JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

大年寺山 DCR5W運用

2014年10月19日 | 特小・DCR運用



 本日は、昼過ぎから近くの大年寺山(仙台市太白区)に散歩を兼ねて無線運用。オカザキKG295局さんが福島県田村市の女神山に登られるということで、DCRと久しぶりに1200MHzで交信実験してみることに。大年寺山と女神山は距離約65km。さほど離れてはいないものの、見通しではありません。以前、ここと福島市郊外の里山(山名は忘れました)とで実験した時は、DCR(1W)でまったく聞こえず、残念な思いをしたことがあります。南方向のロケは良くありません。今回もダメ元。

 いつも運用している大年寺山東端の東屋前にてワッチ。DPR6、5Wでお呼びしたものの応答なし。間を置いて再度お呼びしたところ、今度は応答あり。一安心。ただ、ケロケロ寸前の信号で、10cmも動かすと聞こえなくなります。5Wに上げていただいて、双方メリット5で交信成立。アンテナマーク1本。再度1Wに下げてみたところ、位置決めして何とかメリット5で交信できるものの少し動かすとフワフワして復調ならず。5Wではアンテナマーク1本の信号が、1Wでは位置によって復調すらせず。今回は5Wの実力を再確認することとなりました。高い山なら1Wも5Wもさほどの違いは感じませんが、里山同士、そして見通し外となると、やはり5Wなりのことはあります。


大年寺山ー女神山 見通し外


 続いて、1200MHzの実験。双方G7の1W。こちらは10エレループ使用。女神山から送信いただき、一瞬フワッと聞こえたものの後が続かず、ノイズにかき消されてしまいました。八木の方向を合わせ、「51」のレポートを確認したものの、やはり後が続かず、交信不成立。見通し外とはいえ、10エレ使って交信できないとは・・・。1200は手ごわいです。



 ということで、DCRに戻り、10エレループはポール代わりにして、クリップ基台で350DHを設置。気のせいかもしれませんが、いくらか信号が安定したような・・・。この状態で、しばらくぶりにロングQSO。





 その後、1200はローカルOM局に拾っていただき、ボーズは回避。若林区固定、59/59。

 今日は快晴でしたが、DCR移動局は少なかったようです。自分もこれからの季節は、里山歩き中心になります。ここのところ出番のなかった八木でも取り出して、反射や回折の実験をしてみるのもどうかな?と考えています。

 本日も、交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

<DCR>
おかざきKG295局 福島県田村市 女神山 5/5(5W)
ミヤギOS147局  大崎市古川 宮沢遺跡公園 5/5(5W)
フクシマJM700局 仙台市青葉区   5/5(1W)
ヤマガタAB51局  山形県西川町? 月山? 受信のみ 一瞬入感



コメント (8)
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バスケットコイル その2

2014年10月19日 | コイル作り


 今回は、支柱1本ごと交互に巻いてみました。線材は前回と同じ0.1mm×100本のリッツ線です。前回の支柱2本飛ばしの巻き方に比べると、ずっと楽です。2回目ということもあり、気持ちに余裕ができて、だいぶきれいに巻くことができました。20mの線材を巻くと、約8.5cmの支柱の長さいっぱいになります。





 ホットボンドで要所を接着し、慎重に取り外して完成。直径9cm、長さ7.5cmの交互巻バスケットコイル。






 あらためて観察すると、線材が一本ごと交互に適度な空間を確保し、絶妙なスペース巻きとなっています。インダクタンスは2本飛ばし巻きに比べると大幅に上がり、272μHとなりました。線材間の隙間は、2本飛ばし巻きよりは小さく、接点も多くなるためと思います。



 さっそくゲルマラジオに装着して、聞いてみました。良く聞こえます。2本飛ばし巻きより音量アップ。外部アンテナなしでNHK仙台第一が十分な音量、第二もなんとか聞き取れるレベル。混信なく分離も良好。 



 巻きやすさ、仕上がりの良さ、型崩れのしにくさなど、こちらの交互巻きの方が気に入りました。巻枠を一つ作っておけば、ボビンがなくとも、コイル単体で自立するのも良い所です。形がくずれない限界まで巻枠を大きくしてみる、などもその内、試してみたいと思います。




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