JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

単独DCR実験の方法

2013年08月03日 | 特小・DCR運用


 宮城県内および周辺の山々と自宅(仙台)との間での交信がDCR(デジタル簡易無線)で可能かどうか。 

 これまでの実績は、
 東栗駒山ー自宅 77.5km
 蔵王お釜周辺ー自宅 40km

 どちらもメリット5で交信できました。東栗駒山は県のほぼ北端、お釜周辺は県南部。このほか、牡鹿半島の御番所公園、石巻市の牧山とはメリット5で自宅から交信できています(自宅側は室内モービルホイップ、1W)。

 休日、天気さえ良ければ、どこかの山に登らずにはいられない性分なので、自分は山へ。とすればホーム待機はXということになります。DCRの良いところは、資格不要、登録のみで誰でも使える、という点ですね。しかも使い方自由自在。秘話機能もあり、家族間で連絡を取りあうとかこんな実験には本当におあつらえ向きです。でも、勝手な趣味に毎回付き合ってくれるはずもなく・・・ということで次の方法を考えてみました(もっとよい方法はあるかもしれません)。


(自宅側)
 ・リグ(DPR3)の電源を入れ、秘話機能オンで特定のチャンネルを設定しておく。
 ・ICレコーダーの電源を入れ、音声を感知して自動録音する機能をオンにする。
 ・節電機能をオフにしておく。つまり常時電源オン、録音待機状態。
 ・リグの側に置いておく。

(山頂側)
 山頂や尾根に着いた時に
 「ただ今○○山頂に到着。○時○分。1W送信。ショートホイップ」とか
 「○○の尾根。○○地点。○時○分。0.2W送信中。ロングホイップ」
 という感じで送信をおこなう。


実際は呼び出しチャンネルは設定しない(秘話機能が使えないため)


 いろんな場所からこれを試してみて、帰宅後、ICレコーダーを再生して受信できているかどうかを確認する。録音されていれば、その地点から交信可能かどうかはおおよそ把握できます。通勤の行き帰りに実際にやってみたところでは、なかなかFBで、デジタル音声かつノイズレスのためレコーダーとの相性も悪くありません。途中でチャンネル変更できないのと、帰宅してからでないと結果がわからないのが難点。早く帰って確認したくなりました。


 Xの協力が得られないときは、とりあえず、この方法も活用していろんな山から試してみたい、というのが今の自分的テーマです。万が一の遭難の際にも、なにがしかの役に立つのでは? ということもあって、近くホーム固定の設備を整える予定です。まずはアンテナから・・・。




コメント