kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基礎的な練習

2010-01-09 | 陸上競技
冬休みもついに終わってしまいました。これからは検定週間も始まりますから今までのように練習時間は確保できません。時間を上手く使っていくようにしなければいけませんが、やりたいことが多くて大変です(笑)。3学期をどうやって乗り越えるかが大きなポイントとなります。選手の集中力に期待したいですね。

朝からかなり寒かったですが朝練で前日の流れの確認をしました。合宿の時にも話が出ていましたが集中して動きを変えようと思えば3日間の合宿でも大幅に動きに変化が見られます。うちの選手は課題とする部分が明らかですからこの部分をしっかりとやらなければいけません。バランスを取りながらですがやはり大切な部分をやっていく必要があります。

午後からも同様にきほんてきな動きを中心にやっていきました。最初は自分達で合宿についてのミーティング。取り組む姿勢や練習などについて話をしたのではないかと思います。完全にノータッチですからどこまで話したのかはわかりませんが(笑)。話が前後しますが、合宿初日に返事がないことを繰り返し指摘されていました。普段できていることが合宿中に出来ないということは本物ではありません。環境が変わってやることが変わるのなら意味がありません。まだまだですね。
また、「言われてからやる」というのも見受けられました。誰のための合宿、誰のための練習なのかを理解しなければいけません。受け身の練習では得るものはありません。自分が強くなるために何をするか、何を必要とするかです。入部してすぐの中学生なら仕方ありませんがもうかなりの指導はしています。もっと積極的に動くべきですね。それくらいやらなければ何も身に付きませんから。

練習自体は本当に基本的な事を繰り返しました。地味な練習をひたすら時間をかけてやっていく中で少しずつ変化が見られる者が出てきました。感覚と動きがかみ合い始めたのだと思います。ポイントを理解できれば比較的早く動きに変化が見られます。理解できない者は長くかかるので選手には日誌に技術的なポイントをまとめるように話しました。きちんと整理するとやることも分かってきますから。

この部分を何とか身に付けさせたいですね。工夫と情熱で取り組んでいきたいと思います。
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動きの違い~これからの課題~

2010-01-07 | 陸上競技
合宿中に脚の動きに注目していました。この部分、これまで時間をかけてやっていました。ある程度は身に付いてきている感じを受けました。さすがに出来ないというのは問題がありますからね。

最終日、怪我をして走れないうちの選手のドリルと他の選手の動きを見て明らかに違う部分を見つけました。詳しくは書きませんがもっと早い段階から動きの移行を図っても良かったのかもしれないと感じています。年内はきちんとした脚運びに意識を置きたかったのですが少し偏っていた部分があるかもしれません。年が変わり移行を考えていましたが今回の合宿でこの部分が重点課題だと明確になりました。

これまでは本当に基礎的な動きのみ。きちんと動きが身に付いているならここからの本当の練習での動きに結び付くはずです。また前の段階に戻ってやるのはできるだけ避けたいと思っています。合宿でそのための感覚を少しつかめたのではないかと感じています。全く出来ていませんでしたから(笑)。全ての動きに共通する部分です。

頭の中でのイメージと実際の動きに少なからずギャップがあります。実際の走りでの動きとドリルでは違います。ドリルでは動きを強調したくらいでないと実際の動きには近づきません。あまりやり過ぎると全く違う動きになってしまいますからここもかなり難しくなります。今まで実際の走りのイメージを重視していた動きがあるのですが、選手の感覚と私のイメージがずれている部分がありました。深く反省しなければいけません。もっとコミュニケーションを取りながら選手の感覚と目指すべき動きの感覚を結びつけていく必要があると感じました。

合宿から戻ってmikiと一緒に少しだけ動きの確認をしました。実は中四合宿の前も1時間程度個別に練習をしています。あまりにも走れていなかったのである程度走れるようにしなければいけなかったので。今回は私のイメージと選手の感覚の結びつけていくために協力してもらいました。今までの動きと変更した動きで比べながらやっていく事で感覚の違いをみていきました。30分程度でしたが感じとしては悪くなかったようです。もちろんそれほど簡単に変わるものではありませんからもっと時間を要します。

