kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

第3回ハードル練習会

2023-12-24 | 陸上競技
土曜日。ハードル練習会を実施しました。木曜日、金曜日とかなり冷え込んでいました。雪が降ったりすることもあったのでグランドが使えるかどうかという感じが。

実際に朝グランドを見てみると完全に凍っていました。9時まで気温がマイナスだったこともあり、全くという感じでした。気にして何度もチェックしましたが使えそうにない感じでした。私的には実践的な練習をしたいなというのがあったのですが。

中学生の参加もある程度ありました。10人くらいいたかなと。ありがたいことです。こういう機会は大切にしたい。今の学校の顧問だから人が来てくれている部分は往々にしてあると思います。学校の看板があるから来てくれる。これが他校の顧問という肩書きであれば難しいのかもしれません。それならそれで仕方ない。何人来るかわからない感じではありましたが結局40人オーバーだったと思います。50人近くいた気はします。

今回は前回の反省を活かして中学生は別メニューでやるつもりでした。そのためにメニューを作ってhsmt先生に来てもらって対応をお願いしていました。上述のようにグランドが使用できない感じだったので結局はほぼ同じになったのですが。今回は保護者と顧問の先生も複数名いらっしゃいました。活動を見てもらうことは本当に意味があると思います。私の指導がどうこうではなく、選手の動きが変わっていくことを見てもらえると本人たちにとってもプラスになるからです。

寒いので武道場でアップを。バランス系、倒立系もやりました。更には車系、連続倒立も。自分の重心をどのように取るかというのがメインです。時間をかけました。基礎になる部分だからです。残念ながら男子はこういう部分に意欲的ではない。同じ学校で組まないように言っても組む。閉鎖的ですね。こちらの指示が通らないようなら別に来てもらわなくても良いなと思っています。この場はあくまで「ボランティア」です。1円もお金は発生していません。そうであれば私が気持ちよくできる方がいい。

顧問の先生に「行け」と言われて仕方なく来ているというのであればこういう練習会には参加しない方がいいと思います。誰も幸せにならないからです。「学びたい」「速くなりたい」という気持ちがその根底にないというのであれば意味がない。今後はそのことも文章化してもらっても良いなと思います。多くの人に来て欲しいというのが私の狙いではありません。「やりたい」と思っている選手に必要なモノを提供したいだけ。ハードル練習会自体、私がやらなければ実施されることはありません。それでも今は「やりたい」と思っているからやります。「やりたくない」という気持ちになったら辞めます。前の記事にも書いていますが、私自身の判断だと思っています。強制されるモノではない。

その後、屋外に出てDM♾️。中学生は難しいので真上投げをひたすら。DM♾️、動きが難しいとは思いません。が、こちらも男子は…。適当に投げます。一旦練習を止めて話をしました。補強やドリルは「やればいい」というモノではありません。正確に意図を理解してやらないといけない。効果が出ないからです。よく考えてみると普段からそのような話をされていないのかもしれません。なんとなくやっている。形だけやっている。だけら指摘を受けても「何故注意されているのか」を把握できない。普段からの取り組みも問われるのだろうなと。これだけ人数が多くなると難しい部分も出てきます。細かく見ることも出来なくなりますし。基本は普及という感じで考えているので仕方ないのですが。

中学生は真面目に取り組んでくれていました。可愛らしいですね。不安もあるのだと思います。何も分からない所に来ていきなり練習をする。周りは高校生ばかり。話をする相手もいない。こちらももっと気を使わないといけない。アップの時はうちの選手が中学生に付いて説明していました。実際の動きになると難しい部分が出てきます。もう少し指導する人を増やさないと人数的に難しいかもしれないですね。次も来たいと思ってもらえる内容が提供できたらとは思います。

股関節回し、壁を使ってのハードルアプローチを。今年度は実践的な練習をしたいと思っていたのでこのあたりは省略していました。天候がこんな感じだったのでちょうどよかったかもしれません。本当に基礎をやることができました。そこからドリルとタンブリング  、一歩ハードルへ。ここは距離を変更しながら繰り返しました。流石にかなり動きの変化がありました。こういう部分を見てもらうことは大きいなと。変化をすると選手自身も楽しさを感じると思います。こういう機会が欲しい。

