kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

3段階でやる3

2019-03-06 | 陸上競技

長々と。この日は見ていて感じることが多かったので。きちんと記しておきたいなと思います。

第1段階の練習が終わってからシャフト補強。普段はABに分けて一気に行うのですがこの日はAとBで完全に分けました。シャフト補強が練習の「休憩時間」という位置づけです。選手から突っ込みは入りませんでした。6種目なのでそれほど時間はかかりません。もう少し休みを取りたいなと思ってハードル股関節を実施。軽めです。

もう一度スパイクを履いてスタート5歩を1サイクル。ここから10バトン、25並走、合流走です。女子は3年生が抜けて一気に戦力が落ちました。それは分かり切っていることです。3人しかいないのでリレーさえ組めない。そのため県新人はエントリーさえできず。本当に申し訳ない気持ちでした。2年生のNaはリレーを走る経験が出来ていません。それでもこの子を走らせて中国を狙いたいと思っています。周りからは「無理だ」と言われるかもしれませんが。本気で狙っています。

そのためには1年生がどれだけ自覚を持つか。Naを中国に連れていくためには1年生が力を発揮しなければいけません。きちんと走れれば50秒前半くらいまでは見えます。もうひと頑張りすれば49秒台も見えると勝手に思っています。しかし、そのためには1年生が「やるべきこと」をやってくれないといけない。これまでのようにきちんと力が出せなければ戦うのは無理。その部分は外せないと思っています。走力がないのであればバトンの技術を磨く。走力以外の部分でもできることはあります。そこに対する理解と熱意がどれだけあるか。伝わるかどうかですね。

合流走でnaoとmichiと一緒に走らせました。これも経験です。自分よりも速い選手と競争することで身体がそのスピードを覚えます。リレーの出の練習にもなるので結構頻繁に入れています。この手の練習をうまく導入し続ければ結果は変わると思っています。競争する中で自分の力を発揮するという意味ありもあります。やはり考えないといけないですね。やれることはまだある。

短い距離を走ってもう一度シャフト補強。Bメニューです。これは本当に短時間で終わりました。もう少し休ませようかなという気もしましたが時間が(笑)。もう基本休憩は必要ないんじゃないかなという気がしています。

ここからまた選択練習にしました。スイッチング重視とバランス重視の選択。どちらかを選んでやることに。普段通りにやるとどう考えても時間が足りなくなります。色々と工夫しながらやっていきました。好きでやっているというのはあります。しかし、これだけの練習計画を立てるのにどれだけの時間を必要とするか。労力を必要とするか。ここはなかなか分かってもらえないんだろうなと。仕方ないですが。

うちの選手にとって「hoshoメニュー」は当たり前の内容です。他校と比べることはないでしょうから。聞いて回るといことはしないでしょう。が、かなり工夫をしています。段階的にあれこれやっています。この意味を理解してもらいたい。感謝しろという話をしているのではありません。こちらとしては毎回出来得る一番のメニューを提供します。それに応えてもらえるかどうか。1秒も気を抜くことなく全力で取り組んでくれるか。そこだけが私の報酬です。

この練習の合間に翌日の練習場所を探す。校舎内立ち入り禁止になります。雨予報。どこで練習するかを考えないといけません。指導するだけではなく環境を整えるのも我々の役割です。ここまでやるとやはり負担が大きいと感じる人も出てくると思います。ブラック部活と言われる所以かもしれません。外部に任せれば良いという意見もあります。技術指導さえすればいいのか?ここも大きな疑問が出てきます。

話が逸れまくりですね。書きたい事がかなり溜まっています。この辺りもまた書けたら書こうと思います。

ある程度動きを作って最後に120-120-90-60を。うちとしてはかなり走っています。他校と比較するとそれでも少ないのかなと思っています。学内で練習をしているので比較対象があまりにもない(笑)。初めてインターハイに進んだ時と比べると量的には5分の1くらいになっているかもしれません。それは本当に正しいのか。ここもきちんと検討しなければいけないかなと思います。本当はある程度量に頼らなければいけないのかもしれない。ここの見極めは大切だと。

120。スピードが保てました。まー当たり前だと言われたらそうなのですが。2本目の120でスピードが低下する事があったのですが大半の選手は最後まで維持できる。これまでよりも高いスピードが保てるというのが大きい。3段階に分けて練習をしたのですがこの日の練習は計画的なできたかなと思います。やりたい動きは全てできました。時間的には3時間をオーバーしてしまいましたが。

練習の最後に少しだけ。高校入試の日のメニューを考えるように伝えました。自分に必要なことは何か。限られた時間の中で何ができるか。そこまで考えてやっていく必要があります。自分で考えて日誌に書いて提出。私は手を加えるつもりはありません。自分達でどのように考えてくるかだと思っていたので。