ここを考えているうちにふと合宿中の一言を思い出しました。全く走れなくなっていたrinaをどうすれば良いかと相談した時に「○○をやるか△△がいい」と言われました。特別な事ではありませんが2つとも共通する練習です。うちの選手の課題を的確に見抜いてのアドバイスだったのだと思います。結局、そこをどうするかがインターハイで戦うために必要な要素だと感じました。難しい技術や最新の技術ではありません。当たり前の事をシンプルにやっていくだけです。ここをどうするかが一番の近道です。これまでやってきたことは必ずつながると思います。

かたよらずバランス良く取り組んでいきたいと思います。分かっていても見失いがちになりますからきちんとやっていかなければいけません。必要な要素は限られています。それを身に付けるための工夫をしていく事が大切です。見えてきたことをしっかりとやっていきます。

収穫の多い合宿となりました。まだまだうちの選手は弱いですね(笑)。現実を受け入れてしっかりと取り組んでいきます。
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動きの修正~的確な指導~

2010-01-07 | 陸上競技
11月に膝を痛めてなかなか思うように走れなかったrina、完全に動きが崩れていました。上半身の力みが目立ち手と足のタイミングが完全に合わなくなっていました。学内でやっと練習についていけるかどうかの状態でしたが、中四合宿に参加して目も当てられない状態になって戻ってきました。脚の動き、手の動き、重心の進み具合、どれをとってもガタガタでした。ここまで大きく崩れるというのは今まで経験したことがありません。何とか修正を試みましたがなかなか改善されません。

合宿の1日日目、100mが14~15秒の選手にも付いていけなくなっていました。走れないから焦る、焦るからさらに動きが崩れて走るなくなる。完全な悪循環です…。動きの崩れはさらにひどくなっていました。その様子を見て師事している方が声をかけて下さいました。今までの合宿では投擲がいたのでなかなか見てもらうことが出来ませんでしたが、今回は短距離だけなので動きを実際に見てもらうことができました。その上、個別に指導してもらえる事になりました。考えてみると実際に長時間指導される所を見たことがありませんでした。場面場面で動きについて指導される姿は何度も見てきましたが、短距離の指導をじっくりされるのは見たことがありませんでした。部分部分の指導ではなく全体の指導から学ぶことはかなりあると思います。合宿中で他の選手は150mを走っていましたが、合間に見る程度で基本的に個別練習を見ていました。このチャンスを活かすことで将来的に必ず他の選手にもプラスになります。

指導は細かい所を修正するのではなく、原点に帰り最も基本となる縦の動きの確認から入りました。いつもやっている事なのですが考えてみるとこの部分がきちんと出来ていないから次の段階に結び付かないのです。当たり前の事ですが見落としていました。走りの中で修正しようとする部分が大きくなりすぎて、一番重視すべき部分が疎かになっていました。その後の指導に関しても意味を考えながら、何故やるのかを確認しながらひたすら見ていました。1時間以上見てもらいましたが、走りが以前の走りに近い状態まで戻ってきました。スゴいことです。「力の差」を強く感じました。

見ていて思ったのは「同じような事」を話しているのですが、それを身に付けるための方法が的確に示されるため短時間で動きが修正されていきます。具体的に道具を使いながら、脚運びや腕振り、身体の運び方などの基本的な部分を修正していきます。それほど細かく話をするのではなく要点を的確に示していくことで相手に伝わるのだと思います。私はある程度の理解は出来ているのですがそれ以上の部分がまだ出来ていないのだと思います。一流の指導者の指導を目の当たりにして様々な事に気づく事ができます。加速段階についても中間についてもかなり詳しい話を聞くことが出来ました。私自身得るものが多かったと思います。

