JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

切れた麦球ランプの LED 化

2016年10月08日 | 実験と製作

 真空管を使用した無線機は、パイロットランプに「麦球 ( フィラメントによる点灯 ) 」を使用していますが、ランプが切れてしまった場合麦球の代わりに LED ランプ化するとの話をよく聞きます。

 たまたま、ローカル局からランプの交換を頼まれて、その時の記録です。

 LED は白色のものを使い、光を拡散させるため、キャップを被せます。( LED 独特の眩しさがなくなり、麦球のような自然な感じになります。)
 麦球は真空管のヒーター電源からへつないであるので、交流の 6V あるいは 12V ですが、一般的に LED の電源は直流で使用するケースしか普段見かけません。

 しかしながら、LED もダイオードの一種で整流作用があるので、半波整流になりますが、交流電圧を直接 LED に加えても何ら問題ありません。
加える電源電圧に合せて、アノード電流が 5 ~ 8mA になるよう電流制限抵抗を入れてやれば OK です。

 麦球が付いている場所によってはを麦球を取り出す作業が大変ですが、はんだ付けを行い、絶縁チューブを被せれば 1 件落着となります。Hi.

 

 

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LANケーブルをマイクケーブルに活用

2014年01月10日 | 実験と製作

 最近の U / V 車載用トランシーバーはマイクコネクタに RJ45 モジュラーコネクタを良く使ってあり、このコネクタはイーサネット用 LAN ケーブルのコネクタと同一のものです。

 一般用のマイクをこの手のトランシーバーに利用する場合は、このコネクタに変更して接続するか、コネクタの変換ユニットを利用しなければなりません。
 このコネクタでマイクケーブル等に接続する場合は専用の圧着工具が必要となりますが、専用工具を準備するのはもったいないので、てっとり早く古い LAN ケーブルを切断し、片端を半田付けしてマイクケーブルに利用しました。

Fm マイクアンプ(写真下)の出力が LAN ケーブルで FM トランシーバーのマイク端子へ接続してあり(写真上)、マイクはこのマイクアンプの裏面のコネクタに接続しています。
 正面の金属コネクタは YAESU 系のマイクが接続でき、外部スタンバイスイッチとの接続も兼ねています。

 ちなみに車載機をホームのシャックで利用してローカルラグチューをする場合、トークスイッチを長時間押し続けることが嫌になり、スタンバイスイッチを接続したい、ついでにマイクも取り換えたいとの思いから、このような発想になったものであります。Hi.

 LAN ケーブルは平衡を保つため、芯線がそれぞれ撚ってあり、マイクケーブルとして活用してもハム音等雑音の混入もなく VY FB です。

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タイマー IC NE555 (2)

2010年10月16日 | 実験と製作

 SN7490 を手に入れたので、前回の 回路 に「カウント回路」および「カウントリセット回路」を追加しました。

20101014 左下の2 個の LED はカウント動作確認用のもので、出力 Qb、Qc のモニタを行うため取り付けています。

 リセットはパルス 8 個カウント時に Qd が H になるので、これを使えば簡単にリセットできると考えていました。しかし、Hレベルの信号ではリセットにならず、H レベルのパルスでないとリセットがかかりません。

 そこで、1Hz の信号と Qd との論理和で出力を取り出し、1Hz の H パルスを作りました。これで、リセットが機能するはずでしたが、またしても SN7490 にリセットがかかりません。そのためにネットでリセット回路を探し、結果、2SC1815 を 1 段加えてリセットがかかるようになりました。

 動作シーケンスは、SW 操作でスタートし、パルス 8 個目で全体にリセットがかかり停止します。そこで、1 秒から 7 秒の間の任意の位置で出力の ON / Off 制御ができ、8 秒後に自動停止することになります。

 TIMER は、オーバーオールタイミング用として SW ON 規定時間の動作保証用で、OSC とこの TIMER に NE555 を使用しています。

 この程度のものは PIC を使用すれば簡単に実現できるはずですが、あえて昔のロジック回路で実現してみました。Hi.

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タイマー IC NE555

2010年10月05日 | 実験と製作

 ブレッドボード上に NE555 を使用して組んでいるのは、およそ 1Hz のオシレータとワンショットマルチバイブレータです。

201010 いまさらディジタル回路の勉強ではありませんが、とあるセットを作るための基礎実験です。次に SN7490 を仕入れてこのクロックを、カウントさせて、必要なタイミングでリレーを動作させます。

 ワンショットマルチバイブレータは、スタート信号を一定時間 ON のまま保持させるとともに SW のチャタリングを吸収させるため組み込みます。

 オシロが壊れてしまって不自由していますが、秒単位の信号を扱うので、LED と 2SC1815 でモニタランプを組み込んで点滅具合で動作を確認しています。Hi.

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ラダー型クリスタルフィルター (5)

2009年05月20日 | 実験と製作

 周波数特性の揃った水晶発振子を 5 個選び出し、ラダー型クリスタルフィルターとしての特性を見てみるため、中心周波数のバラツキを ±10 Hz クラスに抑えた「試作 第 1 号」を作ってみました。 (回路図はこちら)

1_3  最初は写真 (下) のブレッドボード版 で作ったものです。特性を確認しようとしたのですが、高周波の 10MHz の信号ですから、短くしていない部品のリード線の浮遊容量で変な結合があって、出力がでたらめで、特性曲線になりません。高周波回路を甘く見すぎていたようです。Hi.

 

 そこで、改めてユニバーサル基板で作りなおしたものが、写真 (上)です。

 グラフ上ではピークが 2 つあり、波を打っているので、この中央を中心周波数とすると 9,9996.6kHz あたりになりますが、変動値は 2.5dB ほどありそうです。

 中心周波数が低い方へずれているのは、C3 ~ C6 =100pF としており、少し大きいのかもしれません。容量を小さくすれば、 10MHz 近くにできるかもしれません。次の段階で試してみます。

 

 中心周波数から 6dB ダウンの帯域幅は、およそ 1.25kHz 、50dBダウンの帯域幅は 5.2kHz となっていす。

 実測値は実線のとおりで、特性が揃っていれば、点線のようになるはずなのですが、迷結合、水晶発振子の特性の不ぞろい?等不具合があるのでしょう。周波数の高い側で乱れが生じています。

 

 中心周波数から離れれば、レベルが下がりますが、低い方の周波数は -60dBm あたりからレベルが下がりません。高い方の側は、 -70dBm を超えても下がっていきます。高・低それぞれの側でアンバランスがあります。

 

 今回の測定は、フィルターの入力号に SG 出力 (-10dBm) を使い、フィルターの出力レベル測定に スペクトラム・アナライザ を使用しています。

 特性の測定に際しては、SG の出力周波数を 200Hz ステップで変化させ、200Hz ステップ毎にフィルターの出力レベルをスペ・アナで読み取り、最終的にその値をグラフ上にプロットして求めています。

 

 

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