色々な段階を追う必要があります。そこは間違いない。少しずつ。少しずつ。未だに陸上競技が分かりません(笑)。まだまだ勉強したり考えたりしなければいけないなと痛感しています。

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3段階でやる2

2019-03-06 | 陸上競技

前の記事が全く練習について触れられず。どうなのか・・・。基本的に自由気ままに書いているのでそれもありかなと思ってはいます。長くなると読みにくいですし。まー今更お前が言うか?!という話だとは思うのですが。

練習はハードルドリルver2をやりました。この辺りは前の記事に書いたかなと。スイッチングランを。今年に入って本当に「スイッチングラン」だけをやっていました。しかし、もう一度見直していく。普通に腕が使える中でのスイッチングランは走りに近くなります。もちろんその部分は必要だと思うのですがそれだけでは本当にやりたいこととは別になります。「スイッチング」の局面を強調するためにこの練習を入れているのにいつの間にか「流れの中での練習」になっていました。これはよくない。もう一度原点に返ってスイッチングランをやることにしました。

本来的な動きは「スイングで進む感覚を作る」ための練習です。そこに特化して実施している。腕が使えない状況を作り出して股関節をうまく使いながらタイミングをとる。これが最大課題でした。「練習の流れについて考える」という中でもう一度この部分をやり直したいなと。練習の前半から走れるようにするためにです。股関節強化サーキットを入れるだけではなくやはりこういう練習を重視したい。顕著に動きが変わってきていました。

ここからは変則的に。加速段階ドリルを。これは以前も書きましたが「A:重心移動重視」「B:脚運び・リズム重視」を組み合わせて行います。単純にやるだけではなくです。狙いを明確にしながら加速段階の動きを作りたい。ABA、BABだけではなくBBBでも良いという指示を出していました。男子が一人BBBでやっていました。それでいいと思います。全体的に最初の段階から身体が動きます。筋肉痛だとnaoが言っていましたがスルー。走っている感じはどうなのか?と聞くと決まって「まあまあ」という返答です。悪い時には少し課題を述べるのですが走れているときは「まあまあ」という返事。もっと改善できるかもしれませんが。

加速段階の動きを見ていて気になる選手が。間違いなく今シーズンブレイクすると思います。これまでの走りとは全く違う。「誰?」となるのではないかと思ってはいます。しかし、スタートの局面ができない。中間疾走の走りは見違える動きなのですが、「最初の1歩」が出ません。腰がついてこないのです。これに関しては試行錯誤しながら練習をやってきました。本人は真面目なので言われたことをやります。が、できません。手を変え品を変え実施しているのですが・・・。

もちろん、入学当初と比べると良くはなりました。本当ひどかったですから。それでもこの部分が改善できないと走れないのではないかという気がしています。ある程度のところまで行ったときにこの局面で困るのではないかと。これまでも何度もありましたが。手段に見当がつかないので練習後に師匠に電話して質問することに。練習を見ていない、動きを見ていないのでなかなか無理難題だと思います。

幾つかの方法について話をしました。その時にnaoとmichiのスタートの話になりました。入学当初、どうしていいか分からずに実際に連れて行って動きを見てもらいました。その時「これは無理だな」と思ったとのこと(笑)。本当に酷かった。それでも時間をかけて練習していくことである程度の改善がされます。中学走りとは明らかに変わっていますから。

この局面だけに特化しないように気を付けるように、と言われました。トータルで100mです。視野が狭くなってこの局面だけ考えると走りが作れなくなってしまう。以前失敗をしているというのもあります。30mまではある程度「センス」が影響していると感じるといわれてもいました。スタートでガツンと出られる選手は確かに教わらなくてもできている部分があります。100mを走るためにどうするか。しっかりと考えていきたいですね。

そこからトーイング。最大スピードを出す感じです。やりすぎると良くないかもしれないとは思っています。それでも「腰の移動感覚」を作るためにはこういった練習が必要だと思います。感覚を作り出すためにどうするか。走っていれば動きが作れるという話ではないと思います。しっかりと動く。

TDMを入れようかと思っていたのですが時間が無くなってきたので飛ばして走練習へ。120mDM-90m-60mを。久々に120mです。前半部分で作った流れをきちんと距離につなげていかなければいけません。120mは腕が使えない状況。そのあとの90mがどれだけ走れるのかが大切。遠めに見ていましたが走り的には問題ないかなという感じでした。

ここ最近の傾向として「練習の前半が走れない」というのが課題として挙がっていました。練習を重ねていく中で走れるようになっていく。しかし、これでは県総体では予選落ちです。最初からきちんと自分の走りができて3本目ではもっと走れないといけない。そのための練習をしておきたい。この日、3段階に分けた一番の理由は「予選・準決勝・決勝」と3本走れるようにするためです。途中で力尽きて走れなくなるというのでは勝ち上がることはできません。1本だけ強い選手は高校では勝負できない。そう思っています。