今回の経験は間違いなく私にとってプラスになります。コーチングクリニック以上の価値がありますし、自分の中でもやもやしていたモノがクリアになっていく感じがありました。まだまだ私は分かったつもりでいたと思います。もちろんまだ足りないものの方が大きいですが指導を見ていくなかで見えてきたものは何年分もの指導経験よりも大きい。この事により翌日から動きを見る視点が大きく変わりました。

貴重な経験が出来ました。本当にありがたいことです。恩返しするためにはきちんと選手の力を引き上げていかなければいけません。しっかりと力を高めていきたいと思います。
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技術的なこと

2010-01-06 | 陸上競技
合宿ではかなり技術的なことをやります。特別な動きをするのではなく基本的な動きの繰り返しです。ここにどれだけ意識をおけるかがかなりポイントとなります。

今回の練習でうちの選手の動きや脚運びを見てもらいかなり指摘を受けました。かなり意識はさせていますが膝が引き出される動きに合わせてきちんと腰が移動しません。うちの選手は接地時に移動しようという感じがかなり強く、引き出し時にはほとんど移動がありません。ここは大きな課題となる部分です。
膝と接地場所に意識を置くあまり、腰の移動が生まれない動きになっていました。冷静に見ていくと見えてくる部分なんですがまだまだきちんと見れていないということなのでしょう。基本的なことはかなりやっていますから意識は出来るようになってきています。もう少しきちんとした動きを身に付けさせることが出来ればまた動きも変わってくると思います。
合宿に参加することで普段やっていることが偏りがあるというのが浮き彫りになります。この辺りがこの合宿の最大のメリットです。他の合宿では出来ないことだと思っています。

冬期に入り2ヶ月近く、ひたすら縦の動きのみを意識してきました。これにより随分膝の絞めが出来るようになってきました。今回の合宿で見ていて縦の動きを強調してきたので横の動きが全くといって出来なくなっているのに気づきました。本当はもう少し早い段階から横の動きに切り替えても良かったと思います。ここを強調するあまり動きが崩れてしまっていたのではないかと思うほどです。技術的な話ですからわかりづらい書き方になっていると思いますが、最も基礎的な動きを意識して繰り返した事で選手の良さが隠れてしまっている感じがします。

今回の合宿で気づいた&指摘を受けた部分、ドリルの中で心当たりがある部分があります。わざと静止した状態で締めを意識していましたが、時期的にもう次の段階に進むべきだと思います。ここが上手くかみ合えば一気にいけると思っています。回り道をしているのかもしれませんが技術的な一番基礎を意識してきたので必ず次につながります。今の動きでこのスピードですからきちんと次の動きに結びつけていくことで変化が生まれます。

合宿で気づいたうちの選手に共通する動きの課題は修正が可能だと思います。こういうチャンスを与えてもらえるというのは本当にありがたいですね。私自身かなり大きな事を学べた感じがあります。技術的なこと、ここが非常に大切な事です。しっかりと取り組んでいきたいと思います。

まだ書きたいことはたくさんあるのでまた書きます。
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田部合宿

2010-01-05 | 陸上競技
1月4日から6日までセミナーパークで毎年恒例の田部合宿が実施されています。今回は短距離のみの合宿となりかなり充実した内容となっています。県内で短距離合宿というのは他に実施されているかどうか分かりませんが、間違いなく最高レベルの合宿だと思っています。

まだ途中ですが、今回は私自身かなり学ぶことがあります。「指導力の差」と「見極める力の差」を痛感しています。それなりの結果を出してきていますがやはりまだまだ足りないものがあります。今回の合宿の最大の収穫は指導を見ることができたことだと思っています。自分に足りないものを気づかせてもらえる大きなチャンスとなっています。これを本当にかみ砕いて、自分で考えて本物の力として身に付けることができれば私自身もかなり成長することができると思っています。そこが最大のポイントとなります。

様々な事に関してまた後日詳しく書くつもりです。2日連続で更新しないのは嫌なのでひとまず更新しておきます(笑)。
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練習再開

