Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

カドソンT-900BN試奏第一日

2008年01月16日 19時58分51秒 | Weblog
ニューサックスが届いたので、早速、ファニーカンパニーに行って吹いて参りました。菊池氏(p)ベースは、矢野克宏氏です。
さて、中嶋楽器からの梱包は丁寧、且つ、厳重にしてあったため、楽器を吹ける状態にするのに結構時間がかかりましたが、吹いてみると・・・・・、
と、その前に、お美しいお姿!!カイルベルスと厳密に比較した訳ではありませんが、この楽器、薄い黒、光の加減で色んな色に見えます。ホントに綺麗な楽器。管体が薄い黒といった印象なんですが、蓋は銀色。このコントラストがホントに素敵です。このお姿に一目惚れだったんです(大昔、ワイフを見て、同様に感じましたっけ。色んな意味で。へへへ)。
さて、吹いてみて、指使いの楽なこと。フィンガータッチは、高級品クラスと言っていいくらい。アンティークサテン(AS)が、かちゃかちゃする(管体自体の響きも影響するのでしょうが)のに比べて、しっとり手に、指になじみます。素晴らしい!!それに軽い!!年取ってくると、首への負担、結構辛いし。ネックストラップも結構良くなってます(大したことはないけど。でも、石森楽器の高いネックストラップで、オーダーしたシャツお釈迦になってしまったことを考えると、とても良い。)吹き心地は抜群。大きく息を入れれば大きくなるし、小さく入れれば小さくなる。この楽器なりにくいなんて事ありませーん。抵抗感は恐ろしく低いくらい。んで、音は・・・
うーん??!!!高音は結構良い。伸びも良いし、音程もバッチリ。カドソンの楽器はここがいいんでしょうね。んで、低音は・・・・、なんか細いぺらぺらした音がする。ASの野太い音、あるいはセルマー(Sel)(ネックだけゴールドプレートのSuperaction80SerieⅡ)のしっかり芯のある音に比べて、随分頼りない。まあ、初日だし、音はこれから変わってくるだろうし、マウスピースも換えれば随分印象違うだろうし・・・・、とこの点は今後の問題。
プレーヤー御両人は、私のSel、ASの何れの音もご存じ。まあ、しっかり聞こうという気は無かったでしょうけど。でも、それに比べて、音が軽いのは認めるとして、そんなに変な音じゃないと、気を遣ってたのか、本音だったのかは知らないけど、そう仰っていました。
ヨシコ・ママは、とっても綺麗な楽器ねー!!だんだんこの楽器の音にも慣れてきた(大きい音を出そうと思えば簡単に出る楽器で、うれしがって大きな音を出していたこともあったんでしょうが)、と宣った。ここらあたりが、正直な感想なんでしょうね。
この楽器、驚きました。とても軽く感じる。多分、ASより多少軽く、セルマーよりはかなり軽いんじゃないか。指のタッチはホントに素敵。レスポンスも良好すぎるくらい。何か自分が上手になった感じ。息を入れれば入れただけ音が出る。逆に言えば、敏感に反応する楽器。下手が吹くと吹きこなせないって言うのはこういう意味か?!音は、今後の問題だけど。テナーとしては音が軽い感じ。矢野氏は佐藤達哉氏の事を知っているので、この楽器に彼はほとんど換えてしまった旨説明すると、パカパカコルトレーンなどを超絶技巧で吹くから、何となく解ると仰ってた。
でも、私にしてみれば、ASと感じは全然違う。音もタッチも。佐藤氏はビンテージのセルマーからアンティークサテンに換えたという話が、更にBNに換えたと言うのにはかなりの飛躍がありそ。私自身は、十字屋ハービスエント店の響きすぎる試奏室での経験ではほとんどSelもASもBNも音の差は無い、と感じ、家に帰ってSelmer,ASがちょっと違うなと理解でき、吹き続けていると、Selmer,ASの大きな差を思い知り、最近はSelの方がいいか・・・、等と思っていたんですが、BNは最初から全然違う。これは、楽しみというか、困ったというか。
恐らく、色んなマウスピースに換えても、締まった音。痩せた低音は多分変わらないんじゃないか??でも、マウスピース換える価値はありそうな・・・。と、支離滅裂な感想。私が一番心配するのは、あたらしい802Vだったかのモデル。オーソドックスな音がしたら、又欲しくなったりして・・・。アルトはBN良いかも、って感じもしてきました。アルトをテナーのような音にって人も要るようだけど、アルトは軽い音の方が良いような気がします。好みだけど。ついでに申しておくと、リードはファイブラセルのMediam soft,マウスピースはPonzolのメタルです。)

コメント
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