kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中四国合宿2…23〜その4〜

2023-12-29 | 陸上競技
まー最早何を書いているのかさえわからなくなっていますが。自分の中で頭の整理をしているという感じでしょうか。合宿のことなのかそれ以外のことなのか。今回は特に思うこともあったので。

この冬はハードルに関しては専門練習の時間を定期的に設けています。本人たちが望むので。1歩ハードルからの3歩ハードル。ドリルなどはあまりやっていません。これは本人たちが朝練で自主的にやっているからです。ここに関しては「最低限の話」として指示はしました。木曜日は落としの日になっているので休んでいるかもしれませんが、それ以外はやっているのではないかなと。それを踏まえて実践的な練習も。その影響もあってかショートハードルの選手はかなりハードリングが鋭くなってきています。

今回の合宿ではその辺りを客観的に見ておきたいなと。元々不安になる選手なのでハードルを跳んだ後にこちらの方を見てきます。アドバイスを受けたい、評価を受けたいという部分があります。普段の練習であればこちらも対応しますが、今回は一応預けていますから私ではなくコーチに聞くべきでしょうね。あまりにも目に余ればこちらから指摘はします。そこまでではないので何も言わない。hsmt先生に動画を撮ってもらってそれを見せるくらいはしましたが。自立させないといけないなとは思っています。

途中完全に見に行くのを辞めました。色々な意味で。まー情報の取捨選択を自分でできるようになる方が良いだろうなというのもあったので。こちらに頼る部分を減らしていきたいなというのもあって。最終日にはフリーでハードルを跳んでいました。私は色々あってもう練習見るのをやめていましたが。それでも少しは見ておこうと思って中で見ていました。ハードリングはまずまず。最初はビビってフレキでやっていました。この辺りはフレキの弊害なのかもしれませんね。

そこは流石に声をかけて正規のハードルで1足詰めでやらせました。実際、そちら側で跳んでいるのは3人だけでしたが。中国地区の3人。うーん。ここと戦うのかと思うとやはりスプリント力の向上が必須だなと思います。それでも3台目まではかなり刻んで走れるようになっていました。元々刻むイメージまではいっていませんが、走ることを求めています。スプリントの延長にハードルがある。その中でどう対応するかです。後で動画を大学生に送ってみてもらいました。国体の時より走れるようになっているという評価。まーそうでしょうね。それなりに力がついているのは確かです。きちんとした練習を続けていければ勝負できる可能性が大きくなるかなと。13秒7が本人の目標です。県記録くらいは更新させてあげたいなと思っています。私のモチベーションが続けばですが。

山口県からymd選手がコーチとして参加していました。まだ現役選手です。男子のヨンパ。細かくは見ていませんが時々写真を撮って送っておきました。記念として。200mHや300mHをやっていました。技術的なこともやりながらしっかりとハードルを跳ぶ。合宿に参加した選手は走り込みを期待しているわけではないと思います。やはりハードルを跳ぶ中で何かを掴みたいのだと。そのニーズを感じながらだったのかもしれません。大きな合宿で指導するのは初めてかなという気はしていますが、こういう経験が次に繋がると思っています。

私はもう良いかなとという気がしています。県合宿も含めて。県全体のレベルアップを図りたいとずっと思っていましたが、1人で何かをやろうと思っても成し遂げることはできません。ここまで虚無感を感じている中で「他にいないからやれ」と言われてももう私の責任ではないと思います。かなり気持ちが切れています。私がやりたいことは何なのかなーという気もしています。年明けに「合宿をして欲しい」という強い要望がありました。それを受けて他の予定を変更して合宿をやります。これは細かいことはやらずにかなと思ってはいますが。

とはいえ、これも本当にやる必要があるのかどうかという気持ちになっています。私がやりたいなと思っていることは他の人とは違うんだろうなと。それをやるためにはもう無理なんじゃないかなと。学校でやるとしてもそれがどうなのか。クラブチームやパーソナルコーチとしてやるにしても意味があるのか。多分「指導したい」と思っている人は沢山いるんだと思います。私のように細かく何かをやるというのではなく。だから自分自身がしんどくなる。合宿を見ていて更にその気持ちが強くなりました。孤立感半端ない。

今回の合宿に関しては私自身の転機になるのかもしれません。来年度、ハードル練習会やろうと思っていましたがやらないかもしれません。別に他の学校の選手のためにやらなくてもいいんじゃない?これから先、県内の陸上競技が廃れていっても仕方ないんじゃない?そんな気持ちが大きくなっています。本来私がやることではないですし。地区の委員長の引き受けの件も再検討が必要です。もう本当に良いかなという気がしてきています。

