妊娠中からの腰痛と産後のギックリ腰と

今日もお休みをいただいています。明日は定休日でお休みです。可能な限り、お電話やメールには対応させていただきますのでよろしくお願いします。

妊娠後期から腰痛があって、そのときからうちのことを知ってくれたそうなんですけど。そのときは、かいつう館が妊婦さんでも整体を受けれる、ということをご存知なかったみたいで、僕も残念でした(苦笑)。
お二人目を出産されて、ここ数日の間にギックリ腰のような状態になってしまったそうなんです。ギクッときたわけではないけれど、痛みのせいで前屈みでないと歩きづらいような状態だったそうです。「明日は大事なイベントがあって」ということでお越しになられました。

産後ということもあり、ダイエットも出来たら、ということで骨盤もみてほしい、ということでしたが、腰痛だけで90分くらい使ってしまって肩こりも含め、そこまで手がまわらず。お話はいろいろさせていただきましたが。

さて、僕がいつも書くことですが、骨盤のチェックなり矯正なり、ってやっぱり痛くなくなってからするのが良いと思うんですね。たしかに、「腰痛は骨盤の歪みが原因。産後は骨盤が開いたり歪んだりするよ」というところが主流で、そういうサロンさんに行けば、腰痛の改善と骨盤の改善がワンセットで良くなってくるんでしょうけど・・・。

うちは、ちょっと違う考え方をしてるんです。うちのお客さんは耳にタコ、読者の方は目にタコができてるでしょうけど(苦笑)、痛いときって庇いますよね。その庇ってる姿勢も、傍からみたら歪みですよね。つまり、歪みには、「歪んでいるから痛いんだ」という説もありうるんだけど、「痛いから歪んでいるんだ」という可能性もあるってことなんです。

このときも説明したんですが、「生理痛でつらいときに背中が丸くなります。そのとき、僕(整体師)が、『あなたは背骨が歪んでいる(丸くなっている)から生理痛なんですよ』って言ったら変ですよね？」と。

じゃあ、骨盤が歪んでいるのだって、「腰痛だから骨盤が歪んでいる」という可能性だってないわけじゃないと思うんです。
それに、痛みで庇っている(歪んでいる)ときに、「それが純粋に歪んでいるのか、痛いから歪んでいるのか」の判別はムツカシイと思います。このママさんのように前屈していないとツライ人は今すでにまっすぐにしづらいわけですからね。
歪みを検査しようと思うと、本人さんの自然な状態で立って・寝てもらってそれがどれだけ「まっすぐ」よりも離れているか、という視点も必要かと思うのですが、それが不可能ななかでどうするのか、って。

あとは、生活の質の問題があります。
「明日までに少しでもちゃんと歩けるようにしておかないと・・・」というときに歪みに気を取られてそれに注力してしまうと、
「歪みは減ったけど、痛いから困っちゃう」ということもありえます。

なので、「まず痛みを取る」→「歪みを取る」という流れの方が僕のやり方だとシックリくるんですよ。
骨盤を締める云々でいうと、あとは育児と猫背の関係。これは大きいと思います。
この話はまたいつか。

今日もありがとう。