医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

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2019-09-03 04:19:34 | 薬局

全国から”こんにちは“が始まる。

 

何気なく使ったが「こんにちは」と「こんにちわ」のどっち?

そんな疑問をいつも持っていた。

困った時はネットで調べると何でもわかる。

同じ様な疑問を持つ人は意外と多いのかもしれない。

結論は、「こんにちは」が正解だそうだ。

その解説は自分で調べて欲しいが、迷った時や困った時には調べる癖が欲しい。

 

と、なぜ「こんにちは」なのかと言うと、今月の29日は全国大会が開催される。

その時に「こんにちは」か「久しぶり」じゃないかと思う。

そんな声を聞くと嬉しくなる。

是非、皆様の参加をお待ちしております! (ここだけ丁寧語)

 

さて、本題は「健康サポート薬局」と、薬機法に明記される予定の「地域連携薬局」の違いについて、ごちゃ混ぜになっていないだろうか。

「健康サポート薬局」は現薬機法の第四条などの「開設の許可」が根拠になっていて、その厚生労働省令第十九号の施行規則の中にある。

何だか面倒な仕組みであるが、要は法的用語ではなく、その施行規則の用語となる。

法律があり、省令があり、さらにその補足のような存在が施行規則となる。

と言うことは「地域連携薬局」はかなり威厳がある薬局となる。

目指すなら「地域連携薬局」の方がいいのかもしれない。

両方とも同じような基準であるが、ちょっと違う部分を押さえておきたい。

それは「地域連携薬局」の施設基準には、要指導医薬品や第1類医薬品の品揃えや販売はないと思われる。

 

「地域連携薬局」の基準は未だ正式に明示されてはいない。

厚生科学審議会の資料によると「地域において、在宅医療への対応や入退院時をはじめとする他の医療機関、薬局等との服薬情報の一元的・継続的な情報連携において主体的な役割を担う薬局」とある。

考えられる条件としては「プライバシーに配慮した相談スペース、地域における休日夜間対応(輪番制)、入退院時の医療機関との情報共有等の連携体制、在宅訪問の実績、麻薬調剤の対応、無菌調剤設備(共同利用することも可)、一定の研修を受講した薬剤師の配置など」とされている。

ここに一般薬の販売は出てこない。

 

先ず「健康サポート薬局」は地域の健康を守る、維持する役割が期待されている。

健康情報の発信や健康教室の開催、健康相談などが前面に出されている。

ここは患者と言うより地域住民の未病や予防管理が重要となる。

「地域連携薬局」は、どちらかと言うと地域で療養生活をしている患者が対象じゃないだろうか。

療養生活に必要な医療や看護、介護などとの連携のジョイントが薬局の大きな役割になる。

ビフォア-の「健康サポート薬局」とアフターの「地域連携薬局」の違いだ。

 

また、「健康サポート薬局」は届出制である。

基準を満たして保健所に届け出れば、その基準が満たせなくなって取り下げなければ継続が可能である。

「地域連携薬局」は毎年の許可制だそうだ。

かなりハードルは高い。

 

どちらにしても今の「地域支援体制加算」の体制が出来ていればとりあえず大丈夫だと思う。

「地域連携薬局」は国が必要とする薬局の姿でもある。

それが出来ない時は保険薬局としての評価もない。

 

退場を命じられるかもしれない。

 

コメント
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