2010-01-03 | 陸上競技
2010年となり早速3日から練習を再開しました。明日からは恒例の合宿ですからその前に少し身体を動かしておきたかった事と少しだけ話をしておきたかったので。

通常は年初めの3月日間は休みです。企業も学校も仕事は4日からの所が大半だと思います。選手も家との兼ね合いがありますからなかなか3日からの練習というのは無いのかもしれませんが、今しかできないことですから時間を作ってやっていく必要があると思います。

最初にミーティングで「勝負する」ことについて話しました。昨年に引き続き「全員で中国」「マイルでインターハイ」という大きな目標があります。そこに向けて勝負をしなければいけません。徳山地区大会で6位以内に入れなければ県総体には出場できません。シード権がある者も県総体で6位以内に入れなければどれだけ実績があっても中国に進むことは出来ないのです。そして勝負をするべき中国で6位以内に入らなければどんなことがあってもインターハイには行けないのです。記録はもちろん大切ですが、勝負をするべきは「持ちタイム」だけではなく、勝負がかかった場面での「順位」なのです。誰もが狙っている上位大会、しかし本当にその大会に届くのは6人しかいない。そう考えたらやはり勝負にはこだわらなければいけないと思います。

中国大会まではあと6ヶ月です。人間の細胞は3ヶ月で入れ替わると言われています。つまり2回は生まれ変わるチャンスがあるのです。この6ヶ月間の使い方で全てが変わる。そのために何をするかが重要なのです。人間に平等に与えられているのは一日が24時間ということです。どれだけ必死に上のレベルを目指してやっている選手でも24時間、それなりに頑張っている者も24時間。6ヶ月後に戦うためにはそのための1時間、1分、1秒を大切にしていく必要があるのです。与えられた時間を自分のために有効に使えなければ強くなれるはずはありません。練習の1つ1つを大切に出来なければ生まれ変わる細胞も劇的に変わりはしません。

あまり難しい話はしないようにしました。これだけでも難しいという気もしますが(笑)。とにかく選手がどこまで本気で目指すか。それに見合う指導力と人間的な魅力が私に備わるか。この辺りで決まってきます。この1年、私にとってもかなり大切な1年になと思います。しっかりと取り組んでいきたいと思います。
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きっかけは何か?

2010-01-03 | 陸上競技
最近よく思うのは、強くなるためには「考え方」が変わらなければいけないということです。どんなに能力があってもそれを最大限に活かせる「心」がなければ持っている力は引き出されません。当たり前ですがこの当たり前の事を実際にやるというのがどれだけ難しく、どれだけ労力を要するのかは想像を絶するものがあります(笑)。関わる者全てがかなりの我慢を必要としますからね。どれだけ関わっても簡単に変わるものではありません。何がきっかけになるのでしょうか?

はっきりいって何がきっかけになるのかはわかりません(笑)。同じ関わりをしても受けとる側の考え方や気持ち次第で全く違うからです。「A」という大切な事を伝えてきちんと「A」として受け入れる事ができる選手はほとんといません。良くても「A′′」位でなんとなく分かる、分かったつもりになるという選手が多い。上手く伝わらない者であれば「A」と伝えて「Z」というように真反対にとらえる者すらいます。単純にこういう関わり方をすれば大丈夫だというのは無いと思います。

指導者として何をするか?きっかけになる事が何か分からないのだから、ひたすら関わるしかないと思っています。指導者に必要なモノは「しつこい」 事ではないかと感じています。一度言ったからと言って変わるなら誰も苦労しません。しつこく繰り返し繰り返し話をして、個別にも関わっていく事で初めて変わる可能性が出てくるのではないかと考えています。同じ事を言い方、伝え方を変えながらしつこく繰り返す。この中で何かをきっかけをつかむ可能性があると思っています。

