kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

贈る

2019-03-19 | 陸上競技

前の記事にも少し書きました。naoとmichiが練習参加最後になる予定でした。月曜日はmichiが休み。火曜日は二人とも揃うかなと思っていたのですがnaoが体調を崩して参加できず。結局全員が揃うことはありませんでした。寂しいですね。

実は今回naoとmichiがsndへ進学して競技を続けることになっていました。sndには前任校で指導していたmakinoがいます。本当であればこの3月で卒業して引退しているはずなのですが、makinoが競技を続けたいという強い気持ちがあってそれをfjk先生が汲んで下さいました。もうしばらく競技を続けることができます。本当にありがたい話です。

その結果、前任校で指導していたmakinoと今の学校で指導してたnaoとmichiが同じグランドで同じ練習をすることになります。2人が中学時代から事あるごとに一緒に練習をしていました。makinoが帰省してきた時には必ずといって良いほどうちの学校に来てくれていました。2人も慕っています。その3人が同じ場所で練習をしてくれる。これに関してはかなり感慨深いものがあります。

完全に自己満足なのですが何かを贈りたいなと考えていました。同じグランドで練習する時に3人だけがお揃いのTシャツを着ていたら嬉しいなと思いました。2人には内緒にしておこうと思ってmakinoに相談。喜んでくれていました。デザインを考えて!と頼んでいたのですが一向に進まず。出発前までに完成しなければ意味がなくなってしまいます。間に合わなくなるので結局私が考えることに。

本当は昇華プリントにして全てデザイン通りになるようにしたかったのですがかなり時間がかかるので諦める。結局いつも頼むところで作成することにしました。デザインに関してはかなり悩みました。が、makinoもnao・michiもshoko出身なのでその辺りのことを含めて考えることにしました。大学生なので背中に文字を書くのはどうかなと思っていましたがmakinoも高校時代着ていたので同じようなタイプのものに。

背中の文字は練習の時に何度か話をしたことがある内容。これはどちらの学校でも話をしていたので共通する部分かなと。こちらの想いを込めて考えました。

3人に色を変えて2枚贈ろうと考えていました。6枚。が、6枚購入しても10枚購入しても値段的にはあまり変わらない。これは?!とはいえ大学生が3枚同じデザインのTシャツを着るとは思えません。うーん。

そこで現役部員に相談することに。前側に「SHOKO」という3人に共通する部分を書いて「sprint girls」という文字を入れようと思っていました。私がスプリントにこだわってやっているのもあります。そうなると現役部員の男子には相談しても意味がなくなる。女子に相談すると「ぜひ欲しい!」と。うちの女子はmakinoの事もnaoの事もmichiの事も大好きです。背中に3人の名前を入れているのですが関係なく「欲しい」と言ってくれました。二人が旅立つまで毎日着る!と。ありがたい事です。私も数合わせで1枚購入。

早めに完成して届いたのですが一度も全員が揃うことがありませんでした。みんなで写真を撮ろうと約束をしていました。達成できず。これも私にとってはすごく寂しさを感じる部分でした。なかなかタイミングが合わず。間に合うようにしたのですが。それでもsndで3人が揃って着てくれたら良いなと思います。

一応参加していた者で写真を撮りました。良い表情をしたいるのですがそこは個人情報のところもあるので隠していますが。

背中には「Makino × Nao × Michi」と名前を入れています。ここはこだわりの部分でした。3人の名前を載せたい。3人が兵庫で一緒にやってくれているという部分は誇りです。現役部員もこの子達が大好きだから一緒に練習している気持ちになれると言っていました。

高校の指導者が越権行為のような感じがあるのかなと思います。その事もあったのでfjk先生からmakinoの卒業式の写真を頂いた時にその旨報告だけさせてもらいました。勝手な想いでやっていますがお許しいただけました。本当にありがたい事です。

どうしても感情移入してしまいます。それが私の良さであり悪さなのだと分かってはいます。3人にとっても「余計なお世話」という感じがあるかもしれないなとは思っています。naoもmichiも基本的に何も言わないので分かりません。喜んでいるのか迷惑がっているのか分からない。ここまできても懐いているのかどうか分からない(笑)そういうタイプなんだと思います。

周りから見ると私の行為は「やりすぎ」と言われるのかもしれませんね。想いの部分がある。私にとってやはりこの子達は特別です。suzuneも同様。みんなみんな特別。それは分かってもらえないだろうなと思います。この子達と一緒に競技ができたことは宝物。それを形にしたいなと思って作りました。

繰り返しになりますがnaoも一緒に写真を撮りたかった。また戻ってきた時に来てくれるでしょうか。その時撮れたら良いなとは思います。sndで3人が同じTシャツを着て練習してくれる日が来るかな。着てくれるかな。そういう気持ちはありますがここも彼女たちの自由なので私があれこれいう話ではないかなと思います。どこかで着てくれたら良いなと思います。

