JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

QRPホテル運用

2011年12月03日 | ホテル移動運用


 このところ3エリアや1エリアの出張が多く、夜、ホテルに戻ってからの無線運用が唯一の楽しみ、そんな日が続きました。


 ホテルでの無線運用も少しは板について?装備やスタイルも固まってきました。いつもカバンに入れているのは、

 リグDJ-S57
 アンテナRH770
 BNCマグネット基台(ケーブル3m付き)
 リチウムバッテリー2個
 急速充電器(長期出張の場合)

 全部で1kgに満たない重さで、持ち歩きが苦になったことはないです。小型軽量マグネット基台にRH770を取り付け、細いケーブルでハンディ機につないでの運用。このスタイルになってからは、無理な姿勢を強いられることもなくなりました。

 また、なるべく高いフロアかつ低料金という相反する条件をクリアする数少ないホテルを探し当て、そのいくつかを定宿としつつあります。




 先日も1エリア、千代田区麹町という一等地に位置し、しかも21階という高フロアながら、たいへんリーズナブルなホテルにお世話になりました。

 前日は3エリア出張で、この日は早めに東京に着き、明るいうちにホテルにチェックイン。実は21階が禁煙フロアになっていて、「禁煙でお願いします」と話すと、自動的にこのフロアになるのです。この日、案内されたのは北向きの部屋。下にビル群が見えて、遠くは霞んで見えません。


 さっそくセッティングして430MHzをワッチしてみると、土曜日でもあり、けっこう賑わっていました。しばらくバンド内をぐるぐる聞いていると、/7の記念局のCQが強力な信号で聞こえてきました。なんと福島県喜多方市。これだけ強く入感しているのだから、1エリア各局から応答があるのかと思ったら、そうでもなく、水戸市の局が応答したのみで、後が続きません。こちらはハンディ機5Wにロッドアンテナ、しかも21階とはいえ、たかだか地上高は60m程。ダメもとで呼んでみたところ、なんと、あっさり交信成立してしまいました。59-59。.距離約220km。相手局は20エレスタックとのこと。FBなロケーションからの運用のようでした。


 それから数時間後、運用を終えて、就寝前に再度バンド内をワッチしたところ、また喜多方市の記念局が聞こえてきました。相変わらず強力な信号ながら、各局からの応答がないのです。オペレーターは替ったようなので、今度は、こちらのパワーを0.5Wに下げて呼んでみました。すぐにコールバックあり、59のレポート。こちらからも59。相手局の詳しい運用地点はわかりませんが、そんなに高い標高ではないと思います。このホテルの位置と特異的に相性が良いのか? こちらが0.5Wと告げると驚かれてしまいました。


 何度かの特小実験でも実感していますが、この周波数帯は小さいパワーでも思いのほか、遠くに飛んでいきますね。特にホテル運用のような室内では、430の信号の方が145よりも安定かつ強力のような印象があります。430 QRP侮りがたし。




コメント
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