JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

DCR 奥羽山脈越え

2014年10月26日 | 特小・DCR運用


 雲一つない絶好の移動日和。今シーズンも低山歩きの季節到来。ということで約10ヶ月ぶりに萱ヶ崎山に登ってみました。標高379m。この山頂は、2mでは山形各局と交信できるものの、DCRでは何度か挑戦するも交信に至らず、奥羽山脈越えが課題になっています。今回、ヤマガタSA88局が山形県山辺町の白鷹山(標高994m)にて運用されるとの情報を得て、再挑戦。





 <本日の装備>
DPR3+43cmホイップ、DPR6+60cmモービルホイップ(三脚設置)
特小 DJ-P24L、BH47FR

 八木を使うことも考えましたが、白鷹山の標高が高いことなどから、こちらはこれまでと同じ装備としました。DPR3でメインをワッチし、DPR6でQSOというスタイル。

 午前10時50分。ミヤギIT03局(上品山)と白鷹山のヤマガタYN121局との交信をワッチ。IT03局の信号はアンテナマーク3本で入感するも、YN121局は入感せず。上品山にはメリット5で入っているもよう。DPR3を持って少し歩き回ってみると、何とか白鷹山からの信号が入るポイントを見つけることができました。急ぎ、三脚を移動してみると、DPR6にもメリット5で入感。IT03局との交信終了を待ってお呼びしたところ、コールバックいただき双方メリット5で交信成立。アンテナの位置は、わずか1m動かしただけですが、まったく復調しない状態からメリット5へ。この辺りが351MHz、そしてデジタルならではですね。イチかゼロ。





 さらに12時20分。おかざきKG295局(女神山)とヤマガタSA88局(白鷹山)の交信をワッチ。やはりSA88局の信号はまったく復調せず。再びDPR3を持ってポイント探しをしたところ、前回と違う位置で入感。三脚を移動し、交信終了を待ってDPR6(5W)にてメリット5で交信成立。DPR6+三脚固定アンテナだけでは、今回も交信を逃していたと思います。また、デジタルならではの復調の遅延があるため、ポイント探しも慎重を要します。でも意外に入感ポイントはあるものですね。パワーに頼らず、直付けホイップで電波の通り道を探りながら交信を試みる、そんな特小チックな方法も面白いのでは?と再認識。 そんなわけで、当局の方はけっこうスリリングだったのですが、無事、この山頂から初めての奥羽山脈越え実現となりました。


萱ヶ崎山ー白鷹山 距離53kmながら奥羽山脈の険しい壁


 今日は特小で1stQSOもあり、また、DJ-P24LとBH47FRの比較もしてみました。受信ではBH47FRの方が了解しやすい場面もありましたが、総じてバックノイズが高め。送信は、DJ-P24Lからの方が了解しやすいとのレポートを複数いただきました。やはりDJ-P24Lが一枚上手のようです。




 本日は移動局も多く楽しめました。交信いただきました各局様、ありがとうございました。


<DCR、特小>
イバラキAA818局 福島県伊達市モービル DCR 5/5
ミヤギIT03局   石巻市上品山     DCR 5/5 特小5/5
ミヤギCW50局   若林区        DCR 5/5
ヤマガタYN121局 山形県山辺町 白鷹山 DCR 5/5 1stQSO
おかざきKG295局 福島県川俣町 女神山 DCR 5/5 特小5/5
ミヤギOS147局  大崎市古川      DCR 5/5
ミヤギFT161局  大崎市加護坊山    特小5/5  1stQSO
ミヤギSS29局   大崎市加護坊山    特小5/5  1stQSO
ヤマガタSA88局  山形県山辺町 白鷹山 DCR 5/5
ヤマガタAB51局  仙台市青葉区大倉   DCR 5/5
イワテCY169局  岩手県遠野市寺沢高原 DCR 5/5  1stQSO






コメント (6)