実は、私の趣味の一つに総合格闘技があります。現代のグラディエーター、その中でも、桜庭和志のファンです。さて、プライドも潰れてしまい、ビデオも入手困難となり、総合格闘技とは、徐々に疎遠になっている私ですが、ワイフの実家に年末年始行っていた時、テレビを独り占めにして見てしまいました。親戚一同が集まり、子供も二人。高校生も二人。その競争率の高い状況での独り占め。大変でした。紅白歌合戦等みたいという、けしからん輩もいる中での観戦です。
さて、私のお目当ての櫻庭和志－舟木正勝戦は予想通り、櫻庭の圧勝。舟木は素晴らしいプレーヤーですが、長い休止後の出場。筋肉もちょっと落ちてたかな。体絞り過ぎかなって感じでした。その他にも好勝負、ありましたね。いかにも谷川氏の好きなマッチ・メイク。色々やりすぎの面は、以前からあるのですが、今回は好試合が多かった。ボビー・オロゴンとボブ・サップは若干問題があったかも知れないけど、もう少しボビーが逃げていれば、サップは息が上がって、逆の結果になったかも。良い試合は、まずは、ニコラス・ペタスｖｓキム・ヨンヒョン。ニコラスは、かつてK-１の試合で、キックをした時、下腿の骨折を来したことがある。無惨にも下腿はぶらぶら。それがトラウマになってキックするのも怖くなったんじゃないかと思うんだけど、今回は、シルム（韓国相撲）の大巨人との対戦。キム・ヨンヒョンは、チェ・ホンマンにもシルムで勝っており、決して侮れない相手。ニコラスは落ち着いて大きい相手に対しての攻めの常道、下半身への攻撃。即ち、大腿へのキック。結局は、それが効いての勝利。でも、私は、ニコラスが大男に、あれだけのキックを見舞って、骨折の恐怖を乗り越えたことを実証したのが、感慨深かったのです。ウン、通の見る目はやっぱ、ちがうなー！！！
魔裟斗ｖｓチョ・ヨンス、これも良かった。チョは、プロボクシングで、チャンピオンだったプレーヤー。大概のボクサーが、キックに移って、うまく行かないのに、チョは好成績を収めている。魔裟斗にキックを出したりして。でも、キックを出したのが、魔裟斗のパンチだけで、という気持ちを消したのか、魔裟斗はキックもどんどん出した。キックを封印させていれば、勝ち目はあっただろうけど、あれだけけられると。でも、チョ、さすが最強チャンピオンと言われるだけあって、ハートが強い。彼はまだまだ強くなるだろうし、それを見たい気持ちにさせる。花のあるプレーヤーです。はい。
メルビン・マヌーフｖｓ西島洋介。西島も悲運のチャンピオンボクサーとしてのヒストリーを持つ。でも、残念。良いところ無く破れてしまった。谷川氏もきついナー！！西島、めげずに頑張れーー！！！
同時中継（？）していた、埼玉スーパーアリーナでの”やれんのか！大晦日！２００７！”でのエメリヤエンコ・ヒヨドールｖｓチェ・ホンマン、これはまあ、順当がちだけど、ヒヨドールが二度に渡りアーム・ロックをしかけ、２回目で決めるというのは、やっぱり凄い。自信満々の決め技。
でも、私としては、一番面白かったのは、秋山成勲ｖｓ三崎和雄の試合。ご存じ秋山は、昨年大晦日、体中にクリームを塗りまくり、櫻庭をぼこぼこにして、一端は勝利を得たが、その後、無効試合とされ、ファイト・マネーまで剥奪されたのが記憶に新しい。ネットでも、”ヌル山”として散々叩かれた。勿論、叩かれて当たり前のことを彼はしたので、永久追放されても仕方がないんだが、そこは、谷川氏、又ストーリーを作る。半年以上の謹慎の後、ソウルでのＨｅｒｏ’ｓでデニス・カーンと激突。この時、私は圧倒的にデニスが勝つと思って、握って大枚まけちゃいました。トホホ。その時も圧倒的なパンチによる勝利。櫻庭との試合でもパンチではむしろ優勢だったし。柔道を原点にしている割りには、彼はパンチが強く、上手い。三崎は下の階級でのチャンピオン。出身はやはり柔道だが、以前より疑惑の多いヌル山氏と、盟友デニス・カーンでは圧倒的にデニスが勝つと三崎は思っていた（私と同じく！）