応援し続けたいなと思います。

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半分任せる&後悔

2019-03-19 | 陸上競技

月曜日。この日は朝からキャリアサポートセミナー。これはどこの学校でもやっているのかもしれません。生徒の希望に沿って話をしてもらうために各方面から講師が集まって講義をしてもらいます。2つの講義を聞くことになります。私は卒業生がお世話になっている大学の担当にしてもらい挨拶をさせてもらいました。

これで午前中が終わって午後からは会議。2時間以上かかりました。かなり疲弊しました。

この間、練習は完全に任せることに。土曜日にやりたかった動きをもう一度ここでやることに。グランドが悪くて全く出来なかった練習を確実にやっておきたい。練習の流れとしてはいつも通りで。バランス系をやってから体幹強化サーキット。セラバンド補強をしてからスイッチング。正確性を重視した動きから速い動きへ。メニューを立てていますが走りの感じに関しては見ながら判断したい。が、できない。これは割り切らないといけないと思います。

スイッチングをやってスイッチングラン。そのままトーイングをやって前半マークと中間マーク。走るためにあれこれやります。もちろん正解かどうかは常に分かりません。だから走りを見たい。見ていて良いなと感じれば良い。メニュー提示だけではなくそこが一番大切だと思っています。

私が練習にたどり着いた時にはすでに補強サーキットに入っていました。前半のメニューに関しては評価ができません。走れていたのかそうではなかったのか。任せられるところは任せておかなければいけない。それは分かっていますがなかなか。

この日、思いつきのハードルドリルをやることに。特別な動きではありません。普段やっているメニューを速くやるだけ。重心移動を小さくしてその中で可能な限り速く動く。演技ではないかと思っているのですが結構負荷がかかったようです。同じ動きでも目的が違えばやはり全く違ってきます。こういう部分理解させながらやりたいですね。

ここから要望があった加速段階の動きを。ABに分けずに足運びを中心に全体でやることにしました。スタブロからの出までやっておきたいというのがあったので。3サイクルやることにしました。前半のフラストレーションをこの編集にぶつける(笑)。かなり細かく見ていきました。やりたい事は明確です。それをどうやって実施するか。タイヤ押しで何度も感覚を確認しました。

前半マークをしながらそれを再び作っていく。個別に意識するポイントを確認しながらやる。細かいところもですがやはり大切なのは「流れ」だと思っています。naoは加速段階で勝負するタイプではない。それなのにちょっと力みが見られる。「中間や後半につなげていくための加速」でなければいけません。加速段階で無駄な力を使ってしまったら後半にエネルギーが残らなくなる。ここは理解させないといけない。

加速段階は以前と比べると良くなっています。速く動くタイプではないのでこの区間だけで勝負する必要はありません。加速段階を改善しなければ勝負できないと思われるかもしれませんが、本来持っている武器を磨く方が良いと思っています。話をしながらやっていって狙いとする走りができるようになってきました。本人も感覚が良いと感じていたので。

他の者も同様に走り作っていきました。加速段階に重きを置く者、中間からの走りをポイントにする者。それぞれ意識する部分が違います。それぞれが自分で何をするかを理解しなければいけない。前半だけ、後半だけではレースは組み立てられないからです。ここは考えものですね。後半が武器の選手に前半速く走る事を意識させたらやはり崩れてしまいます。トータルで100mになる。それが自分で分かっているかどうか。

naoは後半型。中間に上手く繋げる走るために前半「送れない」というだけでいいと思います。これまで5m遅れていたのが4mになれば良いと考えています。その流れの中で得意分野につなげていくだけで良いかなと。前半遅れる事だけに注目するのではなくその後にどうするかを考えたい。スタート型の選手と並んで走れるのではなくある程度の距離でついていけるかどうかだと。

話が少し前後しますが結果的にnaoが練習に来るのはこの日が最後になりました。火曜日は体調不良で練習に来なかったので。きちんとした挨拶もできませんでした。仕方ないとは思うのですが残念ですが。もうしばらく会うことはないでしょう。これからの事などをきちんと話して送り出したいと思っていましたかまで叶いませんでした。なんだか寂しいですが。せめて挨拶はしたかった。頑張ってこいよと直接の話せたら良かったなと思います。

4年間やっていたので離れていく寂しさもありますが、それとは別に「最後に背中を押してやれなかった」というもどかしさでしょうか。仕方というのは分かっていますが。この日に次の日の練習のことを話していたので残念だなと。分かっていれば面と向かって話ができたのですが。後悔しています。翌日があると思わなければよかった。これは結果論なのでどうにもならないのですが。

書いていたら書く気分でなくなってきたのでこの辺りでやめておきます。すみません。

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