体は、使われていないのだ

体を動かそう、とたびたび耳にしますよね。

ええ、動かしてやってください。人間は動物、動く生き物なんですから。特に、二本足で立つ人間は、動いた方が楽なんです。じっとしていると、かなり疲れます。え？動くと疲れる、って？でも、、、。店で僕がよく言うのでこれを読んでおられる方は耳たこでしょうが、学校時代に直立して先生の話を聞いているのって、しんどくなかったですか？おなじ時間をドッジボールしてるとき、ってそうは疲れなかったでしょ？詳しい事はここでは省きまして、本題に。

体を動かすときの、新しい視点として。

動かせるところは、その範囲をフルに使ってみる。例えば、足首。今日も歩いてましたよね？で、地面を蹴るとき、足先は地面に対して垂直になります、ころん、という感じで９０度回転するんですね、、って、なってないでしょ？でも、足首はそんだけ曲がるんですよ。それを、わざわざ途中で止めてフルに使ってないわけ。むしろ、足底を地面に対して水平に移動させる人の方が多い気がしますよ？動かしていない分、足は楽か？ノン、です（ノン、てあんた、、、）水平に維持しておく力が必要だからです。むしろ、力を抜いて、足先が垂れるに任した方が疲れは少ないと思うんですよ。

他にも。肩。最近、万歳したことがありますか？ある人は、、、幸せなことがあったんですね（笑）みんな、腕を意外と挙げていないですよね。挙げる必要がなくなったからなんでしょうが。木の実をもぐ、とかしませんもんね。でも、腕は、垂直に挙がるもんですよね。その、機能をつかわなければ、錆びてきます。

目も。僕はド近眼なんで、人のことは言えませんが。テレビに本に、いまならゲームにパソコン。目の使いすぎだ、て言いますよね。でも「目の使わなさすぎで近眼になるんだ」という説もあるんですよ。え？でしょ。つまり、目にも筋肉があります。それは腕と同じで、上も下も横も遠いところも近いとところも、見えるようにセッティングされています。その筋肉のうち、近くだけを見る筋肉を使って「他の、横や上や、遠くと見る筋肉」を「使わないから」近眼になるのだ、と。うーん、流し目は目にいいのかも。

体を動かす、とは鍛えることだけではなく。もてる機能を使ってやる、という意味ももたすべきだと思うんです。ヨガなんかはそれっぽいですよね。手首はどこまで反らす事ができるのか、指はどれくらい開くのか、どのくらいの高さまで背中を掻くことができるのか（笑）、どこまで横目で睨むことができるのか（やめろ、って）、、、。それは、普段、使っていないところに意識をむけることでもあります。また、使っていないところを使う、とは、すなわち、普段使いすぎているところを休めてやる、ということでもあります。ここが、大事なんですよね。どっか片方だけを使って、それで休む。それよりは、両方、ありとあらゆるところを使い切って休む。この方が楽になると思うんです。

それでは、また。