天気も回復し、2日ほど好天が見込まれるため、アンテナ建設作業に着手しました。
今日は、第1段階の50MHz5eleアンテナの撤去と、同軸ケーブルの撤去作業です。
午前中の内に道具類を揃えたり、アンテナエレベータをダウンさせ、ロープで養生を行い、午後から、8D-2V(トライバンダー・50MHz5ele)35m×2本の撤去と5eleの撤去を行いました。
左の写真がトライバンダーの給電点にコモンモード対策として入れていたトロイダル・コア(8D-2V用×20個)です。自己融着テープで保護していたため、プラスチック筐体の劣化も全く無く、再使用しても問題なさそうです。平成15年(2003)4月から丸々5年経過しているため、一番外側のビニールテープ(灰色)はボロボロになっていましたが、自己融着テープは、まだまだしっかりしていました。
この写真は50MHz5eleアンテナのエレメントです。左側が雨ざらし部分。酸化して白っぽくなってザラザラしています。写真では違いがはっきりとは判りにくいですが、右側のジョイント部分を自己融着テープで保護していたため、全く酸化せずアルミの金属光沢を保持しています。ネジにも全く錆びはありません。ジョイント部分のパイプには、導電性コンパウンド(PENETROX:販売元ナガラ電子工業)を塗っていたので、こちらも酸化は全くなく、丸5年経過した現在でも、2つのパイプ間の導通に問題は無い状態でした。
なお、アンテナ建設場所が海から遠く離れていて、塩害の心配が全く無いことから、アンテナエレメント全体のアルミ酸化対策(ニス類の塗布)は行ってませんから、酸性雨のせいでしょうか、表面に若干酸化に伴うザラツキが発生しています。しかしながら、問題になるほどの酸化ではありません。
結論として、同軸コネクタ類の接続点や、パイプ類のジョイント箇所等は、自己融着テープ等で、確実に保護しておけば、5年くらいでは、全く問題が発生しないようです。