Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

Charlie Parker作、”She rote"という曲名の意味!結論!!

2011年04月07日 21時00分39秒 | Weblog

纏まりましたー!!(Wコロン風!!)

 1.She rote、と言う語句は、”That's all she wrote"という語句から来ている。

この語句が使われたそもそもは、
,http://www.eigo21.com/etc/hitokoto/65.htm 644の項に記載されています。この記事には説得力があります。
別途、カナダ人学生に聞いてみたが、同様にこの語句は”That's all she wrote(rote)""That's all she said"と言うような言葉を想起する。意味は”She wrote Goodbye to me"とのこと。これは、644の項の内容と同じです。

その他、この語句は、現在でも、Native speakerは、使用しています。新聞記事(論説)でも。(Japan Times online http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fl20080824rp.html)(但し、上記サイトの意味で使われているわけではない。)"That's all she rote"と、突如出てくる句の意味、しかも、いくらいろんな辞書を調べても動詞の"rote"は出てこない。但し、名詞としては、”機械的な繰り返し、丸暗記”と言った意味があり、この記事に於いても、このフレーズの2行前に使われている。逆に、この言葉を使ったので、その後、このフレーズを使った物である。

この表現を読んだ日本人がScott氏に質問している記事(roteは辞書に載ってないし・・・)は、                                                                     http://www.internetenglish.org/blog/?p=103 にあり、”単に書いた=真似ただけではなく・・・”位の意味に使われている。

                                                       

2.roteはwriteの過去形。時には、had roteと過去完了形の代用として使われることが、非正規文書ではある。時には、先ほどの論説にあったように新聞紙上で使われていることから、よく使われる慣用句であることが解る。また色んな意味を含ませている。              

3.この曲名の解説は、かなり当たってみたが、日本のサイトには、記載がない。彼女が手紙で書いてきた。と言うのが直訳。後は皆様が意訳していただければいいと思います。

4.外国語の口語、もしくは口語的表現を理解するのは、極めて難しく、Native speakerに聞くのが一番手っ取り早い。もしくは、映画の字幕を訳している人、あるいは日本語への吹き替え作成を専業としている人。あるいは、現代英語学者。こういうお仕事にお就きの方は、いません。私の回りには。昔は、英語に堪能なジャズ評論家がいたが、今は・・・。
自分で調べる場合には、Google 検索が有効でした。但し、英文をさぼらずに読む必要があります。日本のサイトでも、英語のサイトでも。

5.ジャズプレーヤーは、MCで曲の解説をすることが多いが、人口に膾炙されていることを言っている場合には、多分正しい。自分で辞書で調べたら、云々は、おおむね正しくないと思っておいた方が良さそうである。

Charlie Parkerの曲は、Ornitology (鳥類学)Moose the Mooche(薬の売人の綽名)など、曲自体に関して、何の意味も無い名前が付けられており、どうでも良い、大した意味はない!!んだけど、でも、Ornitologyはパーカーの綽名がBirdで、そこから付けたと納得できる、位の理解は出来る。と言うことです。

ついでに、元歌は
”Beyond the Blue Horizon"と言う曲だと、かの高名なジャズ評論家、油井正一氏が、ライナーノートで解説しているとのことです。”Out of nowhere"だと解説しているサイトは、日本のみならず、アメリカのサイトにもあるが、正解でない。ネット情報、勿論、人からの情報も同様だが、信用に足る物かどうかの吟味は大切。

もう一つ、この曲は、Edddie Danielsの演奏で、奇跡の復活をした曲のように感ずる。日本では、最近では唯一、矢野沙織がCDに吹き込んでいる。最新盤ではないが。恐らく、彼女は、録音の前、しばしばライブハウスなどで演奏していたものと推察できるが、どうMCしていたんだろう?彼女が、英語に堪能であれば、結構外人プレーヤーとも演奏しているので、情報を持っているかも知れない。

以上の結論に至った論拠は、この前のBlogに、記載してあります。

また、恐らく、現代英語の口語に詳しい人にしてみれば、このブログ、レベル低いねー!!!、位の感じを持つだろうとは、容易に想像できます。そう、ジャズ界も人材難の時代です。

 

 


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