kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

目標設定

2008-10-29 | 陸上競技
県体を終えて、次に向けての準備をしていく時期になりました。例年なら10月中旬からは冬期練習の準備に入りますが、今年は少し遅れる事になりました。仕方ない部分です。

練習は最初に簡単にミーティング。昨日話した内容と重なる本があったので選手に紹介しました。「自ら手足を動かし、全力で獲物を追うライオンになれ」という記事と「やるかやらないかどちらかしかない」という2つの記事です。
本自体を選手に貸したので原文のままの引用ができませんが、非常にメッセージ性の強い内容でした。

1つ目の記事は大きな会社で働くようになると誰かに頼ってしまってルーティンのような毎日を送る。自分が動かなくても誰かが動くので勝手に物事が進む。世界には自ら自由を求めて命を賭けて活動をする人がいる。自ら動かなければいけないので何をするべきか考えて動くライオンだ。ライオンはウサギを追い掛けるにも決して手を抜かない。だから「獲物」を手にする事が出来る。大切な「能力」は自ら考えて、対象に向けて動く事だ。動くのは誰か他の人ではなく自分自身。「才能」とは地道に努力を重ねる事以外にない。ライオンとなり、自ら考えて「獲物」を追い掛ける事ができるか。というもの。

もう1つは「物事は最終的にやるかやらないかだけ」という内容。どちらを選んだとしても間違いではない。選んだ内容をどこまで信じて取り組む事が出来るかが重要だ。最終から結果が分かっているモノはない。結果を変える事が出来るのは、自ら選んだ道をどこまで信じて進むことができるか??これも進むのは「自分自身」でしかない。やるか?やらないか?自己決断をしなければいけないという内容。

今のチームが目指す方向性に近いものがありました。タイムリーですし、私がアンテナを広げて情報を集めようとすれば必要なモノが手に入るのだと強く感じました。私が話す内容が特別なモノではなく「成功」を手にした人達の考える「物事の真意」に繋がることを選手は理解するべきです。「結果」を手にするためには「共通する考え方」が必要になるのです。技術的なモノはガムシャラになりさえすれば、自然と付いてくるモノです。ガムシャラに「強くなりたい」と思うまで「心」を動かす事が出来れば全てが変わるのです。理解できないから、先に進まず他人の責任にして逃げてしまう。自分の責任を果たさずに、「結果」を求めて手にするなんて虫が良すぎる。大切なのは「心」です。

そんな話をしてから「冬期練習」での「目標設定」をさせました。個人の目標から始まり、リレー、男女別、チームの目標へと積み上げて考えさせました。この間約2時間。真面目にひたすら考えていたようです。こういう部分に真剣になれない者はこれから先の冬期練習でも真剣にはなれません。それも見たいと思っていました。「想い」が強い者程、中身が濃い目標になります。当然ですね。

目標を口にするのは誰でもできる。それを達成するために何をするかで物事が決まっていきます。自分の口にした事に対して「責任」が持てなければ何も変わりません。今の気持ちが持続できれば必ず強くなると思います。まだまだ「甘さ」を捨て去らなければいけません。その為に指導者としてやるべき事を手を抜かず取り組んでいきたい。

そう考えて前だけを見続けたい。一生懸命になれる選手のために、私自身出来ることは全てやりたいと思います。
コメント
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