JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

TTKY-01 ディスプレイ付きエレキーの製作 (3)

2022年07月14日 | キット製作

 メイン基板へのディスクリート部品取り付け、および、最終組み立てまで全ての作業を終えて完成です。

 

 メモリー Ch ( 4ch ) への書き込み & 読み出し、短・長点符号長の調整等、全ての機能を確認し、異常の無いことを確認しました。

 

 ただ、組立途中には ”勘違い" による誤り等、いろいろなトラブルが有りました。

 

 

 上の写真はメイン基板です。送信機への キーイング ( No.1 ~ 4 )、スタンバイ制御にフォトカプラを使用しています。
 写真では、綺麗に並んでいますが、本来、IC ソケットを基板に取り付け、そのソケットにフォトカプラを差し込むよう設計されています。
 フォトカプラは、直接、無線機のキーイング回路、スタンバイ制御回路に繋がるので、何らかの過電圧・過電流で損傷する恐れがあり、その時には壊れたフォトカプラのみ差し替えれば済む設計になっていたのです。

 調子に乗って部品をハンダ付けしていて、つい、うっかりして "フォトカプラ" を直接基板にハンダ付けしてしまいました。最後に完成近くになって IC ソケットが 1個余っていたので、初めて気が付いたしだいです。Hi.

 本器は、きれいなトーン信号がスピーカーから出力されるので、キーイングの練習用と考えて作りました。送信機に接続する考えは無いので、ソケット未使用による心配はありませんが、しっかりと説明資料を読んでない証拠ですね。

 基板上には、チップ部品が沢山取り付けてありますが、低周波アンプ IC ✕ 1個を除き、全て工場で配線済みになっています。当該 IC 1個を拡大鏡を使ってハンダ付けした以外は全てですクリート部品のハンダ付けで完成します。

 

 

 上の写真は、メイン基板に、コントロール基板 ( コマンド投入、メモリー ch選択等を行う タクト SW を取り付けた基板 ) を取り付けたものです。
液晶パネルの取り付けは、写真上の ”液晶パネルコネクタ" に差し込みます。

 TTKY-01 本体の電源には、直流電圧 5V ~ 13.8V 出力の電源が使用可能で、無線機用の安定化電源、直流 5V 電源アダプタ ( USB-A タイプ ) 等を使用することができます。

 

 < おまけ >

 本機には、CW 符号の "暗記受信 練習機能" 的な面白い機能があり、スピーカーからモールス符号が 1 ~ 5文字まで順次流れ、聞こえたた文字をキーイングすると、液晶パネルに表示されるとともに、正解する毎に1個づつ出題文字が増え、5文字正解すれば、新たな5文字の組み合わせに変わって次の 5文字が順次される出題される練習モードがあります。

 普段 FT8 ばかり運用しているので、キーイング力&受信能力がかなり落ちており、CW 能力維持 ( ボケ防止? ) にも役立ちそうです。Hi.Hi.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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TTKY-01 ディスプレイ付きエレキーの製作 (2)

2022年07月11日 | キット製作

 (新型)コロナワクチン接種後副作用の発熱&頭痛が治まったので、今朝から基板への部品取り付けを開始しましt。

 

 先ず電源系統から開始するよう説明資料に記載があったので、説明に従って3端子レギュレータ IC・直流電源端子・ポリヒューズを取り付け、確認のため、電源を接続。

 まず、ハンダ付けのブリッジ・漏れが無いか一通り確認。電源系の確認のため、直流電源を接続しても、直流電圧出力確認用端子が 0Vで 3端子レギュレータの出力が有りません。

 調べてみると、入力端子・ヒューズ回りには入力電圧 5Vがありますが、3端子レギュレータ ICの電源入力ピン( #1,#2 )に入力電圧が加わっていません。

 ハンダブリッジによるショートやハンダ付け不良よる接触不良もありません。説明書を再度読んでみると、部品の取り付け等が正常であれば、電源確認用の LED が点灯するとの記載がありました。当然、点灯していません。????。

 そこで配線図を見てみると、電源SW が記載されています。このキットには音量調整用 VR に SW付きVR を使用しており、この SW付き VR を取り付けてないので入力電流が 3端子に加わる訳はありません !! 。原因は、単純な、部品 ( SW付き VR ) の取り付け忘れでした。

 電源部は、簡単な回路で、部品点数も少ないので、部品取り付け説明写真をサッと見ただけで、全く回路図を見ず、組立作業を開始したことによる凡ミスでした。

 「SW付き VR」をハンダ付けし、再度、電源コードを接続、音量調整 VR を回し、電源 SW を ON にすると、 電源確認用の LED が点灯 (写真では点灯していますが、ブルーの目立たない明かりのため、光っているように見えません。) するとともに直流電圧出力確認用端子にも既定の電圧が出力しました。

以上のような作業だけですが、ミスの確認作業に時間を要して午前中の組み立て作業はここまでで終了です。

 

 

 

 

