kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

軽く動かす

2014-07-26 | 陸上競技
金曜日、この日から練習開始を8時としました。とにかく暑すぎるので少しでも早くやってしまいたいと思っています。30分だけですがこれでも確実に違います。暑さ対策をすることだけではなく、こういう部分でも配慮が必要になってきます。毎年暑いと思っていますが今年は日差しが強い。尋常ではない暑さがあります。

最初に少しだけ話を。合宿の反省を少しとこれからに向けて。人任せにしないという部分をもう一度念押し。さらにはインターハイが終わったらキャプテン交替です。今までとは変わってきます。3年生頼りのチームから「自分たちでやる」というチームへ変わらなければいけません。そこができなければチームとしての成長はない。各自が自覚を持って動く必要があります。インターハイ出場組へは一つだけ。今年の目標としていたのは3つ。リレーで「県総体優勝」「インターハイ出場」「県記録更新」です。前の2つはなんとかクリアできました。あとは1つだけ。これはチームの念願でもあります。この記録を出すことができればほんの少しだけですが準決勝に進める可能性が出てきます。3年生と最後にもう2本だけ走りたい。このメンバーで4継ができるのは最大であと2本。少しでも長くやってもらいたいと思います。

軽く話をしてあとは通常通り。この時点ですでに暑くなっていました。早め早めに進んでいく。暑さに負けずにやっていかなければいけません。いつも通りの流れでメディ投げ、ハードル、チューブ、並走。並走は3本。1時間程度でここまできましたが、合宿で走り込みをした者は下半身が筋肉痛の様子。無理やり走っても良いのですがここで無理する必要はないと判断して全体の練習を終わらせました。インターハイ組も同様。元々少し走って終わりにするつもりでしたからこれ以上やる必要はありません。

これではあまりにも負荷が少なすぎるのでバランスディスクを実施。これを30分程度やってインターハイ組4人は終了。遠征の準備をさせました。それ以外の者は補強の続き。腸腰筋を鍛えたり体幹を鍛えたりしました。ここ最近は寝転がって腹筋背筋という時間が大幅に減っています。それ以外のトレーニングで体幹を鍛えられるというのが分かってきたからです。もちろん、通常の補強をやらないわけではありません。しかし、他のトレーニングで代替できる可能性があると感じています。一つの部分のトレーニングだけではなく複合的な強化ができるトレーニングが効率の面から工夫できればいいなと思いますね。

午後から面接練習。これは16時くらいまで実施。その後、インターハイの準備を進めていくうちに驚くべき事実が発覚。山梨から特急に乗って東京方面に向かうのですがこの便が1日ずれています。今回は事務が切符を取りに行ってくれたので私はまかせっきり。先週の金曜日になって行程表も切符も届かないので何度か連絡をしたのですが。事務に相談して慌てて対応。「取りに来た時に確認しなかったのですか?」と言われたそうです。いやー、困ったね(笑)。確認しなかったことが悪いという流れになっています。問題点が違う気がしますが。17時過ぎに連絡したのですが17時半までが営業時間なので手続きはできないとのこと。自分でJRで変更してくださいとのこと。うーん。この話を師匠にしたら間違いなく「絶対に許されない」と激怒されることだと思います(笑)。行程表で送られてきた日程と切符の日付が違うのですからあり得ないことだと思います。

以前、岩手インターハイの時に同じようなトラブルがありました。岩手-東京、東京-徳山の新幹線の切符を手配してもらっていました。岩手から戻るときに時間に余裕があったので1本早い新幹線で移動して東京駅で買い物をしようと思いました。で、切符を確認してみると「岩手-東京」間の新幹線が東京に到着したときにはすでに「東京-徳山」の新幹線が出発しているのです。恐ろしい出来事。事前に確認すればよかったのですが手配してもらった時点で「大丈夫」という思い込みがありますから安心していました。たまたま時間があって早い便に乗れたからよかったものの気づかずに通常通りの新幹線に乗っていたら・・・。お世話になっている部分があるのですが、このようなことが続くとちょっと・・・ですね。

事前に確認しておいてよかったなと思います。何はともあれ時間が過ぎていきます。準備をしっかりとしていきたいと思います。やっと、blogが現在に追いついてきました。もう少しで当日のことが書けます(笑)。
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面接練習&卒業生来校&卒業生と食事

2014-07-26 | 陸上競技
木曜日、練習は休みとしました。私も今後のことを考えると厚生休暇を取ったり代休を取って体を休めておきたいところなのですがインターハイで1週間不在となるためこの木曜日と金曜日に3年生の面接練習を行うことにしていました。というかこの日程しか入れられません。めちゃくちゃ過酷です。

