kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雑感2

2023-12-21 | 陸上競技
よくわかりませんがもう少し書いておきます。

今回倉敷に行ったことで自分の中で足りないことを再確認。足りないというか「今までやっていた」のに気がつくと「やらない」という選択をしていた。頭の中で考えてメニューを立てる部分もあります。実際に目の前の選手の様子に合わせて取り組みを変えるというのも必要なことだと思っています。2年間、主体的に練習と関わることはありませんでした。あくまでサポート。居ても居なくてもあまり影響がないという気持ちでいました。今でも同じかもしれませんが。

本当にやりたいと思っていたこと。それをいきなりやるのは不可能だと分かっていました。だから少しずつという感じ。補強にしても撤退するという感じはなくなっていました。まずはやるというところからスタート。移行期間がなかったというのもあるので。誤魔化しながらでもなんとかIHに。そのために削っている部分もたくさんありました。

1ヶ月くらいでシャフト補強をやるようにしました。前任校では40mでやっていましたが30mでも持たない。3年生に関しては短いスパンでの結果を求められるのでシャフト補強はやらずに有酸素系のトレーニングで代用して来ました。キツさもあるのでなかなかシャフト補強はさせられません。IH後に40mにしましたがとにかく時間がかかってしまう。身体的負担もありますが精神的負担が大きく途中で止まってしまうことが多かった。やりたいことがきちんとできないという葛藤。秋には再びやめていました。コストパフォーマンスが低いので。

今回倉敷に行ったことでやはりこの手の練習の必要性を再確認しました。動きながら鍛えるというのは私の中で譲れない部分です。寝転がってひたすら腹筋するというのは好きではありません。30mで連続でできないなら20mにしてきちんとした形で休まずできるようにすれば良い。単純な話ですが。距離にこだわりがあったわけではありません。しかし、いつのまにかこちらも考えることをやめていたのかもしれません。きちんと考えれば「何を狙いとするのか」というのが分かって来ます。連続してできるようにする。必要な刺激を入れる。優先順位はこちらかなと。距離を伸ばせば追い込めますがやりたい動きができなくなるリスクと練習が長くなってしまう部分があります。そこは絶対に避けないといけない。再びシャフト補強をやろうと思います。距離は20mにしてA種目、B種目に分けて。今やっている補強を見直しながらやっていけたらと思います。きちんとできれば10分程度で終わらせることができます。7種目にして。

いつの間にか「できない」と決めつけている部分が自分の中にあったのだと思います。もちろんこちらが考える負荷に耐えられるだけの基礎筋力や心の部分が備わっていなければできないと思います。今のチーム状況であればそれができない可能性がある。ここは様子を見ながらになると思いますが。

あとはDM♾️がアップの補強のメインになっていました。一番効率が良いからです。短時間で全身を使って動かすことができる。しかし、足りない部分が出て来ます。今回krskcでは「DM移動投げ」をやっていました。重心の移動がない中でやるのと動きながらやるのであれば後者の方が難しい。更に色々な負荷をかけられる。これも前任校では60mでやっていました。元々tky高校でやっているのを導入して距離も合わせていました。が、時間がかかる。そして正確にできなくなる。

今回のことを踏まえて30mで良いので移動投げもやろうと思います。今回はやっていませんが、サイドステップの動きやランジ系も入れたいなと。実際水曜日のアップで少しやってみました。人数が合わないので私も少し。かなり身体が温まります。有酸素系のの練習になる。私の練習の中に圧倒的に足りない部分を補うことができるなと。アップの中にトレーニングと有酸素系が入ることで楽しくやりたいことができます。ここも大きな収穫でした。もちろん動きを覚えるのに少し時間がかかるというデメリットはありますが慣れてくればそれなりにできるようになると思います。効率化を図る中で取り入れていきます。

どこかに行ったからといって大きく練習スタイルを変えることはしません。本質的な部分を理解してやっているチームといきなり真似てやるチームではどう考えても後者の方が劣ってしまうからです。そうであれば今信じてやっている練習にエッセンスとして加える方が良い。これまで私がやっていた部分を精査しながらその要素を加えていく。そうであればそれほど難しくないと思います。

モノの見方だと思っています。周りからは適当にやっている、感情論で指導していると思われてもいると思います。まーそれはそれで良いと思います。しかし、かなり細かくやっています。特に今年の冬は精度を上げるために細かく細かく。技術的な要素を加えながら。伝統はありません。あったかもしれませんが、今では無いに等しい状況。「見えない力」はチームの中に働きません。だから他の学校とは違うアプローチをする。細かい技術的なことをやりながら総合体力と身体のコントロールをやり続ける。その質を上げていく。

もちろん技術的な事ができるようになっても速く走れなければ意味がありません。その辺りも踏まえて取り組んでいきたいと思っています。今は加速段階の動きを徹底しています。1歩目の重心の移動、1歩目の接地の角度。5歩目までのリズム。ここを身につける事でスムーズな中間につなげる。地味な練習かもしれませんし、運動量としてはそこまでではありません。それでも間違いなく動きは変わっています。取り組みの姿勢を見直しながら強豪校と戦うための方法を見出して行きたいと思っています。

まー地方の学校で細々とやっている指導者の戯言だと思ってください(笑)なんの実績もないですし。それでもそれなりに考えて指導をしているつもりです。周辺と比較するのではなく本物になれるようにしたいなと。

またまとまらなく書いてしまいました。何が書きたかったのか。分からない(笑)
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雑感