もう1つ大きなきっかけになるのは「失敗すること」だと思います。出来るだけ失敗しないようにと思っていますが、やはりそれだけでは気づかない者はいます。失敗をして初めて言われていた事に気がつく。この時期がいつになるか?早い段階で気づいて大幅に変わる者は幸せだと思います。総体前後まで気づかない者もいますし、最終的に言われている事に気づかない者もいます。これにより成長度が変わってきます。失敗=悪ではないと思っています。失敗から学ぶことは多いですからね。

きっかけになるようなチャンスは誰にでもあるのですがそれをつかめるかどうか。ここで大きな差がつきます。劇的な変化を生み出すために何ができるか。ここが全てです。しっかりと理解させていきたいと思います。
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目標を明確にする

2010-01-01 | 陸上競技
目標設定というのは非常に大切な要素だと思っています。冬期練習に入る前に次のシーズンの目標を設定させますが、あれから約2ヶ月経ったのでもう一度見直しをする必要があるのではないかと感じています。特に年が変わり、気持ちが引き締まっている時にはもう一度冷静に自分の力と目標を冷静に見つめ直してみる必要があります。

今年はただ1つ。インターハイに行って戦うことです。幸い今の女子はある程度の力がありますから、十分に可能性があります。単に「インターハイに行きたい」と言うのは誰でも出来ますが、実際にインターハイに行くと言うのは簡単なことではありません。私自身まだ選手と一緒に全国を経験していませんからどこまでのレベルが必要なのか分からない部分があります。だからこそ冷静に考えていかなければいけないと思います。

目標を明確にすることで自分が何をやらなければいけないのかが見えてきます。漠然とやるのではなく、目標に向かってどのような段階を経てどのレベルの努力が必要かも分かってきます。「インターハイに行く」というアバウトな目標ではどこまでやらなければいけないのかがわかりません。最初に書いたように「インターハイに行きたい」というのが目標だとしてもそのために何をするかを考えていき、自分が進んでやっていかなければいけません。

現在私が勝負をしたいと思っている種目、話を聞けばかなり能力が高い選手が集まっています。中学時代に全国を経験した選手やすでにインターハイを経験している選手がたくさんいます。うちのような実績が全く無い選手はマークをされません。私としてはラッキーですが(笑)。相手を油断させておきたい(笑)。というのは冗談で、だからこそ勝ちたいんですよ。勝負の舞台に立った時に過去の実績や学校の歴史は関係ありません。うちのような無名で指導者も選手も知られていない所が活躍する方が絶対に面白いですからね。

だからこそ細かく目標を設定して自分達がその場面その場面で自分達がやるべきことをしっかりと考えながら、判断をしながらやっていく必要があるのです。新年は恒例の合宿に参加します。県外からも誘いがありましたが、最優先するべき合宿だと思っています。かなりレベルが高いですからね。その中で何をするのか?参加したから強くなるわけではない。目的を持って参加するべきです。それがこの春からのインターハイ路線の戦いを決めていくと考えています。

簡単に言うなら「インターハイに行きたい」で終わるのではなく、インターハイに行くために何をするなのです。近づいてきてから考えていくのでは遅すぎます。準備をしていく全ての事できちんと意味を考えていく必要があるのです。「強くなりたい」というのは簡単ですがそのために自分が何をするのかをしっかりと理解し、行動に移していく必要があります。能力が高くてもここが出来なくてその力を最大限に引き出せない選手はたくさんいます。うちの選手は「ひたむきに努力する」という才能があります。単純な能力があっても引き出せない選手が多い中でかなりの事は出来ていると思います。

目標が詳細に設定できない者は、「やらされている」のか「本気になりきれていない」かのどちらかだと思います。本当にインターハイにいくという気持ちが本物であればそのために何をするべきかを必死に考え、それを行動に移せるはずですから。だから「口で言うのは誰でもできる」と選手には言い続けているのです。それに見合う行動を考え実行できる選手はそれほど多くない。目標を設定するというのは簡単かもしれませんが、その中身は大きな差があると思っています。