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TTKY-01 ディスプレイ付きエレキーの製作開始

2022年07月09日 | キット製作

 タイトルの「TTKY-01 ディスプレイ付きエレキー」は JH4VAJ さんが頒布しているエレキーのキットです。

 元は JH4VAJ OM が設計した K3NG CW Keyer をベースに今回新たに設計頒布されているもので、①トーン音源が正弦波に近く良い音、② アイアンビックキーヤー、シングルパドル、バグキーとして使用可能、③メーッセージキーヤー機能、④電源に直流 5V ~ 13.8V まで使用可能 などの特徴があります。

 また、頒布キットの作製に際しては、チップ部品が予め取付済みであることから、老眼が進んでいる小生には従来のディスクリート部品のハンダ付けのみで仕上がるので、作製し易いところもあります。

 

 以上のような特徴を持つ " TTKY-01 ディスプレイ付きエレキー " ですが、届いて来て早速製作にかかり、第一日目に収納ケースの仮組まで進めました。

 

 

 収納ケースは、JH4VAJさん頒布キットの特徴で、配線基板と同一材料で収納ケースも作られています。そのため、各面のパーツ切り離し、および、切断カ所のバリ取りが必要です。

 バリ取りには、プラモデル等を作製する際に使用するような小型のヤスリを使いバリ取りを行いました。
このヤスリは、ヤスリ面表面に工業用ダイヤモンドを使用してあり、ガラスエポキシ基板でも短時間で綺麗にバリ取りが可能で、以前から愛用しているものです。

 

 前置きが長くなりましたが、パーツ切断・バリ取り・収納ケース仮組立てまでに要した時間はおよそ2時間程。
一気に部品取り付け・配線まで進めると疲れるので、日に2時間程度作業を行い、楽しみながら製作作業を進めます。Hi.

 

 

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OIKey-F88 11年ぶりに復活

2019年06月04日 | キット製作

 OIKey - F88 は CQ誌 2008 年 6月号 にプリント基板が付録として付いていたもので、当時パーツ類は秋月電子が販売しており、付録のプリント基板と秋月電子で購入したパーツセットで作り上げた 4Ch メモリーキーヤー です。当時は FT-1000MP Mark5 に接続して実用にしていましたが、IC-7700 に更改してからはトランシーバー本体にエレキー機能も内蔵しており、メッセージの登録もできることから押入れの奥に眠っていました。

 最近、CW インベーダー を作って和文で遊んでいましたが、縦振電鍵では使い勝手が悪く、11年前に作った OIKey - F88 の復活となった次第です。( こちらは 完成版

 ところが、引っ張り出して電源を投入しても立上時のイニシャライズによる電信符号は聞こえても、パドル操作による符号が全く出ず、使い物になりません。原因をアレコレ考えてみたり、SW やコネクタ類を交換したりしたものの、全くダメで、復活をあきらめかけていましたが、当時の CQ 誌をよく読んでみるとOIKey-F88 には「リセット機能」があり、ダメ元でリセット操作を行ったら、見事復活しました。

 10年近く放り投げていたので、PIC 内 メモリーの保持データがデタラメになっていたのでしょう。

 CWインベーダーに接続して動作させているのがこちらで、LED (赤) の点灯しているものが OIKey-F88 を組み込んだセットです。

 

 

 TCW02CW 練習機に接続して動作させているのがこちらの画像です。

 

 

 

 

 

 

 

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TTCW02 ( CW 練習用低周波オシレータ ) 完成

2019年05月31日 | キット製作

 先日 チップ部品を使って組み立てる 旨の記事を掲載していましたが、JH4VAJ さんから頒布していただいたモールス練習機 TTCW02 がやっと完成しました。

 上の写真が完成品です。ただ、Key入力のコネクタを基板に差し込む際、きつかったものを無理して押し込んだため、ピンが折れてしまいました。従ってコネクタを外し、電鍵又はエレキーに接続するコードを「Key」表示の位置から直接取り出すよう改造する予定です。

 

 こちらが完成した基板で、 で囲っているところがチップ部品です。ICのピンのピッチが 2.4㎜ ですから、チップ部品の大きさが判ると思います。特に L1 (右上)は小さく老眼鏡の上に拡大鏡を掛け悪戦苦闘の末、チップ部品の無事ハンダ付けを終えました。

 コンデンサー類は全て乗数表記ですが、この文字が小さく且つ薄く読みにくく、手持ちの LC メータを引っ張り出して容量の確認を行いました。Hi.また抵抗のカラーコードも同様で抵抗を1本、1本測っては所定の位置へ差し込んでハンダ付けを行いました。発振回路が Twin-T 型発振回路を使ってあって正弦波を発振しているので音質は予想通りFBです。

 ただ、このキットを作ってみて感じたことは老眼である私にとってはとても大変で、部品点数の多いキットの組み立てはもう卒業しなくてはと思いいたったしだいであります。Hi.
一般的なディスクリート部品を使った キット類 であれば大きいので、まだ何とかなりそうですが、はんだごてを握る機会は少なくなっていきそうであります。


 こちらはケース部分を仮組みしたときの写真です。

 

 

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