短距離も数人来ていたのでうちの選手と一緒に。ここは選手に任せました。普段やっているドリルと加速段階の練習。短距離に必要な要素を入れながら。補強も入れながら。個人的には短距離の指導も好きです。丁寧にやっていくことで間違いなく動きが変わるからです。ここ最近、自分の中でやりたいことが明確になっているのでそれを実施して走りが変わっていくのが楽しい。これが学校場面なのか他の場所なのかだけ。短距離練習会はもうありません。合宿をやって終わりです。もう少しやりたいなと思うことがありますが、それはきっと時間的に許されないでしょうね。わざわざ「kanekoのところで練習したい」と選手が各校の顧問に言うことはないでしょうし。

どこの学校の顧問なのかという話も出てきますね。他校の指導ばかりするなと。私自身は「特定の学校の指導のみ」をする必要はないと思っています。たまたま所属している学校が今の学校というだけであって、県立学校で採用されています。そうであれば県内の高校生に指導するのは当たり前の仕事。たまたま今の学校にいるので学校の生徒に関わることが多いだけ。もちろん、今の選手は本気でやろうとしているのでそれに対して最善を尽くしたいとは思っています。繰り返しになりますが「今」はです。これが表面的な取り組みだった場合は指導することはないと思います。

書きたいことは山ほどあります。が、この数日間でより「自分がやりたいこと」が明確になった気がします。妥協して我慢して「インターハイに行かせる」というのは本来のやりたいことではない。理不尽なことを強制されるのであればもうやらなくて良いなと。このことは練習会の後に選手にも直接伝えています。うちの選手がそれに対して不満を持つかもしれません。それならそれで良いかなと。何度も書いていますが「顧問を辞めろ」と言われるならすぐに辞めます。それが正当な理由であれば。もちろん理不尽なことであってももうやらないかなと。私がその時の感情で当たり散らすのであれば問題ですが、そのような行為は一切ないと思います。それでも「辞めろ」というのであれば「あなた方の望む顧問を見つけて指導してもらってください」という話です。

かなり気持ちが固まりました。

練習会、1月には2回やりたいと思います。時間をかけてしっかりとやれたらと思いますね。まーそれまでに気持ちが完全に切れてやらなくなっていたらすみません。そんな人間です。
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自分らしくとは

2023-12-24 | 陸上競技
思うことを。このblog自体はずっと「自分の思うこと」を書いています。特別なことはなく。そして絶対に飾らないというのが自分の中のルールです。どこかで自分を偽って何かを書くというのは「好印象」を持ってもらいたいから。私はそこに力を使う気は一切ないので。嫌なものは嫌だし。好きなものは好き。そこは絶対に譲れないモノです。

多くの我慢を強いられる場面の方が多い。今は何かあればすぐに保護者が外部からクレームが入ります。それに対して学校は「正しい」「正しくない」という基準から逸脱して「謝罪する」ということが9割以上あると感じています。様々な指導場面で「間違っている」ことを指摘してもそれに対して「納得がいかない」という意見が出て覆される。それって誰のためになるのか。こんなことを繰り返していて本当に教育活動になるのか。まー私自身は「教育者」と呼ばれるような聖人君子ではない。世の中の多くの「先生」はもっとバランス良く「生徒のために」という大義名分の下、教育活動に取り組んでいるのだと思います。

今の仕事はやってもやらなくても給与面への影響はありません。「生徒のために」という美辞麗句を掲げて本当に必要かどうか分からないことをやる。「自分は生徒のためにこんなに労力をかけて尽くしている」という自己陶酔になる可能性も大きい。でもそれは自分自身は気づかない。自分が「生徒のためにやっている」自分自身の姿に満足しているのだからそれはそれで幸せなのかもしれません。私にとってはものすごい不幸です。

私は生徒に好かれるために何かをやる気は全くない。色々なことをやりますがそれは「私が楽しいかどうか」というのが基準です。自分自身が楽しいと思わないことをやり続けても生徒は楽しくないと思うからです。練習会などもやりますが、これは「競技力の向上」のために必要だと感じているからだけ。これを高体連の形でやるのか、クラブチームの形でやるのか、ボランティアでやるのか。このもこれから先は分かりません。それでも「やりたい」と思えばやりますし、「やりたくない」と思えばやりません。ワガママ、自己中心と言われるかもしれないですね。まー言いたい人には言わせておけば良い。

今でも「kanekoは敵が多い」と言わられことがあります。そうなんでしょう。年齢を重ねてそこまで敵視されることは無くなったかもしれないですが、知らないところで「kanekoは…」みたいに言われているのでしょう。好きにすれば良い。私には一切関係ない話です。何か批判をするならそれと同等の行動をするか、それ以上のことをすれば良い。「批判」するだけなら誰でもできる。やらないのに他者に対してあれこれ否定的な意見を並べるのは卑怯だと思いますね。

