2012年のお客さま向けに書いていたブログ。
歪むことはよろしくない、ように一般には思われていますが、
もし、、、万が一、、、
「歪むことが許されなかったらどうなるのか」
って想像したら怖くありませんか(笑)
そして、僕らのような仕事をしている人が発する言葉の、重さを常に想像しておいてほしい、とも。
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お客さんとの会話で「テレビで整体がどうのってやっていて」ということから始まりました。
「先生って、触ると悪いとこわかるんですか?」とか。
僕は、「ここ、悪いな」とかあんまり気にしないんです。ただ、気にしてることは、「指摘すると、それをずっと忘れない人がいる」ということなんです。
学生のころに白衣を来た先生から、「これはひどいねえ。。。このままだと、、、こうなるよ」て言われたことがあります、ということを40歳台の人が訴えてくるわけです。ね?忘れてないんですよ。ずっと。
だから、「悪いとこがわかる」からと言って指摘するかどうかはそこまで考えてからにしてほしいと思うんです。可能であるならば「ここがこうなってて、、、このままだとこうなりそうだから、、、今日で治しておいたよ」って言ってほしい。もし、治せもしないなら、指摘してどーすんのって。違う先生を紹介してあげてよって。
こういう考え方も含めて、整体の手法の違いだけではなく、スタンスの違い、というものもあるような気がするんですね。
諸悪の根源のように言われている(笑)骨盤や体の歪み。これなんかも。捉え方はひとつじゃないはず。
僕はこれが正解だというわけじゃなくて、「ものの見方」と整体の「立ち位置」がいろいろあるんだとお伝えしたんです。
少なくとも、僕は「いろいろある」と思っています。だから僕の見方やスタンスだっていつかは変わるかも知れません。
体が歪んでるとしますね。それを「悪」だ「原因」だとみなすなら、それは退治しなくてはなりません。
根本原因から治しましょう、というところでその原因を「歪み」だとするならそれは撲滅する対象になります。
僕はどっちかというと
「歪んでるの?そうなん、体が庇ってくれてたんだね、歪んでくれて良かったね」と声をかけてあげたい派です(笑)。
痛いときにうまく歪んでくれたら、痛みは軽減します。もし、歪んでくれなかったら?痛いままじゃないのかな。
どこかが痛くなっても、姿勢良くしているしか体に選択肢がなかったら???想像するだに痛いでしょ(苦笑)。
腰が痛くて伸ばせない人に、仰向けで足を伸ばしてキチンと寝るしか選択肢がなかったとしたら?
そういうときに横向きになってエビみたいに寝るのは、悪でしょうか?
そうやって体の持ち主を守ってくれてるんだ、と思ったら歪みだってちゃんと役割があってそうしてると「見えて」きます。
今までは歪みは悪いものだ、というのが一般的でしたが、では「もし、歪みがなければ」どうなるのか、「歪むことができなければ」どうなるのか、と想像してみてください。
風邪をひいても、熱を出すことが「出来なかった」ら???
腐ったものを食べても、下痢をすることを「許されなかった」ら???
もし歪みが言われるほどに純粋な悪ではなかったら、歪みと敵対せずに優しい施術ができるようになるんじゃないか。
つまり、「歪み」をとらえたときに「敵とみるかどうか」「退治する対象とみるかどうか」という「選択」が施術家にはあるんじゃないだろうか。
そして僕らは自分でどう位置づけるか、というスタンスを選んでいるんだと思うんです。施術以前の問題として。
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今日もありがとう。
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