らしいんだけど、圧倒的に秋山が強く、無惨にもＫＯされたので、秋山の居場所を無くするために出てきた、とのふれ込み。実際、秋山に対しては、同じ柔道出身として許せない気持ちを表明していた。でも、この勝負、実際には秋山の圧勝と私は思っていました。通としては、試合の始まる前、選手紹介の時、ブーイングがどれくらい出るかが面白かったんですが、静かに！！といっても、ものを深くは考えない親戚の美人が、紅白に換えて良いかとか言ってきて結局解らず仕舞い。なーんにも解らんヤツは困るナー。試合が始まっても、三崎はピョコピョコ飛び上がったりしてるだけで、秋山の方が圧倒的に格好いい。遂に秋山のパンチが入り、三崎危うし。でも、それからの信じられない大逆転。ウッソだろうと思うくらい。ドラマチックやなー！！格闘技は、やっぱり。という訳で、ストーリー付きの面白い試合でした。でも、これって谷川手法にはまったって事かな？？谷川手法はプロレスチックで、実は彼の編集したＳＲＳを読んでいた割りには、嫌いなんだけど、そうしたヨゴレを全く感じさせないこの試合。素晴らしかった。所で、私の以前からの疑問は、秋山は強い。あれだけ強いのに、何で、体にクリームぬったり、柔道着に滑る仕上げ剤使ったりってやるんだろ？？？彼は実力で日本一になる才能があるのに。これをマニアの友人にぶつけると、そうしても勝ちたいという気持ちが強いんでしょということらしい。でも、大逆転でパンチで負けたのは、しかも格下と思われる三崎にまけたのは、彼にとって良い経験になるだろうし、彼に対する評価はむしろ上がるんじゃないだろうか？それに、三崎はどうも印象の薄いプレーヤーなんだけど、あれだけ試合前に秋山を非難して、その重圧でむしろ負けんじゃないのと心配していたんだけど、それを跳ね返しての勝利、これはどちらも絵になります。どちらにとっても最高の試合だったんじゃないか。これで秋山復権、三崎メジャーの仲間入り。めでたしめでたし。って事で、プライドが無くなって残念だけど、谷川手法、まだまだ冴えてますねー！！！って、総合格闘技知らないと、何でこんな事ごちゃごちゃここに書いているのか、解ってもらえないのが辛う御座います。トホホ。
さて、私のお目当ての櫻庭和志－舟木正勝戦は予想通り、櫻庭の圧勝。舟木は素晴らしいプレーヤーですが、長い休止後の出場。筋肉もちょっと落ちてたかな。体絞り過ぎかなって感じでした。その他にも好勝負、ありましたね。いかにも谷川氏の好きなマッチ・メイク。色々やりすぎの面は、以前からあるのですが、今回は好試合が多かった。ボビー・オロゴンとボブ・サップは若干問題があったかも知れないけど、もう少しボビーが逃げていれば、サップは息が上がって、逆の結果になったかも。良い試合は、まずは、ニコラス・ペタスｖｓキム・ヨンヒョン。ニコラスは、かつてK-１の試合で、キックをした時、下腿の骨折を来したことがある。無惨にも下腿はぶらぶら。それがトラウマになってキックするのも怖くなったんじゃないかと思うんだけど、今回は、シルム（韓国相撲）の大巨人との対戦。キム・ヨンヒョンは、チェ・ホンマンにもシルムで勝っており、決して侮れない相手。ニコラスは落ち着いて大きい相手に対しての攻めの常道、下半身への攻撃。即ち、大腿へのキック。結局は、それが効いての勝利。でも、私は、ニコラスが大男に、あれだけのキックを見舞って、骨折の恐怖を乗り越えたことを実証したのが、感慨深かったのです。ウン、通の見る目はやっぱ、ちがうなー！！！
魔裟斗ｖｓチョ・ヨンス、これも良かった。チョは、プロボクシングで、チャンピオンだったプレーヤー。大概のボクサーが、キックに移って、うまく行かないのに、チョは好成績を収めている。魔裟斗にキックを出したりして。でも、キックを出したのが、魔裟斗のパンチだけで、という気持ちを消したのか、魔裟斗はキックもどんどん出した。キックを封印させていれば、勝ち目はあっただろうけど、あれだけけられると。でも、チョ、さすが最強チャンピオンと言われるだけあって、ハートが強い。彼はまだまだ強くなるだろうし、それを見たい気持ちにさせる。花のあるプレーヤーです。はい。