朝の9時から11時半くらいまでひたすら面接練習。これでかなり疲労しました。少し休憩して午後からはインターハイに行くための準備をあれこれ。必要なものを購入しなければいけません。また、すっかり忘れていた提出書類の作成&メールで送付。さらには選手に配る「行程表」の作成、山梨での交通手段の確保&確認、ホテルへの交渉。あっというまに午後の時間が過ぎていきました。

この日の昼過ぎに卒業生が放課後(夏休みだから放課後ではないかな)、学校に来てくれるという連絡あり。そのため待っていました。ここで3人が来てくれました。うちがマイルで全国を狙っていた時のメンバーが3人です。30分くらいあれこれ話しているとその前の卒業生が3人さらに来てくれました。一人は私が陸上競技部の顧問になった時に入部してきた子(すでに26歳になる&2児の母なので子ではない(笑))、もう一人はその一つ下で中距離専門で入ってきて気が付けば400mを走っていた子、もう一人は最近転職して偶然一人目の子(2児の母)と同じ職場になったShokoの1期生の長距離の子。同じ時間帯に卒業生が6人学校にいました。

何故集まったのかはあえてここには書きません。この子たちの「想い」を一つの形として今の選手に持ってもらいたい。その「想い」を身に付けてこれまで多くの卒業生が目指してきたインターハイに舞台に立ってもらいたいというものです。最初選手自身が遠慮していた部分もあるのですが、多くの卒業生の「望み」だと思ってもらいたいと思います。自分たちのかなえられなかった「夢」の舞台に後輩が立つ。そのことを本当に喜んでくれている。集まってからは当時の話で盛り上がりました。一番上の2児の母(blogにこんな書き方をすると怒られるかもしれませんね(笑))が本当に「長女」という感じです。この子から始まって多くの選手に引き継がれていった。

今のキャプテンが話をしていたことを全員に伝えました。私が顧問になって3年目から中国大会へリレーで進むというのは続いてきました。しかし、2年前県総体の決勝でバトンミスで中国大会出場ならず、昨年も決勝でバトンミスして失格。2年連続で中国に進めなかった。このことを今のキャプテンがすごく気にかけていた。「これまでの先輩が作ってきたものを自分たちが壊してしまった」という後悔がずっとあったのです。県総体での失敗は県総体でしか晴らせない。そう思って今年の総体に賭けていた。今まで何も積み上げていなかったチームであればそこまで考えないと思います。しかし、県総体で総合優勝までしたチームが自分たちの代で崩してしまったという部分がこの子たちにはあった。逆に言うと今までの卒業生の存在があったからこそこの子たちがここまで頑張れたのだと思います。

この話をすると卒業生は本当に喜んでくれていました。自分たちがやってきたことが後輩につながっている。もちろん、今の現役選手とはほとんど(全く)面識はありません。この子たちが選手としてやっていたときは今の子たちは小学生でしたから(笑)。私が顧問になった時には小学1年生の子が今は3年生。関わりがないとはいえしっかりとつながっている。うちの部がこの子たちの「柱」になってくれているというのは顧問としては幸せなことです。1時間くらい話をして「年末に年代を越えて集まれたらいいね」ということで解散。なんとか実現したいと思います。

そこからさらに別の卒業生と食事へ(笑)。どれだけなのかという話です。先日メールがあって「行きつけのバー(!?)で先生の話で盛り上がった」というので「一緒に行きませんか?」とのこと。断る理由もありませんから行くことに。こういう時に限って色々なことが重なります。バタバタでしたが貴重な時間を過ごすことができました。さらにその卒業生のお母さんも(笑)。いや、久々にお会いしましたが元気そうでした。卒業生とは「人生」について話しました(笑)。23歳になる学年ですからそれなりに「大人」になってきていると思います。高校の時とは話をする内容も変わってきています。年相応になってきたのでしょうか。私もこういう話ができるというのは嬉しい限りです。

翌日のことを考えて一応その日のうちに終了。お互い無理はできません(笑)。何かとあった1日でした。良い一日になりました。
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合宿3

2014-07-26 | 陸上競技
続き。午前中の練習中卒業生が来てくれました。久々です。かなり暑かったので倒れるんじゃないかと心配をしていました。一人は元気そうでしたがもう一人は色白。色々あって悩んで悩んで今に至るという卒業生です。真面目なのですがその部分が強すぎて上手く適応できないことが多い。そのためかなり長い間色々と悩んでいたようです。そのような話を以前から聞いていたので久々に会えて良かったかなという感じです。

