2週間ほど前に BANGGOOD へ発注したファンクションジェネレータ ( UTG-932E ) が届いてきました。
基本的な操作とどの程度の精度なのか、手持ちの測定器類で検証してみました。
一番基本の正弦波の出力です。~60MHz 版もありましたが、安価な方の UTG-932E なので、30MHz まで出力可能です。最小出力電圧は 1mVまで絞れますが、それ以下のレベルにするには外付けの ATT で落としてやる必要があります。
出力レベルの単位は、「mV」と「dBm」が選択できますが、「dBm」単位で出力設定する場合は、出力インピーダンスは 50Ω となります。
まず、ファンクションジェネレータから 1MHz 100mV p-p を出力させ、オシロで電圧をみてみました。
オシロの電圧軸は、5mV/DIV に設定しているので、± 2DIV の振れ幅になっているので、ほぼ一致しています。
次に 10MHzを出力させて周波数カウンタで周波数を測定してみました。ただし、自作の周波数カウンタなので、100Hzの単位程度の精度しかありません。
見かけ上の周波数のズレは +2Hz と満足できる値を指示しています。周波数の精度には若干問題が有りますが、まずまずの値です。
次に 1kHz の低周波信号で、10MHzの信号を振幅変調 (100%) して出力させてみました。
きれいな振幅変調の波形が表示され、受信機 (AMモード) でモニターしてみると澄んだ 1kHzの音が聞こえます。
このAM出力信号を 1mV まで絞り、外付け ATT で信号レベルを絞ってやれば、このファンクションジェネレータを使用する最終目的の RF SG 代わりに使用できます。
SG代わりの使い勝手の詳細は、次回分で紹介いたします。