医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

9月が始まる

2019-09-01 04:47:17 | 薬局

軍配はどっちに上がるのか。

 

ドラッグストアには大きく2つの業態がある。

1つは処方箋を扱う業態であり、もう1つは処方箋を扱っていない業態である。

どちらもドラッグストアに分類されている。

因みに、「業態」とは、どの様な売り方をするのかの営業形態である。

と、言っても分かりづらいと思う。

 

この2つの業態がどうなるのかが気になっている。

ほとんどのドラッグストアは調剤併設の方向にある。

先日のマツモトキヨシHDとココカラファインの経営統合の記者会見でも、マツキヨの社長が「これからのドラッグストアのあり方というのは、調剤併設型でなくてはならない」と断言していた。

ところがコスモス薬品やサンドラッグは、ほとんどの店舗が処方箋を扱っていない。

それでも昨年度の売上はコスモス薬品が6,111億円で、ドラッグストアの中で3位の売上となる。

4位はサンドラッグで5,880億円である。

今回のマツモトキヨシHDとココカラファインとの統合で、それぞれ順位は1つずつ下がるが、それでも凄い。

 

処方箋を扱うドラッグストアと言っても、全体の売上からするとスギHDが20%程度で、他は15~18%程度しかない。

ウエルシアHDの調剤売上は1,300億円を超えている。

今回の”ココカラマツ”の統合で1,000億円を超える。

続くスギHDも900億円と1,000億円は間近である。

全体の売上からするとたった2割弱しかないが、調剤市場から見ると大きな存在になりつつある。

そして、ドラッグストアに言わせると伸びしろがある市場となる。

 

ここに大きな脅威を感じている。

商業業態統計によると、昨年のドラッグストアの調剤売り上げは全体の伸び率が4.4%だった。

調剤専門の薬局がほとんどゼロ成長にかかわらず。

そして、今年度は4月が13%、5月・6月が11%、7月は13%の伸び率を示している。

この勢いは誰も止められない。

と言うか、処方箋枚数は横ばいの状態にある。

にもかかわらず二桁成長は何を黙示しているのか。

 

ドラッグストアにて取って処方箋を扱うことが、今後の成長にどの様に関わるのかが気になっている。

処方箋を扱うことによって来店客が増え、待ち時間についで買が増えるのか。

それとも処方箋から地域住民の買い物弱者への囲い込みになるのか。

処方箋を扱っていないドラッグストアは、スーパーなどと、どの様な差別化を図るのか。

どこかの段階で処方箋を扱うようになるのか。

 

まさに、企業としての戦略のぶつかり合いを感じさせる。

その結果は5年後くらいには白黒が付くような気がしている。

 

いつものことであるが世の中の変化は激しくて速い。

 

 

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