2月末に RHM12 の 10MHz ~ 21MHz のSWR を測定 しましたが、5m×5本 のラジアルでは、21MHz 帯で良い結果が出てなかったので、天候も回復したことから、21MHz帯において、ラジアルの本数、および、ラジアルの長さを変えて再測定してみました。
ラジアルの長さ・本数変更に伴う SWR値は以下の通り
ラジアル長 5m×5本は既存のラジアルで、7MHz・10MHz・18MHz帯で良好な値を示しているもので、新たに ② 2.4m×3本を作り、その後、③ ラジアル長を長くして 4.3m×3本、④ ラジアルの本数を5本に増やして 4.3m×5本、⑤ ラジアルの長さを短くして 2.4m×5本の各 SWR 値を測定して行った。
ラジアル長 4.3m の根拠は、5mのラジアル長が18MHzの λ/4 に対する比率が 120.7% に当たるため、21MHz の λ/4 の 120.7% に当たる寸法として算出したが、結果は芳しくなかった。
なお、ラジアル長 2.4m×5本 以外は、ラジアルを3本、又は 5本を均等に振り分けて引いた場合も、一方向へまとめて引いた場合何れも似た有ような値で、良い値は出なかった。
結果的にまあまあの SWR 値 となった、ラジアル長 2.4m は特に根拠が無く、先ず、手持ちの電線 ( 7.2m ) を 1/3 に切断し、ラジアル用として 3本作っただけで、このラジアル ( 2.4m ) に 1.9m長の電線を加えて③ 4.3mのラジアルを作り、その後、ラジアル 3本 では良い結果が出なかったので、④ 2本追加し、ラジアルを 5本にして測定した次第です。
最終的には、ラジアルを 4.3m ⇒ 2.4m に切断し、⑤ 2.4m×5本にした際、SWR値 1.5 弱になったもので、まだ十分に下がり切ってなく、ラジアルを更に短くした方が良いのか、他に SWR が下がらない理由があるのか原因をつかみ切れていません。
SWR計 (AA-30) で測定した SWR 値。最良点は 21.08MHz 付近で、およそ SWR 1.4 です。
21.075MHzおける SWR 値は、1.46 とまだ低いとは言えませんが、許容範囲になっています。
nanoVNA にて20MHz ~ 22MHz の範囲で特性を測定した値が下図のとおりで、21.08MHz で SWR 1.3 になっています。
次回測定の参考のため、ラジアルに流れる RF 電流を併せて測定しておきました。
上写真のように RF電流計のクランプをラジアルの元に入れ、ディジタル電圧計で電圧を夜も取っています。
数値部分を拡大したのが、下写真です。
ラジアルを動かすと数値が変動するので、地面の状態やラジアルの張り方で RF 電流値が結構変動するようです。