メルビン・マヌーフｖｓ西島洋介。西島も悲運のチャンピオンボクサーとしてのヒストリーを持つ。でも、残念。良いところ無く破れてしまった。谷川氏もきついナー！！西島、めげずに頑張れーー！！！
同時中継（？）していた、埼玉スーパーアリーナでの”やれんのか！大晦日！２００７！”でのエメリヤエンコ・ヒヨドールｖｓチェ・ホンマン、これはまあ、順当がちだけど、ヒヨドールが二度に渡りアーム・ロックをしかけ、２回目で決めるというのは、やっぱり凄い。自信満々の決め技。
でも、私としては、一番面白かったのは、秋山成勲ｖｓ三崎和雄の試合。ご存じ秋山は、昨年大晦日、体中にクリームを塗りまくり、櫻庭をぼこぼこにして、一端は勝利を得たが、その後、無効試合とされ、ファイト・マネーまで剥奪されたのが記憶に新しい。ネットでも、”ヌル山”として散々叩かれた。勿論、叩かれて当たり前のことを彼はしたので、永久追放されても仕方がないんだが、そこは、谷川氏、又ストーリーを作る。半年以上の謹慎の後、ソウルでのＨｅｒｏ’ｓでデニス・カーンと激突。この時、私は圧倒的にデニスが勝つと思って、握って大枚まけちゃいました。トホホ。その時も圧倒的なパンチによる勝利。櫻庭との試合でもパンチではむしろ優勢だったし。柔道を原点にしている割りには、彼はパンチが強く、上手い。三崎は下の階級でのチャンピオン。出身はやはり柔道だが、以前より疑惑の多いヌル山氏と、盟友デニス・カーンでは圧倒的にデニスが勝つと三崎は思っていた（私と同じく！）らしいんだけど、圧倒的に秋山が強く、無惨にもＫＯされたので、秋山の居場所を無くするために出てきた、とのふれ込み。実際、秋山に対しては、同じ柔道出身として許せない気持ちを表明していた。でも、この勝負、実際には秋山の圧勝と私は思っていました。通としては、試合の始まる前、選手紹介の時、ブーイングがどれくらい出るかが面白かったんですが、静かに！！といっても、ものを深くは考えない親戚の美人が、紅白に換えて良いかとか言ってきて結局解らず仕舞い。なーんにも解らんヤツは困るナー。試合が始まっても、三崎はピョコピョコ飛び上がったりしてるだけで、秋山の方が圧倒的に格好いい。遂に秋山のパンチが入り、三崎危うし。でも、それからの信じられない大逆転。ウッソだろうと思うくらい。ドラマチックやなー！！格闘技は、やっぱり。という訳で、ストーリー付きの面白い試合でした。でも、これって谷川手法にはまったって事かな？？谷川手法はプロレスチックで、実は彼の編集したＳＲＳを読んでいた割りには、嫌いなんだけど、そうしたヨゴレを全く感じさせないこの試合。素晴らしかった。所で、私の以前からの疑問は、秋山は強い。あれだけ強いのに、何で、体にクリームぬったり、柔道着に滑る仕上げ剤使ったりってやるんだろ？？？彼は実力で日本一になる才能があるのに。これをマニアの友人にぶつけると、そうしても勝ちたいという気持ちが強いんでしょということらしい。でも、大逆転でパンチで負けたのは、しかも格下と思われる三崎にまけたのは、彼にとって良い経験になるだろうし、彼に対する評価はむしろ上がるんじゃないだろうか？それに、三崎はどうも印象の薄いプレーヤーなんだけど、あれだけ試合前に秋山を非難して、その重圧でむしろ負けんじゃないのと心配していたんだけど、それを跳ね返しての勝利、これはどちらも絵になります。どちらにとっても最高の試合だったんじゃないか。これで秋山復権、三崎メジャーの仲間入り。めでたしめでたし。って事で、プライドが無くなって残念だけど、谷川手法、まだまだ冴えてますねー！！！って、総合格闘技知らないと、何でこんな事ごちゃごちゃここに書いているのか、解ってもらえないのが辛う御座います。トホホ。
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