私みたいな指導者があれこれ評価する話ではないのでしょうが。それでもなんか苦しいなと思います。与えられた時間をどのように使うかを考えた時にこれで本当に良いのか?という気持ちです。

面白くない内容しか書けません。あくまで私見。批判を受けるのは私だけで十分です。
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中四国合宿2023〜その3〜

2023-12-29 | 陸上競技
またも思うことを。忖度なく。

今回の合宿に向けての準備はほとんどしていません。練習がしっかりできるように練習量を落として…なんてことは絶対にやらない。

今回女子のヨンパで選ばれた選手が2人。2日目の午後が短長女子と一緒に坂道を走っていました。ハードル練習をするかなと思っていたので走練習は見なくても良いかなと。走力を比べるという場にはこの手の合宿はもってこいだと思います。ある程度の量を消化すれば負荷も大きくなりますし。とはいえ、うちの選手は本数は持たないと思っています。その手の練習を一切やっていないからです。練習に対しては「量」に依存するのではなく「最大出力」が大切だと考えています。本数を消化する中で走りの感覚を覚えて行くというのもあると思います。が、時間もそれほどないですし、他にもやりたいことがたくさんあるので走る量を最小限にしながら戦える力を磨いていきたいと思っています。


話を聞くと200mを3本3セット走ったようです。その中でセットごとに坂の角度を変えながら走ったと。5人1組で勝ち上がり負け下がり。1セット目はうちの選手がほぼトップで入ったようです。本人は2セット目から思ったように走れなくて急な坂になった時に肩が上がってしまったと。なるほど。もう1人は体調が微妙な中で2組目で走っていたようですが、途中から呼吸がもたなくなって最後は3組目に落ちてしまったと。その後体調不良で合宿を離脱することになりました(別の要因で)。その中でそれくらい走れたのであれば十分なんじゃないかなと。 

本人たちはずっとトップで走りたいというのがあると思います。分からなくはありません。話を聞くと他の学校の選手は600mなどを走るようです。どちらかというと有酸素系の能力が高く持続力を高めている選手とスピード重視の選手であれば勝負は分かりきっています。2セット目や3セット目に勝負をするというのは今の私が目指す所ではない。

選手たちにも話をしましたが「予選」が通過できないのに「決勝」のための練習をしていて本当に意味があるのかという所です。まずは「予選」を通過するためにしっかりと力を発揮しないといけないと思っています。それができて「準決勝」に進める。最後「体力勝負」になった時に「本数に強い」ことは生きてくるかもしれません。しかし、その前に「予選」で落ちてしまったら「体力」は活かす場面もなく終わってしまいます。

先日のkrskcの練習。走力のレベルが違う選手でも同じグループで走っていました。負けたらもう走れないという練習です。トップ選手であっても油断したら必死に走る走力のない選手に負けてしまうこともあります。実際のレースでも9割で走っている選手が全力で「予選を通過する」と思って走っている選手に負けることがある。そうであれば出力自体を高めておいて余裕度を高めておく必要があると考えています。

そういう意味では「1セット目にトップで走れた」ことはこの上なく今の練習の順調さを証明することになるのではないか。そう感じました。繰り返しになりますが、選手は「2セット目からスピードの維持ができなかった」ことに対してマイナスに考えていましたが。

他の指導者とも話をしたのですが、今は最大スピードを上げるために練習をしています。「走練習」でやっているのは最大で「120-120-120」です。短短は「120-90-60」です。他のチームの走る量からすれば4分の1くらいではないかなと。本当はもっと走っておいた方がいいのだと思います。「安心」のために。とはいえ、今が勝負の時ではない。これから少しずつ増やしていけば良いかなと。これまで補強の前にスプリント練習をして終わっていた部分に「走練習1」を加えて補強後に「走練習2」を入れていく。これで2セットできるかなと。

この部分は合宿に参加して改めて感じる所でした。今後の練習をどのように組み立てるかという部分。

「ある程度長い距離を走った方がいい」というアドバイスを受けたという指導者とも話をしました。そこにどのような意図があるのかという話ですが。先日kisiのiskr先生と話した内容を伝えました。現役時代、長い距離での走り込みが中心だったのでそのメニューを冬季でやらせた時、そのシーズンは上手く行かなかったと言われていました。その翌年は短い距離を中心に練習をして上手くいったとのことでした。もちろんこれは選手のタイプにもよるのかもしれません。しかし、シューズで長い距離を走るという練習がどれだけの効果をもたらすのかは不明だと思っていませ。走りのタイミングがズレるところがあると思います。そこは度外視して「走る量」を求めるのかどうか。この手の意見交換は面白いなと思っています。私は300とかはほとんど走りませんが。