2023-12-21 | 陸上競技
色々と思うことが。

今回合宿に参加して。百聞は一見にしかず。この部分です。とにかくできるだけ早く「本物」に触れさせたかった。結局、これまで「自分たちはやっている」という感覚から抜け出せない部分があったと思います。練習に関してはどこでもやっています。自分たちだけがやっているわけではない。しかし、それは高校生には分かりません。大勢が参加する合宿に参加しても「みんなが練習している」というだけなので実際にどのような取り組みの姿勢なのかは分かりません。普段とは違うことをしているのだから。今回のように「普段の取り組み」に参加させてもらうことが一番刺激になります。

この夏の北海道インターハイにうちの選手も参加しました。本当に参加したというだけです。もちろん、これまで中国大会で予選さえ通過できなかったレベルからIHに進んだことは大きな意味があると思います。周りからはノーマークだったでしょうから。しかし、言い方は悪いですがそれは「私が引き上げた」と思っています。偉そうにと言われるでしょう。実際にその部分が分からないと来年度も同じレベルになってしまいます。無理やりレベルを引き上げましたが、「心」の部分がそこに伴ったかというとまだまだ未熟だったと思います。だからIHが決まったら気持ちが切れる部分が出る。あくまで通過点と考えるべき部分が「目標達成」となってしまいました。本人たちが強く望んでそこを目指していたのかといわれると「そうでもない」と思います。こんなことを書くと周辺や関係者から批判を受けるかもしれないですね。

実際、現場で見ていて「甘い」と思うことの方が多かった。が、なんとかしてIHに行かせてあげたいというのもあってかなり我慢して来ました。半端ない我慢。元々「もう辞めてもいい」と思っていたくらいですから。本当にIHを目指すチームであればこれほどブレたりはしないと思います。「夢」を追いかけているだけというところもありましたから。

本当にIHで戦うチームを目の当たりにしたらどう感じるか。去年、krskcに行っていたらどうだったか。「受け入れる器」がなかったので結局は「すごい人たちがいる」というだけで終わっていたかもしれません。組織を変えるためには「本物に触れる」というのが一番早い。しかし、猫も杓子も「本物に触れる」ことで変わるとは思いません。「戦いたい」と思うようになりつつあるから行く意味がある。

前任校は何もないところからスタートしました。これも言い方が悪いかもしれませんが。中心になる選手が入って来てくれた時にこちらが主導で大阪、岡山、宮崎に連れて行きました。全員ではなく数人でしたが。力はあるけど甘いという状況を打破するためにはそれしかないと思っていたからです。結果、数年間で全く別のチームになりました。その姿わ知っているからこそgt先生に「まだゆるい」と評価を受ける。まー以前ほど「引っ張っていく」という気持ちがないのは確かですが。

女子を見るようになって数日後に「もう見るのを辞める」ということがありました。詳しくは書きませんが。好き勝手にやるならそれでやればいい。気分で物事に取り組むようならIHに行くなんて口にするべきではない。だから本当に「辞める」ことにしていました。連絡用のグループも抜けました。別に私は学校の部活動に拘る気はなかったからです。他の学校の指導でもいい。スポット的に指導をするのでもいい。陸上競技にそれなりに関わりながらやれれば良いかなというくらいの気持ちでしかないからです。

それは今でも変わりません。別にskyの指導に拘っているわけではない。そこにしがみつく気はサラサラありません。前回の短距離合宿のような形で「陸上競技の楽しさ」を知ってもらうだけでも意味があります。それなりに指導できるという自負はあります。「適当」です。その場面に「適した指導」という意味で「適当」です。

それでも今回はkrskcに行きました。私自身がmrsd先生と話をしたかったのもあります。本物に触れることで自分たちが目指そうとしている場所がどれだけ厳しい場所なのかを肌で感じて欲しいというのが強くありました。tokushoの時は「ストイック」に取り組むことが「美徳」だと勘違いしている部分がありました。私自身がです。しかし、歳を重ねて色々な経験をする中で「選手が望むように」というスタンスが大きくなって来ました。そこまで本気でやらないならそれなりに。真剣に上を目指すのであれば厳しさを伴いながら。そこはこれから先、変わることはないと思います。

今の教育現場は本当に息が詰まります。発言の一つ一つが切り取られる。こうやってblogに何かを書くと関係者や保護者から教育委員会に報告され「不適切」というレッテルを貼られて処分を受けるかもしれない。それなら別に部活動の指導に拘らなくても良いなと思っています。やればやるほど自分が追い詰められるならやらない方がいいですから。

「今」は目の前にいる選手が真剣に取り組もうとしているのでそれを支えるのが仕事かなと思っています。仕事といってもそこから収益が発生するのではなく費用のみが発生します。自分のお金を使って合宿に行って更にあれこれ言われるなら「やるだけ損」ですからやらない方が随分楽です。選手が私と一緒にやりたいと思えばそれに合わせますし、そう思わないならやらない。それだけでいいのではないか。今回の合宿で強く感じました。

今の私のスタンスで指導を受けたいと思う選手は少ないかもしれません。が、きちんとやれば見違えるほど動きは変わると思います。今の選手、故障せずにきちんと練習が継続できれば間違いなく来シーズンは別人のような活躍をすると思います。現時点で数段上がっていない選手も複数名います。だからこそ「本物」に触れることで次にやるべきことが見えてくるかなと。

絶妙なタイミングでkd先生から電話があってkrskcに行った話をしました。私と同じ感覚。本当は冬季練習に入ってすぐに行けたら良かった、と。1ヶ月半の遅れが出ます。きちんとやっては来ましたが、本物に触れた後の1ヶ月半とこれまでの自分達と比べてやっているという1ヶ月半では大きな差になります。もったいない。受け入れる器があるかどうかという部分もあります。今なら大丈夫だろうと思って行きました。

うーん。何を書きたかったのか分からなくなりました。別に自分の心情を吐露しようと思って書き始めた訳ではないのですが。まとまりがなくなったので一旦ここでやめておきます。面白くないですね。
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