譲っていただいたヘリカルホイップアンテナは全長 2.5m で、M 型 (P) コネクタ で終端させてあります。元々 HF モービル ( 7MHz 帯 ) 用として作製されたそうで、車載時の Phone Band で エレメント長を調整しているとのことでした。
このアンテナを何時も使用している基台と 6m×5本のラジアルへ接続し、庭先に設営してみました。
ラジアルは、最初直線で5方向に張ってみましたが、同調点が 7MHz の Band 外に出てしまうので、RHM12 短縮ホイップアンテナ設営の際と同じようにアンテナの給電点近くでクシャクシャにまとめた状態にするとともに、当初使用していた 30cm 長の同軸ケーブルから何時も使用する 6m長の 5D-2V ケーブルに交換して、本来の SWR 最良点に追い込むことが出来ました。
最良点は,7,060kHz辺りですが、7,041kHz でも SWR:1.2 程度なのでまずまずの値です。
ちなみにラジアルの敷設状態はこのようになっています。
ただ、同軸ケーブルの引き回し具合、ラジアルのクシャクシャ加減で SWR 値の最良点の周波数、および、 SWR 値が変化しますので同軸ケーブルにも電波が乗ってしまっているようです。
本来の給電とするためには、インダクタンスとキャパシタンス成分のバランスを取るためアンテナチューナー AH-705 を経由してヘリカルホイップのエレメントに接続を行い、ラジアルは AH-705 のアース端子から引くのが良さそうです。そうすれば、本来の形でラジアルも張れるでしょうし、同軸ケーブルへの影響も無くすことができるかと思います。
RHM12 も同様な事象になっているので、芯線のみを引き出し AH-705 へ接続できるよう、基台の給電部分を改造し、再度測定を行ってみます。