議論しながら自分自身の頭の中を整理する。これはすごく必要な時間だと思います。とはいえ、こんな話を聞いてくれるのはほとんどいないのです。「何言ってるの?」という雰囲気になるので外ではあまり話さないようにしています。相手をしてくれるのはgt先生くらいです。

身体の使い方&重心感覚。そこをベースに身体の前で足を動かせるようにスプリント練習をやる。ピッチもストライドもという両方を大切にする。で、絶対に外せない補強を入れからある程度の走る。12月は合宿などが続いたのでバトン練習が不足しているのが気になる部分です。もっと頻度を増やしておきたいなと思っています。やりたいことはかなひあります。その内容を精査しながらやっていかないと単純に時間が張ってしまうだけになる。これは良くないと思っています。

シンプルな練習。これが一番継続しやすいと思っています。そう考えると私の練習は盛り沢山かもしれません。iskr先生と話をしながら「動き」については入れるという感じになりました。やりたい動きは「技術的なこと」なのでドリル的な動きも必要だと思っています。うちのスタートの部分の練習などは繰り返しやらないと身につかないと思っています。足運びも同様。やらないといけないことはたくさんあるのです。

途中から合宿の話ではなくなっている気もしますが。まー別に良いんです。書きたいことを書いているだけですから。

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中四国合宿2023〜その2〜

2023-12-29 | 陸上競技
まーこの手の記事を書くのは色々と気を使います。批判になるというのもあるかもしれません。私が個人としては感じたことを書くというのは難しいのかなと。これから先、この手の合宿があった時に参加するのかどうか。どこを基準にして考えるかだと思っています。

費用対効果の部分。私自身は何度が参加しています。選手は参加するのが初めてなのでそれが良い経験になる。そういう意見もあるので参加してみる。選手は喜んでいるように感じます。選抜合宿に選ばれて各県の選手が集まる場所に参加できるというのは一つのステイタスだと思いますし。今回見ていると引率している指導者側は人数が少なかった気がします。研修としての意味づけもあるのだと思いますが、これだけ少ないと何を学ぶのかという話になるのかなと。預けて終わりになるならわざわざお金を払って行く必要性はなくなってしまう。

もう時代自体が違うのかもしれません。ひょっとしたら学ぼうという話しがないのかもしれない。私自身はこういう機会があればあれこれ見たいなと思っています。同じ場所で見ている他の指導者とあれこれ話をすることも含めて。徳島に中四国合宿に行った時に「スピードは出さない」「負荷はかけない」と言われて「ん?」と感じたことがあります。サーキットもやりましたがこれはあまり負荷がかからない。スパイクを履いて走ることもない。4日間使って何を学べたのか。何を身につけられたのか。こうやって「見る」ことで自分のスタンスについても考えることができます。あれ以後合宿には参加しない方向でずっと考えていました。

山口県で中四国合宿を引き受けた時に「きちんと練習をしたい」とお願いしました。しっかりと負荷をかける。技術的な変化を生み出したい。そういうお願いをしたのですが「練習が長すぎる」という批判も出たようです。何を求めて合宿をするのか。そこの基準が違うのかなと改めて感じました。そんな言い方をするから他の人の神経を逆撫でするのでしょう。まーもう別に失うものもないですし。実際に感じたことを書いておくというのは必要だと思っています。

今回、さまざまなパートが男女一緒にだったら他のパートと一緒にという練習形態が多くありました。それならパートを分ける意味ないんじゃないかなと。男子と女子では求めることが違って来ると思います。それを全体で一緒にやる。それって何なんだろう?と思いながら見ていました。ハードル。男女が同じ距離でやっていました。男子は良いかもしませんが、女子は届いていませんでした。抜き足を前まで持ってきても届かないので膝から下が開いて無理やり取りに行くような動きになる。そうなるとさらに踏み切れないので届かなくなる。悪循環。どこに狙いがあるのかを考えたらやはりもっと考えないといけないのではないかなと思いました。客観視することでその練習の意味も考えることができたかなと。

あとは「押せるかどうか」という表現が多くありました。私の感覚的には「地面を押す」というのはあまりありません。表現の問題だと思いますが。地面を強く押す。そのために強く落とす。うーん。それって次の動きに繋がりますか?という疑問。推進力を生み出すのはフォローレッグだとずっと考えています。前に速く持ってきて前で入れ替える。足を前まで引き出して重心移動がきちんとできれば自然に落ちてくる。落ちる足に自分の身体が乗れば良いだけ。

