JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

飯坂温泉愛宕山にて

2014年01月02日 | 特小・DCR運用


 恒例の飯坂温泉での年越し。毎年お世話になっているいつものお宿は、ほとんど貸切状態。この宿に限らず、震災後年々客足は少なくなっているようです。廃墟となっていたいくつかの旅館では解体工事が始まり、ある旅館はサービス付き高齢者住宅に衣替えしていました。

 数えたわけではありませんが、飯坂というのは旅館で埋め尽くされているような街なのです。巨大ホテルもあれば、家族経営の小さな宿もあり、それぞれに存在価値があるのだろうと思います。いつもお世話になっている宿は、大正3年創業の家族経営の宿です。昭和19年(1944年)7月1日の大火で飯坂の街と共にこの宿も焼失。その後再建し、今に至っているとのことでした。かつて東北最大と言われた歓楽温泉街の賑わいは遠い過去のものとなり、原発事故が追い打ちをかけている現状では、活気を取り戻すにはまだまだ時間がかかるのかもしれません。


摺上川沿いに並んだ旅館群

新十綱橋より下流側(上)、上流側(下)



共同浴場「波来湯」


 さて、無線運用の方は、そこそこ天気にも恵まれ、DCR、特小にて各局と交信。運用場所は、宿から歩いて10分の愛宕山公園。標高50mほど。無線に適した小高い場所があるのも飯坂の良い所です。元日の午前、ふくしまFK123局さんは女神山に移動。DCRでお呼びしたところ、まだ中腹を登山中とのことで、しばらく待機。その間、元日移動と聞いていたミヤギIT03局さんをお呼びしたところ、断続あるもののなんとか交信成立。移動地は石巻市のトヤケ森山とのこと。標高173m。距離102km。その後、ふくしまFK123局さんの山頂到着を待って交信。DCR双方0.2Wでメリット5+アンテナマーク3本。そして特小へ。完全見通し、しかも距離17kmということで、10mWで57、1mWに落としても55でレポート交換。山頂はかなりの強風の様子で、風切音が入って了解度が下がる場面があったものの、本年初の1mW交信を楽しむことができました。


愛宕山からの女神山(中央の小さな三角ピーク)




 続いて霊山東物見山移動のフクシマFC349局さん。女神山同様に完全見通し。DCR0.2Wにてメリット5+アンテナマーク1本。さらに特小10mW。始めふわふわした信号で入感。一瞬、厳しいかなと思いましたが、ポイントを探り、リグを水平にしたところ、信号が上がり51-52でレポート交換。

 午後、フクシマJF700局さん。国見町のあつかし山移動。DCR1Wでメリット5+アンテナマーク1本。特小は、かすかに変調が確認できたものの安定せず、交信には至らずでした。

 各局さま、元日より強風の中、移動お疲れさまでした。この他、福島のDCR固定各局と1stQSOいただきました。交信いただきました各局様、ありがとうございました。本年もDCR、特小共よろしくお付き合いお願いします。

12/31
愛宕山より
・DCR ふくしまFK123局 福島市固定 5+2本 特小10mW51-51 1mW不成立
・DCR フクシマJM700局 福島市移動 5+3本 特小10mWメリット5(52)
宿室内より
・DCR ふくしまFK123局 福島市固定 5+0本

1/1
愛宕山より
・DCR ミヤギIT03局 石巻市トヤケ森山 5+1本1W
・DCR ふくしまFK123局 女神山    5+3本0.2W 特小1mW55-55
・DCR フクシマFK1097局 福島市固定  5+3本0.2W
・DCR フクシマFC349局 霊山東物見山 5+1本0.2W 特小10mW51-52
・DCR フクシマJM700局 国見町あつかし山 5+1本1W 特小不成立
・DCR フクシマJO502局 田村市    5+0本0.5W
・DCR ふくしまFK123局 福島市固定  5+2本1W
・DCR フクシマFC349局 福島市移動  5+1本1W
宿室内より
・DCR ふくしまFK123局 福島市固定 5+0本

1/2
宿室内より
・DCR フクシマFC349局 伊達市移動  5+0本1W

アマチュアVUでも各局に交信いただき、ありがとうございました。



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