話を聞くと久々(数年ぶり)に競技に復帰してみようと思っているとのこ。先日まで外に出るのも微妙な感じだったのですが。話を聞いてみると今の選手がインターハイにリレーで行くことを決めたことが大きく影響したようです。「一からやり直そう」という気持ちになり、知り合いの社会人選手と一緒に練習を始めたとのこと。先日社会人選手から報告を受けていました。この選手は社会人となり自己ベストを大幅に更新している選手です。一緒に練習をしてもらえるだけで大きな刺激になります。他にもうちの卒業生と一緒に練習をしてくれていて、一人は先日11秒0、22秒3とベスト記録を大きく更新してかなり活躍するようになっています。こういう社会人選手に交じって一緒に練習することでこの卒業生も前向きになってくれたらと思います。

うちの選手とは直接面識はありませんが、それでも卒業生はこの子たちの活躍を楽しみにしくれています。自分たちがずっとずっと目指してきた場所に行く。それも一人ではなく「チーム」としてインターハイ出場。この事を自分のことのように喜んでくれるというのが私としても嬉しい。実はこの「チームでインターハイ出場」を機に多くの卒業生と再開しています。卒業して何年もあっていなかったのに今回のインターハイ出場で学校に顔を見せに来てくれました。この子たちの努力は卒業生のエネルギーにもなっている。そのことを本当に誇らしく感じています。今まで「点」のように存在していた卒業生が今回の活躍を機に一気に「線」になった感じを受けています。昔から「全てはつながっている」と言い続けてきましたが本当につながっています。今の選手が一生懸命に取り組むことが卒業生のエネルギーとなり、「自分たちもしっかりやらないと」と思ってもらえる。幸せですね。

そんなことがありながら合宿に戻る。練習終了時間が大幅に早まっていたので13時からはすでに走っていました。かなりの量を走るということでした。前日の練習までに2人が脱落していました。二人とも同じような場所が痛いということで走れません。それほど激しく追い込んではいないのですが・・・。この二人を除いてそれ以外の者は全員走る。短短だからという甘えはなし。見てみると短長の1年生が一番最後の組で走っています。全てトップ。これでは意味がなくなります。途中から一番前に行くように指示をしました。十分ついていけるのですがいつの間にか後ろにいる。これでは練習になりません。しんどい練習だからこそ積極的に前に行き、自分から殻を破るきっかけを得る。そのための合宿のはずです。

最後までよく走っていたと思います。が、積極性の部分や声だしの部分で他のチームに頼っていた感じが強くあります。これがいつもの練習にも出てくる。3年生に頼っているからこのようなことになるのです。自分たちが自分たちのために練習を作る。この感覚が不足していたらいつまでたっても良い練習はできません。きついからこそ声を出す。雰囲気を良くする。この部分が実はすごく大切だと考えています。それができるかどうかでチームは大きく変わってくる。特に男子が元気を出せるチームは強いと思いますね。うちの男子はおとなしい。素人が多いというのもあると思いますが、競技力は関係ない。誰よりも声を出すという部分でチームを引っ張ればいい。そういう前向きな感覚が持てればチームも良い方に進むと思いますね。

インターハイ組はバランスディスクを使っての練習。師匠に動きを見せることに。この練習は結構難しいですかかなり効果はあると思っています。特別な練習ではなく「面白そう」と思って始めただけのことですが。これまでかなりお世話になっているので少しでも恩返しができればという感じでしょうか。バリエーションはかなりあると思います。うちももっともっと工夫してこの練習を良いモノにしていきたいと思います。

合宿終了して解散になったのち、多くの先生が「インターハイ頑張って。期待しているよ。」と声をかけてくれました。本当にありがたいことです。一緒に練習してきた学校の先生方から言っていただける言葉はやはり心に響きます。先日の県合宿の解散後もそうでしたが本当に多くの先生が「期待している」と言ってくれます。社交辞令のところもあるのかもしれませんが、同じ競技をしている先生方から声をかけていただけるのは本当に嬉しいことです。同時にうちの選手を気にかけてくれているという証でもあります。「良い子が多いね」と言っていただけるのもこの子たちの普段の努力を感じてくださるからだと思います。感謝したいですね。

これで直前に計画していた2つの合宿を終了。やるべきことはここまですべてやってきています。今回は故障者もなく順調に来ています。あとは疲労を抜きながら最後のポイント練習に備えるだけ。しっかりとメリハリをつけて取り組んでいきたいと思います。
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合宿2