新年になり、もう一度目標について考えろと話をしました。その本当の意味をきちんと理解するべきです。設定するだけでは意味がない。その意味を理解してもう一度しっかりと考えてもらいたいですね。気持ちが引き締まっている時間だからこそ本気で考え、途中途中、月毎にどこまでやっていかなければいけないのかを考えるべきです。目標が自分で詳細に設定できる者は必ず強くなれると思います。

勝負の年です。私もしっかりと取り組んで行くために選手の「心」を育てていきたいと思います。まだまだやることはたくさんあります。選手に送るメッセージがどこまで届くのか?全力で取り組んでいきます。
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終わりと始まり

2010-01-01 | 陸上競技
2009年が終わり2010年が始まりました。何か特別な事が起きるわけではありませんが、何となく寂しさと期待が入り雑じった気持ちになります。

2009年は大殺界で良いことは何もないと言われていましたが、特別悪いこともなかった気がします。唯一心残りはインターハイ出場レベルまでチームの力を引き上げられなかった事でしょうか。周りからは無謀だと言われていたと思いますが、それでも「絶対に行く」と信じてやってきました。様々な事がありインターハイを賭けた勝負の舞台に立つ前に壁に跳ね返されてしまいましたが、それまでのプロセスで学ぶものは多かったですね。

それをバネに秋にはある程度のチームができました。これも私が云々と言うのではなく選手自身が意識を高く持ち目標に向けて取り組んできた結果だと思います。秋には中国新人で複数入賞を果たしましたが、まだまだインターハイで戦うチームとの差を感じました。また、うちのようなチームが戦うためには「冷静に熱く」なることが非常に大切で「勝ちたい」だけでは勝てないというのも身を持って痛感しました。指導者としてのスタンスをもっときちんと持っておかなければいけません。
2009年はどちらかというと「学びの年」だったと思います。様々な方から多くの事を学ばせてもらいました。

2010年が始まりました。これも同じように何か特別な事が起きるわけではありませんが、気持ち新たに目標をもう一度見直し設定し直す日だと思っています。2009年に達成できなかった「インターハイ」、ここにチャレンジをします。それ以上でもそれ以下でもなくまずは「インターハイ」です。県内ので戦いだけを考えていたら絶対に前に進めない。もちろん県を通過しなければ上では戦えませんが、そこだけを見ていても何も先には進めません。
「可能性」は誰にでもあります。しかし、それをつかめるものは1種目6人しかいません。中四合宿でほとんどの選手が自己紹介で「インターハイに行きたい」と口にしていたようです。しかし、実際には6人しか行けないのです。そこを理解してどれだけ努力が出来るか。行きたいと口にするだけで行けるほど甘くはありません。私はそこを冷静に見続けていくのが役割だと思っています。

年末の練習終了後、合宿に参加していた男子が「今日の良い感じを明日確認したい」と話してきました。やり過ぎないように指示を出していたのですがあいにく雪が降っていたのでさすがに無理だろうと思っていました。午前中に学校に寄る用事があり行ってみると1人でトレーニングルームで補強をしていました。さすがに走れないですが、こうやって「やってやる」という思いが大切だと思います。こういう気持ちがあればやるべきことが見えてきます。逆にやりすぎないように抑えるのが私の役目だと思います。

選手には元旦にもう一度目標を考えるように話をしました。初心に帰り、自分がやるべきことをしっかりと見直す必要があると考えています。口にするだけではなく、そのために必要な事をひたすら考え実行する。ケアにしても補強にしても、更に勉強にしても同様です。全てはつながっています。何かが出来なければ他の事も出来ません。そこが理解できるかどうかだと思います。

年が変わり、また新しいスタートです。チャンスは目の前にある。それをつかめるかどうか。精一杯もがいてみたいと思っています。カッコ悪くても最後に目標をつかめるように、ひたすらやるしかありません。

今年も前向きにやっていきます。応援してください。
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