とりあえず長くなりました。ここで第1段階終了です。2・3はまとめてかけると思います(笑)。長い(笑)。

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3段階でやる

2019-03-06 | 陸上競技

火曜日。考査最終日。他校と比べるとちょっとパターンが違うのかもしれせん。普通校は卒業式前に終わってそこから授業。いつもは高校入試の前日までテストを行う感じがあります。色々と事情があるのだと思います。そのためこの日も食事を取って13時半からの開始としました。私はそれまで時間が許す限り採点。練習時間の確保のために他の時間を使わないといけない。

少しだけ話をしてから練習開始。翌日以降の天候が悪くなる。学校には入れない日もあります。テスト明けですがこの日にしっかりと走っておきたい。なかなか難しい日程です。この日に走る量を増やす意味。ここを理解してもらいたいですね。練習を3段階に分けて行うことを伝えました。普段は前半と後半の2つです。連続で走るというのは避けたい。走っても良いのですが(笑)。合間合間に補強を入れていく。

バランス系をやってから股関節強化サーキット。ちょっと練習の組み立てについて考えていることがあります。これまでやってきた練習スタイルである程度の事が出来るようになったと思います。しかし、この1ヶ月間で足りないなと思うことが幾つかありました。そこに対してどうするか。これまで通りでは不十分。もう少し工夫の余地はあります。

そこからハードルドリルver2。これもこの冬に思いついた練習です。段階を追って動きを作っていく。多分普通に見ても「ハードルドリルやってるね」くらいだと思います。明確な意図はなかなか分からない。興味がない人の方が多い気もしていますが。

この練習中、ハードルをやってから戻る時にmichiが肩甲骨周りを動かしながら戻っていました。ここは大切な部分だと思います。「痛いのか?」と聞くと首を振る。元々上半身が硬いので自分で弛めながら戻っていたのだと思います。全体を止めて話をしました。同じ場所でやっている選手が合間に何をやっているのかを考えないといけません。

かなり前に京都の強豪校に練習見学に行った事があります。ここの練習は「秒単位」で練習を組んである。真似をしてできる練習ではないなという感じでした。それだけではない。合間の時間の使い方がすごい。超進学校になっているので練習時間はかなり限られています。そこを有効に使うために走ってからスタート地点に戻るまでの歩く時間さえも練習に充てています。上半身と下半身の連動をさせる。骨盤周辺を動かしながら戻ってくる。

練習は流れるようにやっていく。休憩時間が全くない。その上種目と種目の間でさえ練習に使う。短時間で他校の倍くらいの練習をしています。身体の動かし方や可動域を広げる練習を自分達でやっているのです。この感覚。普通に練習していて勝てるはずがありません。モチベーションの部分もあるとは思います。しかし、それだけではない。各自がきちんと「自分が力を発揮するためにどうするか」を考えているのです。

その話を掻い摘んで話をしました。強くなるためのヒントは与えます。それを実行し続ける事ができるかは別問題。勝ちたい、強くなりたいというのは簡単です。しかし、それを達成するのは難しい。そこに対する想いが本物かどうかは大きいと思います。

話が逸れましたが。最近は集合時にあれこれ話す事が減りました。練習の合間に気づいたことを伝える。その方が効果的なのかなと。鉄は熱いうちに打て。時間が過ぎてから「あの時は」と話しても伝わらない気がします。その場その場で伝えることはある。

この話をしてしばらくは自分達で意識してやっていました。見守っていると数本やったらもうやらなくなっている者も出る。当然だと思います。ここに明らかに「差」があるからです。本人たちは意識していないかもしれません。こうやって大切なことを伝えた後にそれが継続できる選手はほぼ間違いなく強くなります。逆に一時的にしか取り組めない者は本当の変化はありません。ここは大きな部分です。

実は前日にnaoと話をしていました。自分が走れるようになるために練習中に何をするのか。単に与えられたメニューをやれば良いわけではない。これから先、本当に勝負しようと思えば自分で時間を作ってやらなければ結果には繋がらないと思います。全体練習が多くなる中でどれだけ自分に対して理解して必要なことを取り入れる事ができるか。

nao曰く「股関節が詰まる感覚」が良い時の状態。それは本人にしか分からない感覚です。その感覚がない時には走れない。そうであればどうやって練習中にその感覚を作り出すのか。自分の身体の状態を理解しなければいけません。どういう動きをすればその感覚がつかめるのか。試行錯誤しておく必要がある。やるかやらないから本人次第だと思います。

こういう部分で話は繋がっていきます。結局はやることは変わらない。どれだけ真剣に競技と向き合えるかだと思います。言われたことだけしかやらないというのでは先には進みません。

うーん。練習の話を書きたかったのですが話が逸れています。また別に書きます。

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