抜かれる事は無くなりました。こういう成長を見守れるのはありがたいですね。
こういうひたむきな姿に救われます。こちらが感謝したいなと思います。私にできる事、それを見つけてやり続けていきたい。そう思います。
終わりと見せかけて最後に補強を少しだけやりました。任せていたら午前中にやったメニューを偶然か何か分かりませんがやっていました。その時に必要なメニューは感覚的に同じなのかもしれないですね。2時間強の練習でしたが無事に終了。私にとっても貴重な時間でした。感謝。