だからこそ私は「自分がやりたい」と思ったらやる。そこに拘りたいと思います。やってもやらなくても批判する人が出るなら「自分がやりたい」と思ったことをやって言われる方がまし。それで「顧問を辞めろ」「担任を辞めろ」と言われるなら喜んで辞めましょう。別に私はそこに対する拘りは全くないので。今のご時世、少しの発言が「問題だ」と吊し上げられる。だから気を使って謙って人と関わることを求められる。本音で何かを話すことでリスクを背負うからです。いや、本当にアホらしい。そんな面倒臭いことになるなら最初からやらない方がいい。

クラスの生徒に話をしました。別に話をしたところで私自身の給与が上がるわけではありません。好感度が上がるわけでもない。話をしてもしなくても何かが変わるわけではない。それでも「間違っている」ことや「許されない」ことに対して私が我慢するのは違うなと。きちんとやっている生徒がいる。きちんとやらない生徒がいる。それにより真面目にきちんとやる生徒が負担を強いられる。これって正しくない。だから許せない。そこだけが基準です。好かれたいとか嫌われたくないとかというのは私の中で「どうでも良いこと」です。こんな話はもう20年前から言っています。

練習をする。特定の選手が準備をしてやらない選手がいる。それは間違っている。学年が上になれば何もしなくて良いのか。こちらが「準備をするように」と直接の話をしてましたやらない。そこに対して「サービスを提供する」ことを求められるのはおかしいと考えます。最低限のことをやらないのに何故私だけやらないといけないのか。1年生は準備をする。3年生はやらない。そんな雰囲気であれば組織として成立するわけがない。

昨年のことだったか。3年生がクーラーボックスを運んでいた。それを見た同級生が
「荷物なんか運ばなくて良い。1年生がやれば良い。自分たちは3年生なんだから。」という発言があった。あーダメだなと。私がメインで指導する場面であれば絶対に許さない。もちろん私が「顧問」だと思っていないから出た発言だと思います。普通なら「顧問」の前でそのような発言はしないでしょうから。それくらいの評価なんだと思います。

細かいことからもしれません。それでも私の中では「許せない」ことです。私は自分が「やりたい」と思えば指導をしますし、「やりたくない」と思えばやりません。誰かに強制されるモノではない。「担任を辞めろ」「顧問を辞めろ」と言われるならそれで良いと思っています。担任をしたからといって手当が出て給与が増えるわけではありません。部活動の顧問も同様です。それなら私自身が「やりたい」と思うがどうかは大きなことだと思っています。

顧問を辞める。陸上競技から距離を置くということになるのかもしれない。それも一つの方法かもしれない。学校にこだわる必要はないですから、「教えてほしい」と言われたらやります。今も知り合いのお子さんの指導を少ししています。これも私自身が「やりたい」と思うからやるだけ。何か特別な対価を求めるわけではない。これは知り合いと私の人間関係があるから。他の人から頼まれてもやらないかもしれない。誰かから強制されるモノではない。気を使って飲み物を持ってきてくれますが、今後は気を使ったら指導はしないという話をしました。繰り返しになりますが知り合いと私の人間関係の中でやっていることです。何かもらえるからやるというのではない。相手も気を使ってくださるのですが、そんな関係性ではないので。時間があればいくらでもやります。

このこともずっと書いていると思います。私は恩義がある人に対してきちんと恩返しをするつもりです。そこに対価があるかどうかは完全に別です。経費がかかったとしても1ミリも惜しくない。それは自分が「やりたい」と思っていることだから。強制的にお金を払わされて何かやれと言われるのとは全く違います。

今後、より自分自身の「在り方」について考えたいと思います。面白くないなと感じたら陸上競技から離れることもかなりの確率であると思います。パーソナルコーチでも面白いと思っていますし。そこに対価が発生するかどうかは別として。今はお金をもらってクラブチームや指導をする気はそこまでありません。他校の選手と話をするときにコーチングをしてもらって1500円払うなら安いという意見もありました。とはいえ、私自身お金のためにやっているわけでないですから。別に収入を得ているので指導をしてお金をもらうというのは今のスタンスとは違う。あくまで「今の」というところですが。何かのきっかけで変わる可能性もあります。

長くなっていますね。とはいえ、どうしても記録しておきたかったので。まとまりませんが。
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