長々と。この日は見ていて感じることが多かったので。きちんと記しておきたいなと思います。
第1段階の練習が終わってからシャフト補強。普段はABに分けて一気に行うのですがこの日はAとBで完全に分けました。シャフト補強が練習の「休憩時間」という位置づけです。選手から突っ込みは入りませんでした。6種目なのでそれほど時間はかかりません。もう少し休みを取りたいなと思ってハードル股関節を実施。軽めです。
もう一度スパイクを履いてスタート5歩を1サイクル。ここから10バトン、25並走、合流走です。女子は3年生が抜けて一気に戦力が落ちました。それは分かり切っていることです。3人しかいないのでリレーさえ組めない。そのため県新人はエントリーさえできず。本当に申し訳ない気持ちでした。2年生のNaはリレーを走る経験が出来ていません。それでもこの子を走らせて中国を狙いたいと思っています。周りからは「無理だ」と言われるかもしれませんが。本気で狙っています。
そのためには1年生がどれだけ自覚を持つか。Naを中国に連れていくためには1年生が力を発揮しなければいけません。きちんと走れれば50秒前半くらいまでは見えます。もうひと頑張りすれば49秒台も見えると勝手に思っています。しかし、そのためには1年生が「やるべきこと」をやってくれないといけない。これまでのようにきちんと力が出せなければ戦うのは無理。その部分は外せないと思っています。走力がないのであればバトンの技術を磨く。走力以外の部分でもできることはあります。そこに対する理解と熱意がどれだけあるか。伝わるかどうかですね。
合流走でnaoとmichiと一緒に走らせました。これも経験です。自分よりも速い選手と競争することで身体がそのスピードを覚えます。リレーの出の練習にもなるので結構頻繁に入れています。この手の練習をうまく導入し続ければ結果は変わると思っています。競争する中で自分の力を発揮するという意味ありもあります。やはり考えないといけないですね。やれることはまだある。
短い距離を走ってもう一度シャフト補強。Bメニューです。これは本当に短時間で終わりました。もう少し休ませようかなという気もしましたが時間が(笑)。もう基本休憩は必要ないんじゃないかなという気がしています。
ここからまた選択練習にしました。スイッチング重視とバランス重視の選択。どちらかを選んでやることに。普段通りにやるとどう考えても時間が足りなくなります。色々と工夫しながらやっていきました。好きでやっているというのはあります。しかし、これだけの練習計画を立てるのにどれだけの時間を必要とするか。労力を必要とするか。ここはなかなか分かってもらえないんだろうなと。仕方ないですが。
うちの選手にとって「hoshoメニュー」は当たり前の内容です。他校と比べることはないでしょうから。聞いて回るといことはしないでしょう。が、かなり工夫をしています。段階的にあれこれやっています。この意味を理解してもらいたい。感謝しろという話をしているのではありません。こちらとしては毎回出来得る一番のメニューを提供します。それに応えてもらえるかどうか。1秒も気を抜くことなく全力で取り組んでくれるか。そこだけが私の報酬です。
この練習の合間に翌日の練習場所を探す。校舎内立ち入り禁止になります。雨予報。どこで練習するかを考えないといけません。指導するだけではなく環境を整えるのも我々の役割です。ここまでやるとやはり負担が大きいと感じる人も出てくると思います。ブラック部活と言われる所以かもしれません。外部に任せれば良いという意見もあります。技術指導さえすればいいのか?ここも大きな疑問が出てきます。
話が逸れまくりですね。書きたい事がかなり溜まっています。この辺りもまた書けたら書こうと思います。
ある程度動きを作って最後に120-120-90-60を。うちとしてはかなり走っています。他校と比較するとそれでも少ないのかなと思っています。学内で練習をしているので比較対象があまりにもない(笑)。初めてインターハイに進んだ時と比べると量的には5分の1くらいになっているかもしれません。それは本当に正しいのか。ここもきちんと検討しなければいけないかなと思います。本当はある程度量に頼らなければいけないのかもしれない。ここの見極めは大切だと。
120。スピードが保てました。まー当たり前だと言われたらそうなのですが。2本目の120でスピードが低下する事があったのですが大半の選手は最後まで維持できる。これまでよりも高いスピードが保てるというのが大きい。3段階に分けて練習をしたのですがこの日の練習は計画的なできたかなと思います。やりたい動きは全てできました。時間的には3時間をオーバーしてしまいましたが。
練習の最後に少しだけ。高校入試の日のメニューを考えるように伝えました。自分に必要なことは何か。限られた時間の中で何ができるか。そこまで考えてやっていく必要があります。自分で考えて日誌に書いて提出。私は手を加えるつもりはありません。自分達でどのように考えてくるかだと思っていたので。
色々な段階を追う必要があります。そこは間違いない。少しずつ。少しずつ。未だに陸上競技が分かりません(笑)。まだまだ勉強したり考えたりしなければいけないなと痛感しています。