元日、二日は穏やかな天気に恵まれたものの、3日は雪と強風。ニューイヤーパーティのこの日、例年なら里山の山頂からオンエアするのが常ですが、今年は自宅からの運用となりました。
常置場所は、昨年、狭いベランダを占有していた2m用の八木を撤去し、代わりにモービルホイップ24KGを設置。VUはこれ一本。他に7MHz用EHアンテナが水平と垂直各一本。合計3本。おかげでベランダ内はケーブルも見た目もすっきりしました。VUは非力になりましたが、めったに固定から出ることはないので、これはこれで良し。
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VUホイップ24KG+ラジアル48cm1本
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そんなわけで、今年のニューイヤーパーティは、ロケーションの良くない自宅から、しかもアンテナはモービルホイップということで、宮城県内ローカル各局との交信がほとんどでした。ただ、せっかくたくさん交信できる機会なので、先日購入したノートPC用リチウムバッテリーとFT-7800の組み合わせで、どの程度使えるものか?実験を兼ねて運用してみることにしました。
設備は下記のとおり。
リグ ヤエスFT-7800(20W機、ファンレスタイプ)
電源 ノートPC用大容量バッテリー LPCNTVBB
アンテナ コメット24KG+ラジアル(ベランダ設置)
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FT7800とリチウムバッテリー
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蓄電状態を示す青いランプ
バッテリーは前日の内に満蓄電しておきました。前回の実験で、16V(4A)に設定することで10W送信できることを確認しているので、この設定でCQを出し始めました。3局目が終わったあたりで4段階の蓄電状態ランプが1つ消えました。4局目で2つ消え、7局目の交信に入ってレポート交換しようというまさにその時、突如、電源が切れてしまいました。蓄電ランプはすべて消え、LEDも点灯しません。空っぽ状態。時間にして40分ほど。いくらなんでも早すぎでは? 急きょIC-910に切り替えて交信に復帰しました。
このバッテリーの仕様は
リチウムポリマー 電池容量 12000mA/h
FT-7800の10W出力時の消費電流は約3A。少な目に考えても数時間は持ってもよいのでは?
気を取り直して、空っぽになったバッテリーをACアダプターで充電。仕様では、充電時間3時間とありますが、実際は2時間弱で満充電となりました。ということは・・・。容量がもともと12000mA/hもないのかもしれません。もしくは、満蓄電のランプが点いていても、実際はそうでもなかったとか。
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充電中
次に満タン?になったバッテリーを12V(3A)に設定、5Wで運用してみたところ、今度は、18局ほぼ連続交信し、それでも蓄電ランプは1~2つ点灯していました。時間にして90分程度。この設定であればそこそこ使えますが、それでも12000mA/hには足りないような。
もしくは12000mA/hあったとしても、もともと1セル3.7Vのリチウムポリマーを5V~19Vに可変し、4Aもの大電流を流す、ということ自体に何か無理があるのでしょうか。
この手のバッテリーは、どれも「大容量」をうたい文句にしているように見受けられますが、鵜呑みにしない方がよさそうですね。しばらく試してみて、気づいたことがあればまたレポートします。
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ソーラーパネルでは遅々として充電せず