「意識」と「現象」の考え方。見た目の動きはそうなっていたとしてもそこに「意識」があるかどうか。見た目の「現象」を捉えてその部分を抜き出して何かをやろうとしたら論点がズレると思います。「膝を引き出す」という動きのためには「結果」的に地面に力を加えることになると思います。空中で引き出す動きは出来ないからです。地面に力を入れて加えるから動けるのは間違いない事実だと思います。が、加えることを意識すると間違いなくフォローレッグへの意識は弱くなります。逆にフォローレッグを前に引き出す意識をすれば「結果」として地面に力を加えないといけなくなる。

「卵が先か鶏が先か」という話になるかもしれません。「結果」は同じであっても「そのプロセス」が違う。男子であれば筋力があるるからそれができるのかなとは思います。女子で「地面を押す」という意識で走ったら間違いなく足が遅れて流れてしまうと思っています。それなのに「前で切り替える」なんて不可能極まりない。膝をしっかりと引き出している間に重心が前に進みます。「最後まで押す」という意識では間違いなく押している足が前まで来るのにすごいエネルギーが必要になります。女子の筋力では難しくないか。そうであれば「切り替え」を意識した方が流れができる。私自身は「押す」という表現は使いません。それが正しいかどうかは分かりませんが、走るために何が必要か考えたらそういう結論に達しています。一流選手がその手の話をしていたとか最新の理論とかではなくて。ずっと見ていて感じたことをどうやったら練習に活かせるかをずっと考えていたからです。あくまで私が考えているだけ。私があれこれいうよりも「流行の理論」や「一流選手が言っている」方が受け入れられる部分だと思うので。

うちの選手。ハードルインターバルが詰まります。その他の話はいつもしています。ヨンパの前半を16歩で走ります。その選手が17歩で走る選手と同じ距離で「5歩ハードル」をやる。これはなかなか難しい部分だと思います。コーチに聞いてみると「かなり詰まっていた」との評価でした。もっと刻むようにというアドバイスを頂いたようです。そうなんです。「めちゃくちゃ刻む」必要があるんです。ストライドが10センチ以上違うのですから。そうなるとうちの16歩の選手にとってはこの「5歩ハードル」は他の選手とは全く違う練習になるのではないか。スピードを上げて走る練習にしたいのに上げたら詰まるから上げられない。これがショートハードルの選手であれば「刻む」という意識をし続けるしかないと思います。様々な工夫をしながら。

しかし、ヨンパは歩数が選手によって違います。16歩で走る選手もいれば18歩や19歩の選手もいる。その選手が同じ距離で練習をすると練習課題が全く異なって行くと思います。私はこの手の練習をする時には幾つか「距離設定」を変えます。最低でも3パターンは必要になると思います。スピードやストライドが異なるので「同じ距離」ではできなくなるからです。もちろん「歩数の切り替え」のための練習ならあり得ると思います。しかし、ヨンパのスピードで走ろうと思えば異なるパターンになる。

ここも私の感覚なので他の意図がある練習もあると思います。その辺りのことも本当は議論してみたいなと思うのですが。私のような人間があれこれいう話ではないのかもしませんし。が、経験としてはかなり有ると思います。多くの人が何をみるのか分かりませんが、狙いを明確にして練習をする必要性があるかなと。

批判的に何かを言っているつもりはありません。あくまで私だったらという話をしているだけです。気づきは今後のために残しておきたい部分です。これから先、もう合宿などで指導するのは辞めたいなと思っています。結局、この手の話をしても受け入れられないからです。県の合宿なども私自身は「選手のために」と思っている部分がありますが、それは本当に必要なのか。ハードル練習会もやっていますが、それも同様に必要なのか。求められていない所で私がこれまで学んできたことや考えてきたことを表に出した所で「この人何言ってるの?」と思われるでしょう。そうなると嫌な思いをすることになります。

中四国合宿を見て。もう、他の学校の選手の指導は辞めようかなという気持ちが生まれました。そして本当に学校にこだわる必要があるのかというのも。陸上競技自体から距離を置いても良いのかなと。なんかやりたいと思うことと現実のギャップが大きすぎて自分を保つのが難しいからです。

やるかもしれません。やらないかもしれません。blogには思うことをストレートに書きます。人として中条の起伏はありますから。これが今後どうなるか。そこは今の私には分かりません。整理します。
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