2014-07-26 | 陸上競技
水曜日、合宿2日目。この日もインターハイ組は別メニューにさせてもらいました。インターハイ前のポイント練習です。この日を含めてあと2回しかできないと思っていました。そのポイント練習の中でどれだけ力が発揮できるか。持っている力を最大限に出せるようにしてもらいたい。いきなり強くなれというのは不可能ですから今の力を発揮するだけでずいぶん違うと思います。

これまでも部員の数を話すと「もっと多いのかと思っていた」と言われることがありました。実際にレースに出ているのは4人だけ。そのうち個人で活躍しているのが2人。女子短距離は1年生を含めて7人しかいません。先日来られた兵庫の先生も「この人数で12秒1が2人いるという学校は見たことがない」と言っていただけました。これは私の力ではなく選手の力です。3年生が良い意味で引っ張ってくれてその中で下級生が少しずつ育っていく。この人数の中で勝負できるというのは素晴らし事だと思います。3年生にとって人生で最後のインターハイ。その舞台で何をするのか?そこが大事です。

前日にキャプテンが高校野球の話をしていました。3年生だから同級生が活躍するのを期待しているのかと思えば「2年生が頑張っている姿が良い」と繰り返し言っていました。理由は「3年生の最後の大会のために2年生が何とかしようとしている姿を見るのが良い」とのこと。高校野球は負けたらそこで終わり。実際に試合に出られる人数は9人。途中交代も含めて12人くらいしか試合には出ないと思います。力があっても試合に出れない3年生も多い。その3年生と一緒に試合ができる。1秒でも長く試合をするために2年生が活躍する。その姿を見ると感動するということでした。

この話を聞いてわざと2年生に投げかけました。「意味が分かる??」という感じで。キャプテンは「他の競技」に関して「2年生の活躍」を期待していました。しかし、これは自分達にも当てはまるのではないか。3年生の最後の大会。うちの今の力では決勝に進むことはできません。そんな「夢」を見ることはできない。実現不可能な夢を見るつもりはありません。これは以前から言い続けていますが1秒でも長く3年生とリレーを組むためには2年生が力を発揮するしかないのです。全員が100mで12秒1で走れれば4継で46秒2を切ることができます。それは今のチームとしては不可能。2人だけですから。しかし、残り二人が12秒8くらいで走ってくれれば47秒60を切ることができます。つまり山口県記録です。この記録を更新することが3年生への恩返しなのではないかと。3年生のために2年生が必死になる。力むのではなく必死になることで少しでも可能性が出てくるのです。2年生の活躍を期待したいと思っています。

話がかなりそれましたが、練習は通常通り。暑いので影でアップを行うことにしました。これだけでずいぶん違います。涼しいところでアップをするというだけで精神的にもかなり違います。休憩をはさみながらどんどんやっていきました。感覚的にはかなり良いなと思いながら練習を見ていました。この日もバトンはホームストレートとバックストレートの両方で。本数は1本ずつとしました。悪くありません。前の記事にも書きましたがあとはコミュニケーションを取りながらやっていけば良いだけ。十分対応できます。

その後スタート。何とか走れる状況でした。2人ずつ30m2本、60m1本。1走と4走、2走と3走が一緒に行いました。じゃんけんで組み分け(笑)。最後まで両エースを一緒に走らせることはしません。一緒に走るほうが刺激になるという考え方もありますが、性格的にもタイプ的にも違う2人です。一緒に走るということで変な意識をしてもらうのは避けたい。それを3年間やってきていますから最後まで同じスタンスで。選手の性格的なことを考えるとこの方がいいと判断しています。通常のチームならこのようなことはないのでしょうが(笑)。この日は2年生がよく粘っていました。通常であればすぐに置いていかれるのですがこの日は結構ついていけていました。実際にスタートから出ることはありませんがショートスプリントでスピードが上がるというのは大事。

最後に120m+60mを2セット。1セットごとに休息をはさみました。これもいい感じで走れていたと思い思います。これくらい走れればチームベストを更新できる確率は高いと思います。この状態で全国で戦える可能性はまだありません。力不足は否めません。それでもチームベスト、県記録を更新して準決勝へ。これが最大の目標です。個人では決勝に1人でも進む。チームとしての取り組みが問われる部分だと思います。

漠然と書きました。午後からは合宿に戻ったのでそちらの内容はまた別に。現在土曜日の朝。もう少し書きたかったのですが最後のポイント練習に行ってきます(笑)。また、書きます。
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